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社会人と学生の違い

「学生時代に戻りたい」と言う人がいる。

それは社会人である今よりも学生時代の方が楽しかったということなのだろう。

私は常に今が一番楽しいと思っているので、どうも彼らには共感できない。

楽しかったと振り返る学生生活

学生時代は確かに楽しかっただろう。

学校という枠の中、教育の下での活動は良くも悪くも狭い世界の出来事だ。

閉鎖的な性質上いじめなどが問題になっているが、学生時代を「楽しかった」と振り返る人たちは少なくとも深刻な被害者ではない。

勉強が好きだった人は授業を聴くのも実力を測るテストも意欲的に取り組んだだろうし、特に勉強が好きでなかった人も、学校のイベントや日常の中でも友人と共に生活することが生きがいだったに違いない。

守られた中での成長のために組まれたカリキュラムに沿った活動は、そもそも楽しくあるべきである。

社会人と学生の違い

社会人になって私が嬉しいと思ったのは「日常生活を送るだけでお金がもらえる!」ということだ。

学生時代はバイトこそすればお金は入るが、それは生活の大部分を占める「勉学」とは異なる活動だった。

また、大学は人生の夏休みなんて言われるが、義務教育とは違って高額な授業料が必要となる。

それだけの対価を支払っているのだから、楽しくて当たり前ではないかと思う。

(「学生」でなく「子供のころ」がよかったという人も、それは親が衣食住を賄ってくれていたから自分の遊ぶ時間がたくさんあっただけのことではないのか。その頃の方が楽しかったということに嘘はないのだろうが、子供である楽しさと大人である楽しさをごっちゃにするのはおかしい。)

それぞれの日常生活

私は学生の日常は勉学をすること、社会人の日常は労働をすることだととらえている。

だから、学生から社会人になることで日常の大部分を占める活動の内容ががらりと変わるのはたしかだ。

ここで躓いてしまって、社会人の楽しさを知れないままになる人が過去を懐かしみうらやむのだろう。

個人的な印象としては、最近の会社は研修も充実しているし、最初は勉強することが多く学生と変わらない気がするが。

もちろん業種や職種によるだろうから一概には言えない。それにしたって、今の自分は過去の自分が選んだ道である。

予想と違っていたなら別の道を選べばいい。真っ当である範囲で、自分が楽しい状態を自分で選べばいい。

生活するためにはお金が必要という大前提において、学生時代にくらべて社会人の今ってとても楽しいと思うのだけれど。

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