エコバッグには、むかい鳩〜しあわせ刺しゅう時間12〜
こんにちは、ぷるるです。
初心者がコツコツ刺しゅうに取り組むこのシリーズ。
ここずっと、布製エコバッグに「むかい鳩」の紋様を刺すプロジェクトに取り組んできました。
それから2ヶ月半。ようやく、ようやく・・・
完成しました〜!!
おめでとう、私!!
ただ今回は喜び以上に、反省点多き刺しゅうとなりました。
思い込みで突っ走る私の性格が、如実に表れたと言えましょう。
次回の刺しゅうに活かすためにも、ちょっと振り返っておきたいと思います。
まずは良かった点。
それは、過去一番ていねいに刺せたことです。
この『はと』は生物としての鳥ではなく、あくまで紋様・・・マークです。
だから、できるだけつるりとした感じを出したいと考えていました。
この点、ステッチのチョイスも含め上手くできたと思います。
とぼけた味わいが感じられるところも好みです。自画自賛バンザイ!
完全な左右対称には刺せませんでしたが、ベストは尽くせたかな〜!
刺しゅうの腕に少しランクアップを感じ、そこも嬉しかったところです。
ただ・・・反省点もありました。
まずは『掛け合わせの選択ミス』です。
このバッグと紋様の組み合わせは、正直
相性悪かったです・・・・
バッグは布目が荒くざらついている所がチャームポイント。
なのにつるり感の強い刺しゅうでは、その美点が死んじゃいます。
これなら毛並みを感じさせる、「動物としての鳩」を刺した方が良かったと思います。
また、明るいブルー系の糸も選択ミスでした。
写真ではそれほどですが、実物だと刺しゅうがちょっと浮いちゃうんですよね。
次に『図案サイズの選択ミス』です。
布目が荒い時は、細い針で刺さないと形が美しく取れません。そして針を細くすれば糸数も減ります。
基本の刺しゅうは糸2本で刺すところ、今回は1本で刺しました。
これを絵筆に例えると、こんな感じ。
つまり、「大きなぬり絵を細筆で塗ってる」状態になるんです。
だからなかなか進まず、思ったより時間がかかってしまいました。
小さい紋様の図案をいくつか組み合わせた方が良かった気がします。
そして最後は『位置の選択ミス』です。
考えたらこの手のバッグって、取っ手が中央によるから上部にシワができますよね。
・・・・つまり、こうなるわけです。
はと、見えないじゃん!!!
ええ、私の刺しゅうはまだまだ。自慢できるレベルに程遠い。
でもやっぱり完成品を、人に見せたい欲があったんですよ・・・
しかもこちらからお願いするのではなく、自然に気づいてもらいたい。
そしてあわよくば、
「あら、素敵な刺しゅうだこと・・(上品おばあさん想定)」
「ねえあのハト、めっちゃかわちくない??(女子高生想定)」
なんてね、言われてみたかった訳ですよ!
なのに、使ったら隠れちゃう場所に刺しちゃって。どうやって気づけというのか。
我ながらガックリです。
ただ気づくことと、ほめられるかは別ですけどね。
まあここは妄想ですから、そっと流していただいて・・・
でも最も反省すべき点は、これら選択ミスが
刺す前からわかっていた!
事でしょうか・・・。
布目の荒さも、使う時どんな形状になるかも、知っていました。
途中で「あれ??コレまずいかも」とうっすら気づきもした。
でも、紋様を刺すアイディアに夢中で、やっちゃいたかったんですよね。
早く完成したところが見たい!そしてバッグを使いたい!
思い込みが激しいものですから、走り出したら止まれなくなったんです。
まるで、闘牛場での牛みたいに・・・・
次は牛から人間になり、素材とのバランスを考えたいと思います。
とはいえ、生きること自体が選択の連続です。ミスなんて織り込み済み。
経験が次に生かされれば、それで十分じゃないですか!
ってな訳で、今度はエコバッグの反対面に、
「小さい動物の図案」
を刺してみようと思います!位置も見えやすいバッグ左下へチェンジ。
目の荒い布には生物の図案が合う・・・この考えを検証してみます。
今回は刺しゅう作家「kanaecco」さんの図案を選びました。
テスト刺しゅうだと、こんな感じです。
「叱られたのかな?」と聞きたくなる、犬のしょんぼり感にぐっときました。
座っていることが一目でわかるのも魅力。
こうして並べてみると・・・私のはまだ「犬」じゃありませんね。
座ってる感も弱すぎるし。今回はこの点をクリアしてみたいな。
完成したら、このシリーズにてご紹介させていただきますね。
犬がさせたら、新しいプロジェクトにトライです。
それは・・・・
服に刺しゅう!!
もう少し腕を上げてからと思っていましたが、「服に刺しゅうしようよ〜」って心のお誘いがうるさくて。乗ってみることにしました。
もちろんその服を着て、外出するまでがプロジェクトです。
やはり刺しゅうは心のままに、ですよね!舵取りは気持ちにお任せしていきたいものです。
そして楽しく、真剣に。
このモットーで、やっていきたいと思います。
ご精読ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?