#私のコーヒー時間
ユーザー佐藤の暴露 前編 「メンエスデビュー」
佐藤の財布には二万円しか入っていなかった。
この二万円を見つめながら、メンズエステに行ってみようかどうか悩んでいる。
きっかけは上司が飲み会の時に、メンズエステにハマっているということを話していたのを聞いたからだった。
その上司曰く、風俗ではないが、良い思いが出来ることもあるという。
さらに、風俗よりも可愛い子が多く、性格的にも危なくない子が多いと言っていた。
メンズエステと
明里の暴露 後編 「VS 有名ブロガー」
明里は出勤した事をツイートする為にTwitterを開いた。
すると、AV女優のアカウントの方にダイレクトメッセージが来ているのに気付いた。
「突然すみません、これって明里さんですよね?」
メッセージと共に、Twitterのリンクが貼られていた。
恐る恐るリンク先に飛んでみると、そこには明里の顔が良くわかる画角のハメ撮り動画がアップされていた。
はじめは昔のAVを誰かが流している
明里の暴露 前編 「AV女優の内緒の副業」
明里は金欠で悩んでいた。
AV女優歴はもう15年になるが、熟女と言われる年齢になってからは単価も下がり、高級コールガールとしての仕事もほとんどなかった。
そこで明里は以前出演した、客にエステをしていたら発情してしまったマッサージ嬢というシチュエーションのAVを思い出した。
実際にそんな仕事があるとスタッフが言っていたので、調べてみると、給料が高く、なにより現金日払いが魅力的だった。
オーナー今井の暴露 後編 「地雷客」
セラピストのココが、掲示板の爆サイに悪口を書き込みされていると、最近今井に相談してきた。
『ココは地雷。入ったら後悔する』
という旨の内容が、日に何度も何度も書き込みされているというのだ。
ありふれた内容だが、彼女を傷つけるには十分だった。
書き込みをしたのはおそらくひとりだけ。
「匿名で書き込みできるのをいいことに、複数人に成りすましてるに違いありません」
と、ココは言う。
オーナー今井の暴露 中編 「夫公認セラピスト」
「ここで働くことはご主人には内緒で?」
今井は沙紀に興味本位で聞いてみた。
「いえ、知っています」
彼女はそう言うと、詳しいことを話し始めた。
結婚七年目だが、もうとっくに夫婦関係は破綻している。
夫は沙紀のことを女としてではなく、家政婦としか見ていない。
家事は何一つやらないどころか、服や食べたの物をその辺にほっぽらかしていて、片付けをすることなど全くなかった。
いくら
オーナー今井の暴露 前編 「身内が次々と死んでいくセラピスト」
午前8時の中目黒の一角、オーナー兼店長の今井はメンズエステの施術ルームとして使用しているマンションの一室に入った。
彼は40代半ば、バツイチで別れた妻との間に8歳の息子がいる。
親権は元妻が持っており、養育費を払っている。
今井は玄関で靴を脱ぎ、キッチンが併設されている廊下へ進んだ。
キッチンの横に小さな冷蔵庫があり、そこに待機中のセラピストが食べられるようなお菓子、飲物、冷凍食
えみりの暴露 「よくあるメンエス嬢の1日」
そこは住むのに決して魅力的な物件ではないが、麻布十番の駅から徒歩五分圏内にあるコンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションであった。
一の橋の交差点から二の橋へ向かう麻布通りを右側へ少し入り込んだあたりで、昼夜問わず、人通りがそれほど多くない。
麻布十番商店街の外れであり、レストランなどが軒を連ねている場所からも少し離れている。
道から見える各階のベランダには生活感がなく、どんな
小百合の暴露 「ポストにあった不穏な白い紙」
まともな客は多くない。
それに、まともなセラピストも少ない。
さらに、まともなオーナーもあまりいない。
全てがヤバイひとたちで回っている業界が、メンズエステと思っても過言ではない。
もちろん、例外もあるが、見つけるのは至極困難だ。
一見まともそうな人間も、裏側を知ってしまえば、異常である。
27歳の小百合は今までいろいろなメンズエステ店を転々としており、三ヶ月前までは恵比
杏里の暴露 「君は地雷」
汐留のメンズエステで働く23歳杏里は、掲示板や口コミサイトで地雷と噂されている。
杏里はソロで活動する地下アイドルである。
といっても、いつもライブに来てくれるファンは3人程度しかいない。
ファンがメンバーよりも2人多いだけだ。
いつか、ももクロのような国民的アイドルになることを夢見ている。
アイドルといっても、杏里はあまり可愛くない。
モアイ像に似ていると言われたこ
オーナー森脇の暴露 「セクハラ講習」
森脇はメンズエステ激戦区の中目黒、Nというメンズエステのオーナーである。
今日は中目黒のマンションの一室で、長身で目がくりっとした小顔の新人にスキルチェックの講習をしていた。
全くの未経験者だし特に美人というわけではないが、彼女だったらマッサージの技術以外でも客は来ると踏んでいた。
森脇は正直、どの新人セラピストにもマッサージスキルはそれ程求めていない。
「とりあえず、次
ゆりの暴露 第8話 「幻のハリーウィンストン」
それから、ゆりはチビでハゲの客にちょくちょく呼び出されては、狭いビジネスホテルの部屋に連れられてセックスすることになってしまった。
最初は紳士的なひとだと思っていたのに、結局は体目的の獣だったことに気付かなかった自分が情けなく思えた。
愛情なんてひとかけらもなく、ただただ辛いだけで、無感情に相手が言うまま従った。
全てはハリーウィンストンの時計を受け取るまでだ。
時計を受け取った
ゆりの暴露 第7話 「484万円のお礼」
恵比寿のお店で働き出して1年ほど経った秋の頃、四十過ぎと思われるハゲでチビの弱々しい体格の男がやって来た。
その男は魅力的なルックスとは到底言えないが、ディオールのスーツを着ていて、金は持っているように思えた。
「これお土産で買ってきたんだけど、よかったらどうぞ」
男は銀座にある予約しないと買えない空也の最中を渡してきた。
「わー、ありがとうございます」
ゆりは高い声を出して、喜