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おさいほう下手、刺しゅうを始める〜しあわせ刺しゅう時間1〜

こんにちは、ぷるるです。

『今すぐハワイは行けないけれど、刺しゅうならできる!』

最近そんな気持ちで、刺しゅうを始めました。人生初の試みです!

「試み?たかが刺しゅうで、オーバーな・・・」

と、思われた方もおいででしょう。
でもこれ、わたしにとって、なかなかドラスティックな決意だったのです。


刺しゅうは、昔から大好きでした。
お洋服にかわいい刺しゅうがあると、つい買ってしまうぐらい。

サルにやられて衝動買い。

けれど、「自分でやろう!」と思ったことは、一度もありません。

というか、そんな発想すら浮かばないほど、刺しゅう制作は、遠い世界のお話。

「えっ、刺しゅう? わたしには無理、おこがましい!」って感じ。

なぜならわたし、針と糸の扱いが、とーっても苦手なものですから・・・


どのぐらい苦手かというと、こんな感じ ↓↓↓

やむなくズボンの裾上げをした結果

動画の通りやったのに、使った道具も同じなのに、なぜか違う結果が誕生しました。本当に謎すぎです。

小学生の頃からこんな感じで、針&糸には良い思い出がありません。

中学の時に家庭科で作ったパジャマは、悪夢として記憶から消しています。

そんなわけで、ボタンつけや簡単なつくろいは、必要あればやりますが、

「それ以上は、無理!この先もずっと!」

わたしは心からそう思っていたのです。数日後に起こる変化も知らずに・・・


それは先週の日曜日。
近所を歩いていたわたしの目に、ハワイのポスターが飛び込んできました。

青い空、白い雲、美しい渚・・・
ロコモコ、ポキ丼、パンケーキ・・・

ハワイかあ〜、行きたいけれど、コロナだから無理よね。

そう思った瞬間、とつぜんに冒頭の言葉がピカーンと輝いたのです。

「今すぐハワイには行けないけどさ、刺しゅうなら始められるよ」

・・・刺しゅう? なんで? どっから出てきたの??

ハワイとまったく関係ないし!
かぶってるところ、一つもないじゃん!

脳内でそうツッコミつつ、なぜか自分の中で扉が一つ開いた感覚がありました。

この気持ち、よくわからないけど、大事にしたい!

わたしはすぐAmazonで、刺しゅうの本を探しました。


手に入れた刺しゅうの本には、山ほどかわいい図案が載っていて、キャーキャー叫びながら、ページをめくりました。

刺しゅう作家のみなさまは、「神」です。きっと脳の作りからして、別物に違いありません。

うひょぉぉぉぉ!ずてきぃぃぃ❤️

そして本を見ているうちに、ふとこう思ったのです。

「ああ、わたしは、針と糸を自分の中から締め出したんだな」


小学生の頃わたしは、おさいほうを「いろいろ作れる、カッコいい事」と感じていました。

けれどやってみたら、全然思ったように作れない。玉止めひとつが難しい。

まわりの友達と比べても、圧倒的に、HE★TA!

そんな自分に腹を立て、怒りを「苦手」に変換して、バタンと扉を閉めちゃったのだと思います。

心閉ざして針と糸を持つから、ますます上手くならず、悪循環ループに突入です。

あー、もう幼いというか、短気というか!
我ながら呆れちゃう。
けれど、今だから見えることもある。

小学生のわたしは、できない悔しさをどうしたら良いのか、わからなかっただけなのだと思います。

でも人生って不思議で、急にリカバリーできるチャンスが来るんですね。

そのきっかけが、数十年後のハワイのポスターとは驚きでしたが・・・

扉の奥にいる、縫えなくてすねている小学生に、こう言ってあげたい。

「好きなら、練習すればいいんだよ」
「下手でも続ければ、ちょっとずつ上手になるからね」

だから今度は一緒に、楽しんでいこうよ。

わたしはすぐに、刺しゅう用の針と糸を買いました。


そして昨日、道具が届いたんです。ものすっごくワクワクしましたよ〜。

刺しゅう枠のセット、大成功です!

明日から、刺しゅうの旅が始まります。

今度こそ、針と糸を楽しむぞー!

刺しゅう枠セットだけで挫折しないよう、祈っていてください。

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