ソフトウェア開発者の7つの誤り その7

• 私のコードは動く

• 私のコードは常に機能する

• 私のコードは規模に関係なく動く

• ユーザーの不正な入力によりシステムが破損したのは私の責任ではない

• 後でリファクタリングしよう

• ただの設定変更だ

• それは私の分野ではない

それは私の分野ではない

あなたの組織では開発者が開発をし、QAがテストをし、運用がオペレーションを担当していますか？
また開発の中でもフロントエンドがHTML/CSS/JavaScriptを書き、バックエンドがウェブサービスを作成し、DBAがデータベースを管理しているのでしょうか？

この分業体制を厳密に行うといくつか問題が発生します

• 「私たちは私たちの仕事をしている。他の人たちと何を話し合うことがあるのか」というコミュニケーションの断絶

• 「他のチームは一体なにをやっているんだ！」という対立

• 「他チーム側で期待通りに動作しなかったため手戻りが発生した」という生産性の低下 など

心理学実験でも無作為に2チームに分けるだけで人々が対立することが言われています

なので一定の分業は当然ありつつも、そこにこもらず他の分野にも顔を出してみるといいことがたくさんあります

• 個人にとってのメリット

  • 複数のスキルを持つ人は組織で重宝されます

  • 新しい挑戦を進んで行う人は新しいキャリアへの道が開かれます

  • 専門以外の分野で得た知識や経験を専門分野でも活かせます

• 組織にとってのメリット

  • 困難なプロジェクトもチーム間の密な連携と協力で乗り越えられます

  • 皆が他分野の知識を持つことでますますチーム間の交流が盛んになります

優れた専門家は専門分野の知識が深いだけではありません
周辺分野だったり全く他の分野だったり、一見関係ないように見える知識や経験を取り入れることで、相互作用が生まれるのです

さぁ他の分野を開拓しましょう！