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一度身につけた英語は話さなくなるとどうなる?

これは私が純粋に疑問に思っていること。

一度身につけた英語は、話さなくなると忘れちゃう?

このように思われているので、最近では帰国子女は日本に帰国してから英語保持のための塾に通っているのが当たり前なようだ。

日本に帰っても英語環境の教室はきっと楽しいだろうし、英語力もさらに磨かれてすごく良いとは思う。

でも、本当に忘れてしまうものなのか?

これは私自身の話。

私は0歳からアメリカで暮らしていて、小学校6年生になる頃に初めて日本に帰国した。

初めての日本の小学校は超カルチャーショックだった。給食はあるし、掃除はするし、机も、服装も、髪型も、全てがアメリカと全然違う!全てが新鮮で興味深くて、日本の文化に慣れて馴染むのに必死だった。

「英語で話して!」とかよく言われたが、言ったところで大した反応もないし、人によっては自慢してると思われたりするので、自分から英語を話すのをやめた。

中学にあがったら英語の授業があった。すごく簡単だし、英語を話せるのが嬉しくて当てられるのを楽しみにしていたが、英語の発音が良くなかった先生は、決して私を指してはくれなかった。順番に発表する時も、わざと私を飛ばしたりもした。英語のスピーチコンテストも、当時から帰国子女だからという理由でエントリーできなかった。

なので、中学時代に英語を口にしたことはほとんどなかった。英語の偏差値は74だったが、それは読解力のみの偏差値だった。

高校にめでたく入学したが、その後すぐに父の仕事で再びアメリカ行きが決まった。どうせ引っ越すのだからと、全く勉強せずに遊び呆けていた。

そんな日本語にどっぷりと浸かった、楽しい日本での生活だった。5年間、ほとんど英語を話していなかったのだ。

そして、5年ぶりのアメリカ。
英語の事前準備もなく、いきなりの現地校。
よくよく考えてみると、なんて無謀な親に育てられたのだろう…

英語は全く出てこなかった…。

相手の言っていることは理解できるけど、言葉が出てこない。そんな日本人あるあるを体感していた。

でも、学校に通い始めて2週間くらい経った頃から、急に英語が溢れ出てきたのだ。長い間自転車に乗らなかった後に乗れるようになった時の感覚と似ていた。

私の経験から、私が感じることは…

英語を長い間話さないと、英語が脳の奥の方に埋まってしまうだけで、決して忘れるわけではない。

そして、また英語を話す環境に戻れば必ず浮き上がってくる。埋まらないように刺激し続けるのもいいが、いっそのこと埋めてしまっても大丈夫かもしれない?と思っています。笑

私と同じように埋まっていた言葉が溢れ出た経験をした方がいれば、是非コメントください♪

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