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ToyamaGamersDay2019 で、やったこと。

9月28-29日に、「ToyamaGamersDay 2019/5G COLOSEUM(ウェブサイト:https://t-g-d.com/5g/)」を開催しました。会場規模、来場者数、どちらも過去最大規模となった今回で8回目のToyamaGamersDay(以下 TGD)。

TGDは、2016年12月に自分の財布の中にあった5万円を予算に地元の大門総合会館にて開催したことが始まり。沢山のゲーマーたちの協力を得ながら2回、3回... と継続して開催。

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思い返してみると、2017年頃から周囲に「テクノドームで開催したい」と話しをしており、今回一つの目標地点を通過しました。正直、想定よりも早く、県内の様々な企業の方たちの力添えもあり、実現出来て素直に「嬉しい」に尽きます。

普段より富山県を拠点に活動していますが、TGDはその日々の小さな活動を組み合わせる場でもあり、カタチにする場。そして、次のステップへ向けての「上限解放」をする意味を持たせたイベントでもあります。

これまで毎回のTGDに意味を持たせてやってきましたが、今回も新しいことをいくつか取り入れてやってみました。どんなことをやったのか、いくつかピックアップして簡単にまとめました。

【▼ TGD2019 アフタームービー】
※会場来てない人は、これ見てからね!


会場は過去最大『高岡テクノドーム』

テクノドーム

まず、今回のTGD2019の会場になったのは、高岡市「高岡テクノドーム」。
自分の富山県での活動をスタートしたのは高岡市、そして普段の活動拠点も置いている高岡市。そしてテクノドームは県内有数規模の会場。最寄り駅が新幹線駅でもある新高岡駅ということで県外勢も参加しやすいとのこと。(新幹線を利用して欲しいという狙いも多少は。)
勿論、この規模のイベントは、原点でもあった高岡市でまずは開催したかったという想いもありましたが、インフラ設備含めてそれらの理由からこの会場となりました。


スペシャルマッチ『富山県市長戦2019』

TGD2019のサブタイトルは「5G COLOSEUM」と、次世代通信5Gが体験出来るコンテンツも用意しておりました。メイン会場の高岡テクノドーム(高岡市)と、サテライト会場の新川文化ホール(魚津市)を、5Gを用いて「高岡市長 vs 魚津市長」のストリートファイター5AE(TGD2019メインタイトルの一つ)にてスペシャルマッチを行いました。

今回のTGD2019の主催団体の実行委員会には、富山県様と、富山テレビ放送様が入っており、共催として高岡市と魚津市が入っておりました。試合前には、富山県知事からの激励から始まり「地方創生活動の一環として頑張って下さい!」と話す応援メッセージ、それを見守る県内の議員さん達。印象的でした。笑

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あまりに政治色が強すぎるとこれまでのTGDの色を失い兼ねないなかで「面白そうw」と言ってみた安易過ぎるアイデアが通って、実現した奇跡的なスペシャルマッチでした。想定以上の熱い戦いで会場内も盛り上がって、最高のオープニングになりました。高橋市長と村椿市長、ご協力有難うございました!


初めての大会賞金と、伝統産業で作った記念品

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今回のTGD2019では、初めて賞金制大会を開催しました。(賞金を出したタイトルは、シャドウバース、ストリートファイター5AE、ぷよぷよeスポーツ)賞金については、富山県警さんにイベント内容を共有しながら進めて実現しました。
地域にeスポーツを根付かせていく上でいくつかの要素がありますが、そのうちの一つでもある「プレイヤー達にとってモチベーションにもなりうるイベント」は欠かせません。賞金がイコールでは必ずしもありませんが、競技シーン的にモチベーションになりうるイベントに参加するために東京に行かなければいけない現状の環境は変えたいと強く想っています。

「富山まで行くの大変すぎる」と、東京のプレイヤーからの声もありましたが、「その逆も考えたことはあるか?地方のプレイヤーは毎回交通費が結構かかってるんだぞ。こっちであって何が悪い」と言い返してやりました。笑
ちなみに、自分が目指しているのは『富山に住むか。』と言わせる環境作りです。沢山やることはありますが、地元の富山から「富山なにも面白くない」と都会に対する憧れを胸に、高校卒業して県外へ出て行ってUターンで帰ってきた自分は、その部分に対するモチベーションはかなり高いです...!まだまだ、これからではありますが。

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グランツーリスモSPORT、MTGアリーナ、リーグ・オブ・レジェンド大会の優勝者向けに、高岡市の伝統産業"高岡銅器"の職人さん達の手によって作られた記念品"盾"を制作しました。高岡市にある日本三大大仏「高岡大仏」をモチーフにデザイン。直径40cmもあり、大変重量感のある盾となりました。(めちゃくちゃカッコよかったです...!)


