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問題は、簡単に無視できてしまうこと

ペットボトルを開けようと、なんとなくキャップを握りました。
その握った感触にとても違和感を覚えたんです。
でも違和感を無視して、指なのか手全体なのか、どこに力を入れているのか自分でも把握しないまま力を入れて、キャップを回しました。
途中でこれ以上回すと良くないことが起こる予感がしました。
でもその予感も無視して、そのまま開けてしまったんです。
結果は、手首を軽く痛めましたね。

身体や直感からの呼び掛けって本当に正確だなと思います。
それに素直に従っていれば、何事もなく平和な暮らしができるのに、なぜか強行突破してしまいますよね。
キャップを握った瞬間に違和感があったのなら、手を放して握り直せばよかっただけです。
回している最中に嫌な予感がしたのなら、一度手を離せばよかっただけです。
でも、しなかった。

それは、様子が変なことに気付いていながらも、大丈夫だろうという気持ちがあったからです。

そして、手を放して握り直すという手間が、面倒だと感じたからです。

身体や直感からの、このまま進むと大変なことになるよという大事な呼び掛けを、この2つで簡単に無視できてしまいました。

人間が肉体的に無理をしてしまったり、精神を追い込んでしまうのは、本当に簡単なことだということです。

少しでも変だと感じた瞬間に、休んだり、立ち止まって方向性を考え直せる人はどれくらいいるでしょうか?
最初はそこまで気にしないですよね。
大丈夫だろうと放置して、そのまま突っ走ってしまう。
もう走りはじめているのに、別の方向に立て直すのは面倒だと感じて、気のせいで済ます。
限界が来て、あの嫌な予感、あのときに立ち止まっていれば。
手首を痛めるくらいなら何でもないですけど、命に関わることもあると思います。

いや手首を痛めたことでさえ、重く受け止めて、普段から意識することが必要ですね。

自分の身体や直感からの呼び掛けには、素直に従うこと。

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