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午前5時の街を歩くと見えるもの

今朝は久しぶりの出張で5時起きでした。最近は仕事が22時まで続くことが多くなかなか朝起きられないでいたのですが、こうして早起きすると面白い発見があるものだなぁと思いnoteを綴ります。

5時の街は真っ暗で、そんな暗闇を1人歩いていると、同じようにこの暗闇で起きている人たちが気になります。昼の方がたくさんの人とすれ違っているのに、少ない方が浮き彫りになるんですね。

ふと、最近見たModern Love Season2の”The Night Girl Finds a Day Boy”を思い出しました。睡眠相後退(前進)症候群という、昼夜のリズムが変わってしまい夜にしか活動できない女性が、普通のリズムで暮らす男性に出会って恋に落ちるラブストーリーです。

ストーリーの冒頭は、彼女の日常=夜中の暮らしが描かれるのですが、夜中にしか会えない愉快な人々の様子がリアルに描かれています。

※Modern Loveは本当に好きなシリーズで、特にSeason1の第3話アンハサウェイが出る回がお気に入りです。

アメリカと日本、ドラマと現実、全く違う場所なのに、歩きながら光景が重なってきて、ちょっとワクワクしました。そんな私が、午前5時の街で見つけたひとものをつらつら。

午前5時。マンションを出ると、アスファルトの道路が黒く光っていて、ああ雨が降ったのだと気づく。隣の立ち飲み屋はまだ明かりが灯っていて、ふたりの人が静かに話していた。暗闇で人とすれ違うのはドキドキする。駅まで10分の距離、男女1人ずつ。2人とも黒い服。電車で隣に座った女性2人が恋バナに夢中。「〇〇さんの彼もかっこいいよね。彼かわかんないけど」「幼馴染の彼とはどうやって付き合ったの?」「付き合ってないんですよ。付き合う前に終わったというか」興味深い。マクドナルドで朝マックを注文。朝のクルーはおばちゃん達なのだと知る。手際がいい。新幹線の席に座り、この光景を忘れないでいようとnoteを開く。

朝の出来事を羅列しただけですが、まるで小説のような、何かが始まりそうな高揚感を感じませんか? 私は感じました。


と、自画自賛したところで、空が明けてきました。今日は雨。窓の外はどんよりしたグレー色で、朝が来た!という感じがないのが少し悲しいですが、今日も私の日常を始めたいと思います。

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