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もうがんばれない

新卒で教員として働きはじめて8ヶ月うつと診断された。
4月から怒涛だった。去年の担任が厳しい男性だったこともあり、はじめのうちとても落ち着きのないクラスだった。「賢くてやりやすいクラスだと思います。」と言われていたため戸惑った。
私にとっては毎日が地獄のようで新社会人だから慣れるまでは仕方がないと思いつつも、「このまま目覚めなければいいのに」と思いながら眠りにつく日々であった。

11月ころから「もうがんばれない」「これ以上頑張るのなければ生きていけないのなら人生をやめたい」と思うようになっていた。

12月のあたまに体調不良で立ち上がることもままならなくなり病院に行った。
そこで心療内科の先生から
「がんばりすぎちゃったね。あなたの能力が低いとかできないとかじゃないから自分を責めることはやめてほしい。」と言われた。

私は「1年も仕事を続けられないなんて情けない」「こんな教師が担任になってしまって子どもたちがかわいそう」「私がいなければ何もかもうまくいっているのかもしれない」という考えで頭がいっぱいだったので、心療内科の先生の言葉は涙が出るほどやさしかった。

現在、2024年3月「うつ」と診断されてから4か月が経った。
早期に病院に行ったことと、家族のおかげで本当にゆっくり療養できたのでだいぶ回復してきた。
「うつ」と診断された当時を振り返ると、深刻な精神状態だったなと思う。
頭の中が「死」に支配されていた。今、生き残ることができているからには、「まあ、生きていてもいいか」と思えるような生活をしていきたい。

元気になってきて、社会復帰の準備をしている今、以前好きだった文章を書くことや絵を描くことを再開しようと思い、noteを書き始めた。
「うつ」についての記録はまた別で記事にしたいと思っている。

もうがんばれないときには、きちんと休むことを選択できる自分でいたい。


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