![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98812703/rectangle_large_type_2_9d7270eccbe4df1c198f74a75b2c6cbe.jpeg?width=800)
どんな時でも、アレを忘れちゃダメ。
こんにちは、ぷるるです。
先週、昔の同期と15年ぶりに会い、薬膳料理を楽しみました。
旧交を温めるというのは、年を重ねた者が味わえる特権ですね。
しかし。
いくら歳を重ねても、アレな人は結局アレな行動をしてしまうもの。
今日はそんな私のアレな体験について、聞いていただければ幸いです。
かつて私とYは、某証券会社で営業をしていました。
厳しい日々を共に乗り越えた、いわば同期の桜です。
怖い先輩、ノルマの締め付け、怖い先輩、個性の強いお客様、怖い先輩、ゴネまくりクレーマー、怖い先輩・・・
Yの助けがなかったら、とても頑張ることはできませんでした。
そんなYが、素敵な薬膳料理のお店を予約してくれたのです。
薬膳料理が初めてだったこともあり、私はこの日をずっと楽しみにしていました。
薬膳(やくぜん)とは、食薬同源に基づく飲食療法のことであり、又はこれに加えて、食材そのものの持つ効能から組合せた料理のこと。元々は中国伝統の食事療法を指すことだが、日本では漢方薬でもある生薬を料理に加えて、健康効果を謳う料理を指すこともできる。(以下略)
ところで私の薬膳料理のイメージとは、このような感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1677234004033-WlmwmPtZTg.jpg?width=800)
しかし、出てきたお料理はまったく違っていた!!実にうれしい裏切りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1677234050929-vJtPNzcO9s.jpg?width=800)
おしゃれ度も味もパーフェクト。全女子が飛び上がって喜ぶと思います。
素材の旨みをアップさせる味付けに、舌鼓を打ちましたよね。
楽しいおしゃべりとおいしい食事。
Yに深く感謝しながら、私は心から満ち足りていました。
すると。
食後の薬膳茶をいただく私に、変化が現れたのです。
体が、かつてない開放感にあふれている・・・
なんだろう、この伸びやかさ。軽い・・・体が軽いわ!
何だか長年の縛りから、一気に解き放たれたみたい。
今ならどこにでも飛んでいけそう。そう、自由な野の鳥のように・・・。
![](https://assets.st-note.com/img/1677234575159-0UoS07418e.jpg?width=800)
もしかしてこれが・・・
薬膳の力!?
日本には「医食同源」という言葉があります。
食事は病気を予防する最善の策。つまり日ごろの食生活は医療に通じるという意味ですが、これほどのパワーを持っていたとは。
トクン・・と胸が高鳴りました。さすが中国、四千年の歴史です。
脳裏には万里の長城だの、孔子だの、三国志が浮かんでは消えていきます。
はげしく興奮した私は、大声で言いました。
「薬膳すっごい!!ありがとうY!」
Yは私の様子に若干引きつつも、とても喜んでくれました。
15年の時を経て、私とYの心が一つになった瞬間です。
しかし。
会計するために席を立った時の、私は突然あることを思い出しました。
わたし今日、アレしてなかったわ!
![](https://assets.st-note.com/img/1677234685875-o53GXhJJzh.jpg)
出かける前に洗濯をしたんですよね。早朝にパジャマのまま。
つまりアレない状態で、アレを洗ったわけ。
だから、うっかり全部洗っちゃったのよ、アレを。
もー、バカだね私!着替える時に対策しなきゃ、なんて思って。
そしたら時間が押して、焦って何もかも忘れましてね。
あったか肌着を重ね、厚手のセーターにダウンを羽織って、勢いよく玄関を飛び出したわけですよ。
![](https://assets.st-note.com/img/1677234822389-jYwRraesYT.jpg?width=800)
そりゃ自由だわ。
そりゃ開放感だろうよ。
オールフリーですもんね。
どうりでなんか今日・・・
ぺったんこだと思った!
![](https://assets.st-note.com/img/1677234958208-biPMTf1Hrx.jpg?width=800)
私はこの事実をYに黙っておきたかったです。
あの一体感をなくしたくなかった。
でも、気づいた瞬間「あっ!!」と叫んだため、振り向いたYに説明せざるを得ませんでした。
するとYは笑顔を消し、スッと目を細めてこう言いました。
「変わんないね・・・ほんと」
え、何が?
アレを忘れたこと?
それとも別の話?
あるいはもっと根源的な何か?
ねえ、教えてよ!
追求しましたが、Yはそれ以上の説明をしてくれませんでした。
ところで薬膳料理ですが、やはり見事な効果がありました。
翌朝、お肌がツルツルになっていたんです、本当に!
すごいですね、医食同源パワーって。
でもこの感想は、まだYに伝えていません。
なんか今更かなあと思って・・・。
今度あったら、必ず伝えたいと思います。
もちろんその時は、アレを忘れずに・・・。
![](https://assets.st-note.com/img/1677235267371-SXq7mk7hL1.jpg)
ちなみに見出し画像=私ではありません、念の為。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?