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【note版】マイペースなイギリス人

※こちらは、イギリス現地のフリーペーパー『週刊ジャーニー』に掲載された記事から転載(自著)した、過去のものです。noteには私の個人的な記録として一部割愛、再編集したものをお届けします。紙媒体なので、原文のリンクはございません(2021年7月1日執筆分)。

普段は長文が得意な(ダラダラとまとまりがない⁉︎)わたくしパーリーメイ、以下は800字という制限下で、なかなかに手こずった案件です。苦労の軌跡を、とくとご一読ください👇

オープンカーをよく目にする、1年で最も過ごしやすい季節が今年もやってきました。スポーツカーからクラシックカーまで普通に乗りこなしているのは、大抵グレイヘアがすてきなおじいさん。

どこかへ旅するわけでもなく、あくまでも日常使いしている姿を見ていると、子供の頃からスーツやブレザーを気負いなく着こなすイギリス人って、カッコいいなぁとついため息が漏れてしまいます。

そんなピシッとキメた表向きのイメージがある一方で、笑えるほどラフでユニークなのも、同じくイギリス人であると気づかされる日々です。先日もかなり傾斜のキツイ坂を、一輪車で上っていく男性を見ました。

若者も個性的で、前から歩いてきた巻き髪の男の子は、フォークのような形の鋭いくしを前髪に突き刺しており、一輪車の男性といい、おもわず2度見してしまいました。向こうでは歩道の街灯を使い、突然ポールダンスを始める女子高生が。

寒暖の感じ方も、日本人とは大分違いそうです。冬でも半袖で元気そうなお兄さんや、花柄のワンピースにジャケットと、とてもおしゃれなお婆さんがいてさすがイギリス人!粋だなぁと思いきや、ふと足元を見るとなぜか真冬に裸足のサンダルばきだったり。かと思いきや、夏もすぐそこだと言うのにダウンをしっかり羽織った親子など・・。

スーパーに行けば店内音楽に合わせて踊り出す子供や、ノリノリで歌いながら買い物をする大人もよく目にします。失礼ながらこちらに来るまでは、イギリス人がこんなにも明るく自由な人種だとは、思いもしませんでした。

コロナ禍以来、以前はよく見かけた通行人同士の会話も減ってしまいましたが、最近ではようやくまた目にするようになりました。それにも関わらず、今度は変異株による感染者数の増加が心配になってきたこの頃。これからもおもしろイギリス人に外で出会えるよう、私ももうひと踏ん張りコロナ対策をしていこうと思います。

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