リアル生イギリス英語vol.18<初聖体拝領式・パーティー編>
皆さま、明けましておめでとうございます🎍2024年の年明けはこちらイギリスでも連日、能登半島の地震と羽田空港での事故について報道され、私も気遣いのメッセージをもらったりしています。
イギリスでは、3.11東日本大震災のときの様子を伝えるドキュメンタリーの再放送が毎年あり、たまたま目にしたときは毎年同じ内容なのに毎回涙が出てしまうので、またこのような、訪れたこともある場所の哀しい映像が頻繁に出ると心が痛みます。羽田空港も飛行機もまた、つい最近利用したばかりですし・・。
そんななか、たまたま「パーティー」という題目になってしまったことはご容赦いただければ幸いです。続編がだいぶ延び延びになっていたので・・。
日本人には聞き慣れない
なるものに突如お招きを受け、当日本番に参加した顛末についてはこちらから👇
前編後編で仕上げようと思ったのに、1度公開してしまってから「やっぱりキツいでしょ、これ、読み手の皆さまが・・」と思い直し、焦って後半部分を削除。こうしてまさかの3部作となりました。夏の描写が寒々しい季節にまで延期されてしまいましたが、あの暑さを思い出して(日本では悪夢の酷暑?!)時計の針を巻き戻していただければ助かります。
そんなこんなな成り行きで、マガジンの趣旨である「英語」学習要素がほぼ皆無な点もどうぞ、例外的にご容赦いただければ・・🙏ただ、内容としては3遍でいちばんとっかかりやすく、楽しいものかと・・💦
お待ちかね、パーティータイム「食事と服装はどんな感じ?」
初聖体拝領式のあとのお祝いはレストランですることが多いようですが、この日お招きいただいたのはご自宅でした。わが家以外に4家族ほどいて、さらに親戚などの身内がいたのでけっこうな人数で準備もたいへんだったと思います。
この日はちょうど前日から突入した夏日で、青空の下ガーデンも開放してすでにお料理が並べられていました。雨が降らなくてよかったですが、それゆえ特に男性陣はカチっとした格好で暑さは大丈夫なのか、と思っていると皆さん慣れてらっしゃる。ちゃんと着替えを持参していたのか、いつのまにやらラフなTシャツに半ズボン、サンダルなどにカジュアルダウンしていました。そんななか、ウチの夫だけがジャケットだけは脱いだものの、長袖シャツに長ズボン、革靴で、何度もいろんな人に「Tシャツ貸そうか?」と心配されていました😅
女性たちも、教会では「あのハイヒール、すっごいよかった👠」と言われるほど高さのあるサンダルを履いていた人も、いつのまにやらペタンコサンダルに履き替えており「あぁ、教会のときだけよ、ムリムリ」と言っていました。
ナルホド、格式ばった式のあとのパーティーには、こういった“チェンジ”をするのがこなれていいわけですね!参考になりました。もうあとにも先にも2度とないと思いますが、こんな珍しい機会は・・。
さすがは美食の国、マドリッドからかけつけたお母さんが2日がかりで用意したお料理はすべて手作り!!しかも、旦那さんのお母さんまで応援に来ていて、やはりソーセージロールなど、失礼ながらイギリス人でもこんなにおいしくて手の込んだものを作るんだ(←知らないだけで、失礼)と・・思うほどどれもおいしかったです。
マッシュルームを2パック使ったというソテーや、サーモン丸ごとと新じゃがのハーブとレモンのグリル、ローストチキンやパスタ、大きなキッシュが2種類も!
