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0075 大島渚監督『戦場のメリークリスマス』聖地巡礼

2023年12月28日(木)にニュージーランドのオークランド市で大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』(Merry Christmas, Mr. Lawrence) (Furyo)の聖地巡礼をしてきました。

作品は、1942年ジャワ島の日本軍俘虜収容所。朝鮮人軍属カネモト(演:ジョニー大倉)がオランダ兵を犯す不祥事があった、ハラ日本陸軍軍曹(演:ビートたけし)は連絡将校ロレンス英国陸軍中佐(演:トム・コンティ)を証人として連れ出し、ヨノイ日本陸軍大尉俘虜収容所長(演:坂本龍一)に無断で切腹を命じる。しかしヨノイが現れ、切腹は中止。ヨノイは軍用でバタビヤ(現ジャカルタ)に…。そしてバタヴィアの軍事法廷で出会った捕虜…それがセリアズ英国陸軍少佐(デヴィッド・ボウイ)だった…。

でもって、この映画のレバクセンバタ俘虜収容所のロケ先は現クック諸島のラロトンガ島。セットなんて残ってないだろうから聖地巡礼してたらどうなっていたのかな?更にバタヴィアとイングランドそれぞれの設定ロケ地はニュージーランドのオークランドです。

という訳でまずは、バタヴィアの軍事法廷のロケ地となった旧オークランド駅舎=現グランド・セントラル・アパートメント Grand Central Serviced Apartment なるホテル兼アパート(両方のレセプションが存在)。私はニュージーランド到着日の12月28日(木)にこちらのホテルに宿泊しました。
Auckland Railway Station - Wikipedia
ちなみにこちらのシーン…この作品で唯一女性が登場する場面です。そういえば初公開時のキャッチコピーは「男たち、美しく…。」だったな。

映画本篇画像ではジャワ島っぽい椰子の木がありますが…
聖地巡礼画像には椰子の木は無いですね…
映画本篇画像では建物の時計の左右の文字は隠されているのですが…
聖地巡礼画像では時計の左右に RAILWAY STATION の文字が
坂本龍一に敬礼!
坂本龍一が敬礼した柱

旧駅舎南側からセリアズは法廷内に連れてこられるのですが、現在こちらは1階部分と2階部分に分割されて両階ともにアパート居住者用の炊事スペースになってます。

デヴィッド・ボウイが入ってきた炊事場
デヴィッド・ボウイが拘禁された炊事場

内田裕也は拘禁所長の憲兵少佐として登場。背景は旧駅舎南側でこちらも現在は1階部分と2階部分が分割されてます。

ちょっぴり裕也さんな感じ
旧駅舎中央部分は1階と2階に分割されず吹き抜けのまま

でもってラストシーンになっちゃうのですが、戦後BC級戦犯としてハラ軍曹が収監されている監獄の外観として撮影されたマウント・イーデン刑務所。なんと現在は『ロボコップ』じゃないですけど民営化されてます。撮影当時の刑務所の建造物は再開発されて旧刑務所の一部のみ残っていますが、撮影で使われた煉瓦造りの建物は取り壊されてしまったようです。
Mount Eden Prisons - Wikipedia

映画本篇の雰囲気を残す外観

©大島渚プロダクション
©2023 プッチー・ミンミン

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