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入社5年目までに知っておくと違いをだせる会社員になれるちょっとしたコツ㊲

1.TOSA先生@パラレルワーカー中小企業診断士
 皆さま、こんにちは!TOSAです。9月ですが、少しずつ朝晩が冷えるようになってきました。半袖のワイシャツで通勤していましたが、徐々に長袖を着る機会が増えてきています。街中では、モンブランや栗関係のスイーツを見かけるようになり、秋を感じるようになりました。私は、甘いものが好きなスイーツ男子ですので、秋は好きな季節です。もうすぐ10月ですが、2023年の手帳を見かける時期にもなりました。手帳にこだわる私としては、来年はどうしようと考え始めました。10月は、勤務先の決算や診断士として、数多くのイベントが控えており、忙しくなりそうですが、日々充実したパラレルワークライフを過ごしています。
 
2.書類上でなぜ「株式会社」をつけるのですが
 先日、若手が書いた書類の中の取引先社名の記載で、「株式会社」が抜けているものがありました。私が若手に、「株式会社」を前に付けるか、後ろにつけるか、確認のため電話したところ、逆に、若手から、「電話の時は、株式会社とか言わないのに、なぜ書類では書く必要があるのですか」と逆に質問を受けました。年配の人でも省略する人を稀に見かけます。今日は、よく見かける「株式会社」の記載について触れてみたいと思います。
 
3.「株式会社」とは
 「株式会社」とは、辞書的な定義で言うと、株式を発行して資金を集め、そのお金を用いて経営を行っていく企業形態のことを指します。「株式会社」は、集めた資金で設備を購入したり、工場を建てたり、資金を活用して、世の中に商品やサービスを生み出していきます。株式とは、資金を出してくれた人に対して発行する証券のことで、株式を持っている人のことを株主と呼び、以下のような権利を持っています。
・会社に利益が生じた時は、配当金(利益の還元)を受け取ることができる
・株主総会(株主一同が集まり、議論し決定する場)を通じて、会社の経営の意思決定の場に関与できる
 つまり、「株式会社」は株主に権利を与えることで資金を調達し、事業を行う仕組みです。株主は資金を出すことで、経営への参加権を手に入れているのです。
 企業形態には、「株式会社」以外にも、「有限会社」、「合同会社」、「合名会社」、「合資会社」が他にもあります。 
 
4.商号について
 商号とは、「XXX株式会社」など、会社がその営業上、自己を表示するために用いる名称を指します。会社法という法律の中で、会社の企業形態により「株式会社」、「合名会社」、「合資会社」、「合同会社」と表記することが決められています。 
 
5.ビジネスマナー
 「株式会社」が社名の前か後ろにあるのかで、まったく別の会社名になるため、注意が必要になります。「株式会社」の位置を間違えると、名前を間違うのと同じぐらい、相手に対して失礼にあたります。
 それでは、「株式会社」を省略した(株)はどうでしょうか。メールなどで、「(株)XXX」という表記をよく目にすると思います。会社法という法律では、社名を登記する時、株式会社は商号に「株式会社XXX」「XXX株式会社」と必ず入れなければならない決まりになっています。株式会社を(株)という「括弧」は商号には使用できないことになっています。そのため、株式会社を(株)と表記すると、どのような場面であっても正式名称ではないため、失礼にあたる可能性が高いです。
 今回は、「株式会社」という表記で、ビジネスマナーに関わる話をしました。入社5年目までに知っておくと違いをだせる会社員になれるちょっとしたコツをご紹介しました。また次回をお楽しみに!

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