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障害に当たらないと行動できないのか?

人生はどうも思い描いたようには進まない。

トラブルが起きたり壁に当たったり、なにかしらの障害が立ちはだかる。

恋愛でも「障害がある方が燃える」「障害を乗り越えて愛が深まる」なんて言うが、どこまでが本当だろう。

少なくとも、障害を前にして乗り越えられない人の方が多数だと思うが。

障害があるから気づくことがある

「百聞は一見に如かず」の言葉のとおり、人は自分の目で見て体験して初めて実感を得て理解する。

障害なくスムーズに進んでいる時では気づかないものがある。

そういう意味で、障害に当たるのは、新たな知見を得たり成長するためにとても役立つよい機会であると言えるだろう。

そこを乗り越えないと自分の望む未来が手に入らないとなれば、なんとか頑張ろうとするものだ。

経験せずとも知ろうとする姿勢

障害がない方がスムーズで嬉しい。

欲しいものが比較的簡単に手に入るなら、それに越したことはない。

苦労しない分だけ、思う存分楽しむことができるだろう。

ただ、障害に当たらないとしても、他の人が障害を乗り越える過程で得られる知見を、手に入れようとしてほしい。

例えば、ある試験に悠々と合格する人がいれば、何度も不合格になって苦戦する人がいる。

前者には、後者の苦労は分からない。分からなくても個人の人生には何の問題もない。

けれど、後者は勉強方法を変えたり受験への準備に試行錯誤して、最終的な合格という結果以外に多くの経験を得ている。

その心情を、努力を、苦悩を理解しようとしてほしい。

そこから得たものが、いつか将来当たるはずだった障害を回避する手立てになるかもしれない。

想像は人間の能力だ

障害があればあるほど、考える機会が多いということだと思う。

先述の試験の例なら比較的共感しやすいだろうが、その他あらゆる自分とは違う目線・立場についても同様に考えが及んでいるだろうか?

最近は特にLGBT関連の創作物が多いが、そうしたマイノリティへの理解はいまだに半端らしい。

同性から愛の告白をされて初めて向き合うのだろう。

そういう人が多数で、それが当然ともいえる。

けれど、体験しなくても想像する力が人間にはある。

自分の目の前の人生を楽しむのが悪いことだとは言わない。特に知りたくもないことを知ろうとする方が変かもしれない。

それでも、せめて、丁寧に生きろと言いたい。

障害を乗り越えて自分が自分の道を進むだけでなく、他者の道にも関心を持ってほしい。自分のためでなく、世界に興味を示してほしいと思う。

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