県内高校による『高校対抗リーグ・オブ・レジェンド大会』

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TGD2019にて初めて、高校対抗大会を実施しました。タイトルは全国高校eスポーツ選手権でも採用されている「リーグ・オブ・レジェンド」。そして、TGDでは初めてとなるパソコンを用いた大会ともなりました。(MTGアリーナも含む。)
地方はプレイヤー数が限られているなかで、規模を拡大していく上で幅広い世代、今までの年齢層よりも下の「これからの世代」も育成していく環境も必要です。全国大会だけではなく、その過程ともなる取り組みを増やしていくことも重要であり、今回採用しました。決勝戦は、去年より活動している砺波工業高校と新川高校。どちらも発足当初から練習を何度か観に行ってますが、実際に2校が対戦するのを観るのは初めてでした!eスポーツの強みはインターネット環境があれば気軽に対戦の出来ることですが、こういった場をキッカケに学外での交流も広がってくれると、より活動も充実すると考えてます。


駅地下にて『アフターパーティ会場』

高岡駅地下に、周辺の飲食店舗さん達にご協力してもらいアフターパーティ会場を1日目の終了後に設けました。
大会参加者はビールとおつまみセットをプレゼント、地元のアーティストや伝統芸能を披露したり、県内の日本酒の飲み比べコーナーも。会場をあらためて、市街地を活用した新たな取り組みでもありました。
「美味しい魚の食べられるお店を教えて欲しい!」など聞いてくる県外からの参加者も居られ、町に対して経済効果があることも今後広げていく意味でも、理解をより広めるためにも重要です。


子供向け『キッズプログラミング教室』

サテライト会場の新川文化ホール(魚津市)では、パブリックビューイングやeスポーツ体験コーナーの他に、ゲーム感覚で体験の楽しめる小学生辺りを対象とした「キッズプログラミング教室」を行いました。
魚津市は、ゲームクリエイター育成に熱心に取り組んでいる市でもあり、1日目にはつくるUOZUプロジェクト(ウェブサイト:https://detail.uozugame.com/)による、ゲームフォーラムも開催されてゲーム制作会社の方たちの講演会も行われておりました。


最後に

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ざっくりと、簡単ではありますが、今回の「ToyamaGamersDay2019 で、やったこと。」になります。毎回そうですが、今回のTGDも相当に沢山の方たちに協力してもらって実現することが出来ました。有難うございました。

「ToyamaGamersDay」については、また改めて別で記事を書きたいと思ってますが、採用タイトルの基準は「地域で活動しているコミュニティがある」が大きく、これまで協力してくれたコミュニティに対して「しっかりとコミットするぞ!」という意思表明でもあります。
よく「シャドウバースばっかり!」と言われたりもするんですが、シャドウバースはTGDの1回目から採用しているタイトルでもあり、TGDを実施するキッカケにもなったオフライン大会もシャドウバースでした。1回目から根強く参加してくれる参加者たち、それをサポートしてくれるプレイヤー達がいるからでもあります。そういったゲームタイトルにコミットするのは当然。

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あくまでも、主役はゲーマーたち。それは楽しむのも、創るのも。ゆえにいつでも受け入れられるように"遊びの部分"は残しています。理想の環境を他に求めるのではなく、当事者として一緒に取り組んだ方が絶対にいい環境が出来ると考えています。他にも格闘ゲームプレイヤーの方たちからも、TGD1回目からご協力頂いています。
「コミットする!」と言っても、プレイヤー達に対して還元出来ているとは言い難いですが、約3年前にスタートしてから、現在、プレイヤー含めて様々な視点から見ても状況は少しは変わったと思います。

まだまだ、やれてないゲームジャンルもありますが、着実に広げていきます。(自分が一番やりたい大好きなジャンルもまだですし...。)

引き続き、宜しくお願い致します!

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