招待客のひとりが持ってきたというツナのパイも食べやすいうえにおいしくて、これまた手作りと聞いて「え、もしかして、持ち寄りだった・・?」と一瞬焦りました💦
もしそうだったとしたら、差し入れするならこういう食べやすいものが(当たり前?!)いいわけですね。
この日の気温にピッタリの冷たいサングリアも格別で、なんと前菜として?!冷製スープのビシソワーズのようなものまで出してくれて、質の高さにビックリ。食器などはすべて台に置かれた使い捨てのもので、基本はセルフサービスですが、始めのドリンクとスープはホストたちが注いでくれました。
大量の生レモンとスイカが丸ごと、お花と一緒にデコレーションとして置かれていたりと、相変わらずパーティーでのディスプレイや食事はとてもステキで参考になります✨
気になるプレゼント
今回誘われて、気になったことのひとつにプレゼントがありました。もちろん、お宅にお招きだしこんな特別な日なのでなんらかの形では、と思っていましたが、真面目な記事には「クリスチャンにまつわる物や学用品」、体験ブログには「祖父母からiPad!」なんて斬新なものまで、はたまた別のサイトではご祝儀などの場合も、と千差万別で困ってしまいました。
そういやクリスチャンのグッズや書籍だけ売っている店に、知らずに足を踏み入れたことがあるな、と思い出しはしたものの、見てもきっとよくわからない・・
と悩みましたが、お友達は女の子でそういうのが好きそうだったので、注文を受けてから手詰めで?作るというぬいぐるみを注文してみました。ところが、同じクラスメイトのお母さんはハンドバッグだけでほかにはなにも持っていない様子。
お宅に着いても、すぐに手土産っぽく渡すのか、それとも開封の儀式のようにケーキなんかと一緒の、デザート時に渡すのか、またまた悩むことに。
こちら(イギリス)に来てからというもの、送別会や誕生日会、ベビーシャワーなどパーティーに誘われる機会が多く、その都度現地のしきたりがわからず、頭を悩ませてきました。
結局あまりよくわからないまま当日を迎え、会場でそのやり方で合っていたのかどうか、毎回答え合わせをするような気分です。こんな感じで、数年かけてようやくひととおりのパーティー作法を学んだと思っていたのですが、まさかこんな宗教行事のお祝い事にわが家が呼ばれるとは、想定外でした。
今回、友人宅の玄関に入って挨拶を交わし、ひととおりグルッとさりげなく周ってみたのですが、プレゼントをすぐに渡している人は見かけませんでした。けれども、いかにもプレゼントのような紙袋を持っている人はコッソリいたので、その人のおかげでようやく「まだだな」と確信でき、私もとりあえず玄関に置いて(放置・・)おきました。
するとだいぶたってから娘が自ら「プレゼントどこ?」と聞いてきたので、「おぉ、それはよい、子供同士で勝手に渡しちゃってくれい」と思い、肩の荷が下りました。
さらにしばらくたって、食事も落ち着きデザートとタイムに。やはり手作りのきれいに盛りつけられたチーズケーキと、3段重ねの、ジャムだけじゃない、果物なんかも入った豪華版ビクトリア・サンドイッチ(関連記事)のようなケーキを皆が楽しんでいる最中、主役のお友達がタァ〜っと庭にいたお祖母さんに向かって走っていき、娘があげたぬいぐるみを見せていました。
興奮気味の本人以外にもお祖母さん、途中で通りすがった主催者のお母さん、ほかの招待客も歓声をあげて、娘のプレゼントはけっこう本気で喜んでもらえたようでホッとしました。ちなみに別のクラスメイトのプレゼントは、宗教的なメッセージが英語とスペイン語の両方で書かれた小さなカードで、どうりでハンドバッグに入るわけです。
まるでお披露目会のように、全員の前でそれぞれのプレゼントを開けたわけではないので、誰がなにをあげたかわからなかった点も、このパーティーの“初心者”だった私としては、密かに安堵していたことです。今後の参考に・・は、きっと機会がないでしょうし😅
最後に主役の子が、自分でデザインしたというイラストつきのカードを皆に配って、いったんはお開きになりました。今回の初聖体は洗礼に次ぐ通過儀式のようで、さらにその先、12歳ごろに今度は「堅信」という似たような式があるそうです。
私の記事は度を超えた長編ものも多いので、まともに読んでいる方はあまりいないと思いますが(そんなことない!というお方、感激です🥹)、今回この招待を受けたとき、初聖体の情報も必要でしたが「日本人で招待された人の話」という、かなりピンポイントで特殊な情報を求めてネット迷子になっていたので、今後そんな方のためにも、詳細に語ってしまいました。
「相変わらずなっげ〜な」と思いながらも、結局は3部作を最後まで全て読んでくださったという奇特な方がいらっしゃいましたら、ほんっと〜に嬉しく、ありがたい想いでいっぱいです🙏
本年も皆さまどうぞ、よろしくお願いいたします。
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