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LCCには気をつけて【タイ旅行 番外編】

さて。
どうして前回の日記で終わらなかったのかについて説明しようと思う。結論から言うと、帰れなかったのだ。全然〜完〜とかで終われるような旅行じゃあなかったのである。

最初からこんな事もあると思ってたし、LCCだから緊急時の対応が悪いだろうとも思っていた。けれど、24時間以上も空港に足止めされるとは…。

ここにドムアンエアポート24時の奮闘を記す。


事件発生

事件は0:30のフライトがキャンセルになったところから。タイヤかなんかが不良になってしまったらしい。窓口にいるスクートのグラウンドスタッフはそれを延々とアナウンスしている。ちなみにam2。

最初のうちこそアナウンスを聞いていた乗客も、次第にイライラしてきて各々スタッフに質問し始めた。スタッフの人が前の中国人かタイ人ぽい人とばかりやり取りするから、黒人の男性が後ろの方からアナウンスを求めてくれた。

日本人があんまりできないやつで、やると嫌なヤツに見えてしまうけど、外国人のそれは不思議と不快感がないのはなぜなんだろう。よくわからん。

1番知りたいのはこの後どうすれば良いのかという情報で、キャンセルの理由じゃない。振替え便が出るのかどうかもよくわからない状況だった。こっちは早々にキャンセルを決めてエアアジアの飛行機をとることにした。

その事をスタッフに伝えてパスポートを渡し、どこで荷物を受け取れるか聞くと、「ピックミーアップ」と言われた。お姉さんについていけば大丈夫らしい。

すると隣にいた女性の乗客が同じような事を流暢な英語で質問していた。彼女も手荷物を受け取れる場所を聞きたいらしかった。けれどスタッフの人は、キャンセルしないと返せないとしか答えず、会話が全然噛み合わないままお互いイライラしていた。それでも女性は冷静に噛み合わない返答に対して何度も聞き返していた。


事件② 飛行機が予約できない&手荷物が帰ってこない

キャンセルのやり取りをしながらエアアジアのチケットを取ろうとしてみたけど、カードが承認されなかったり電波が途切れたりしてうまく買えない事にイライラしてきた。キャンセルになったことは割とすぐどーでもよくなっていた。後で払い戻しのやり取りをしないといけないことぐらいが厄介だなと思うけど。


それから手荷物を取りに行くのだけですごい手間がかかった。一度入った出国ゲートをまた戻り、手荷物検査もやって、審査ゲート逆戻りさせられたらピックミーアップのお姉さん消えてどーしようもなくなった。

近くのスタッフに場所聞くとなぜかエアアジアのチェックインカウンターを案内してきた。意味わかんない。スクートだと伝えると逆方向のカウンターを示してくれた。同じ乗客もそこにいたけど、相変わらずスクートのピックミーアップ姉さんはいない。

しばらくしてからようやく姉さんが来たけどさっきまでと違う人だった。ついてきて!というなりすごい速さで歩いていく。それはちょっと速いかなー、ピックミーアップする速さにしては。後ろの人が全くついてこれていなかった。近くの日本人がブチギレてた。そんな日本語で怒っても伝わらないのに。やっぱり僕は怒るのができない人間だと再認識した。


カフェに避難、もはや難民。

なんとかキャリーバックを手に入れた。ひとまず近くのカフェで休憩。朝の5時くらい。もうモーニングの時間だった。けれど疲労で全く食べれない。手すりに顔乗っけてしばらく寝てしまった。目を閉じたらすぐ寝れる、極限状態。

とりあえずday useでホテルに入ることにした。行き方がわからず空港内をグルグルした。なんとかロビーに着いてチェックインできるか聞くと、6時間1200バーツだと言われた。とにかく寝たかったから即決。

部屋についてから、1泊分でもよかったかもねと話したがまぁ入れただけで一安心だった。バスローブに着替えてベットに飛び込む。この時点でまだ7時にもなっていない。

12時にホテルを出て荷物預けセンターを探す。空港内を3周した後、マッサージ店の横にあるのを見つけた。

フライトの予約で姓名逆にして登録してしまっていたのでエアアジアのカウンターに行った。拙い英語でなんとか伝えると、問題ないと言われたのでやっと安心。これで帰国出来なかったら泣いてた。

マックで昼飯に。しかしオーダーを忘れられる。この期に及んで「今日ついてない」なんて言う気にもられない。

しばらくウロウロ。荷物預けセンターの前のベンチで時間潰す。友人Aが寝てしまったのでら本当にすることがない。せっかくだからマッサージ店でフットマッサージを受けた。1時間。

それからスリーピングルームに向かう事にした。1時間500バーツほど。カウンターの女性の英語が全然聞き取れなくて泣きたかった。


日本で外国人が困っていたら、助けてあげようと心に決めた。

やっと時間になったので搭乗手続きに向かう。手続きが始まったと思ったら、中国語っぽい言葉で並んでいる人に何かをアナウンスし始めた。周りの人が手を挙げて列を離れていった。

なんのことかわからず戸惑っていたら、前にいたもんの凄い美人さんが、「もうチェックインお済みですか?」と日本語で尋ねてきた。日本人ではなかった。まだですというと、「じゃあ私たちとあっちに並びなおしましょう」と前方の方を示してくれた。

ただでさえ疲れていた中で優しく教えてくれたことにただただ感動して泣きそうになった。後でありがとうございますと伝えておいた。それにしてもすごい綺麗な人だった。事務所とかに所属してる人なんだろうか?わからないけどすごい嬉しかった。


日本てどこにあるの…

手荷物を預けたあと、夕食を食べて2度目の出国手続きをした。もう感情はない。早く帰りたい。それだけ。

ゲート14は少し古びたところでしんみりとしていた。時間も遅かったからだと思う。スクート のゲート26の方が綺麗だった。


ここにあった

機内で爆睡していたら、日本についていた。最後はとても呆気ない。朝の8時。寿司屋に直行して海鮮丼を食べた。日本最高です。

やっと終わり。

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