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私が好きなジャンルは「愛」

映画を観るのが好きだ。

しかし、それを言うと「どんなジャンルが好きなの?」と聞かれる。

話題として妥当だと思うし、私も答えたいのだが、ジャンルという分け方をしてしまうとほぼなんでも観るので、返答に困ってしまう。

好きな作品から考えても、ジャンルはバラバラだ。

しかし、共通項を考えていると、それはどれも「愛の物語」だと気づいた。

私の好きな作品①コンフィデンスマンJP

例えば、コンフィデンスマンJP。

作品情報を調べてみると、コメディに分類されていた。

しかしコメディと言ってもブラックなものやギャグ要素の多い「笑いどころのある」ものはどちらかと言うと苦手だ。

そして何より「コメディが好き」と言うと、軽く笑える作品を想像する人が多いような気がして、「そうじゃない」と思ってしまう。

私がコンフィデンスマンJPを好きな理由は主人公たちが仲間を大事にするからだし、カッコよくてお茶目で応援したくなるからだし、「大切なこと」を知っているからだ。

彼女らはおもしろおかしく生きているように描かれるけれど、そこには愛がある。

付随する痛快さと緻密に練られた展開の連続が「おもしろい」から、コメディであることには違いない。

しかしそれは人を惹きつけるための技巧であって、目的ではない。

作品を通して伝えたいメッセージは他にある。

笑ったね!で終わらない、だけど楽しい余韻とともに人の心に残る作品だから、感動するし大好きだ。

私の好きな作品②海賊とよばれた男

「海賊とよばれた男」はジャンルでいうと、歴史と経済に分類されるらしい。

実在した人物をモチーフとした小説を映画化したものなので、「実話系」と呼ばれることもある。

戦後の厳しい情勢の中で、信念をもって企業努力を尽くしたひとりの物語だ。

戦争などが絡むと、私の友人はパッと関心をなくす子が多い。

もちろんそれぞれの好みなので仕方ないが、彼女らは華やかで見ていて楽しいものが好きなようだ。

たしかに、私も無駄に残虐なシーンが多いものや、救いのないストーリーは苦手だ。

しかしこの作品は、日本を活気づけようと志を共にする仲間との絆や、信念を揺るがさず行動する姿が描かれる。

苦悩や挫折がありながらも、それでも進み続ける姿に胸を打たれる。

「愛」ある物語が好き

もっと他のジャンルも紹介するつもりだったのだけれど、長くなるので2作品にとどめておく。

「愛」というと気恥ずかしいのか知らないが、妙に茶化す人が多くて困る。

もちろんラブストーリーの愛も含むが、上述したように、私のいう「愛」はもっと幅広くて包括的なものだ。

私にとって映画は消費する娯楽ではなく、メッセージを汲み取り人生の一部にする大切な経験のひとつ。

娯楽的に観ている人とはそこが根本的に違うのだろう。

どちらがよい悪いという話ではない。

やはり私は愛ある物語が好きで、その点で共感してくれる人に出会えたらきっと幸せだろうな、というだけである。

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