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老後生活のリアル~節約のためにやめたこと、新しく金をかけたこと

仕事を辞めた。収入がなくなった。そして年金は繰り下げてもらうという決断をした。(何度もキャッシュフローシミュレーションを行った結果である。このあたりは別途お金ファイナンスの話をしたい。)よって現在の収入は個人年金とカミさんの収入だけである。それらが生活費を超えたら貯金を切り崩さなければならない。

働かざる者食うべからずという箴言に従い、なるべく私自身は節約せねばならぬ。全体の経費を見直した。

ああ面倒くさい

1.テレビ番組の費用

Jコム、WOWOWを解約してAMAZON、ネットフリックス、ディズニープラスに入りなおした。なんと月額料金が半額になった。しかも断然面白い。

アナログのセットトップボックスがなくなり、デジタルのFireTVだけになったときの感動は忘れられない。Jコムは撤去費用がかかり解約金がかかる場合もあり、しかもそれに立ち会いも必要である。ところがデジタル配信は解約時にはクリック一つで終わる。入会時も同様だ。いつでも解約でき、解約金はかからず、しかもまたすぐ入会できる。デジタルは凄い。まるで夢のようである。

素晴らしい

2.携帯費用

携帯もラインで十分であり、電話自体ほとんどかかってこないので、解約しようとも思ったが、ネットサービスや決済をする際の個人認証には、携帯が必要である。月額500円のNTT IRUMOの音声通話用の携帯だけ(通信機本体1円の購入にギリギリ間に合った)にして、あとはイオンモバイルの700円の1GBにした。(スマホは画面が小さく嫌である。タブレットが良い。)これで今も全く困らない。自宅のWIFIで十分である。ちなみに固定電話も解約した。

どうしても電話しなければならない時は妻のかけ放題の携帯で行う。

姑息じゃ

3.免許費用

免許の更新も止めた。更新費用もかかるのだ。もともと運転するのは妻であり、私は唯乗っているだけ。ただ免許があれば様々なところで個人認証の作業ができて便利であった。図書館の貸し出しカードからTSUTAYAのレンタルカードに至るまで。ところがこれもマイナンバーカードという便利なものができたので、免許証に代わって必要な身分証明ができる。未だに困っていない。

4.仕事にまつわる費用

また仕事を辞めたことでそれにかかる費用もなくなった。即ち職場近隣での昼食費用、交通費(これは会社負担ではあるが)、服飾代。

自分ひとりの時は昼食は自炊し、一食あたり200円以下にしている。
<食費を削って運動して体が軽くなり、健康になってしまった。このあたりの経緯もまた別途お話したい。>

服装についてもほとんど誰とも会わないので、昔の服を使いまわし。
収入もなくなった代わりに支出もその分下がったのだ。

ただリタイア後の人生の支出を考えるうえで意外と忘れがちなのが税金である。今まで給与から引かれていた税金が直接かかってくるのだ。リタイア後の支出を立てる際にはお忘れなきよう。

5.ストレスレスでの不要になった費用

仕事を辞めたことでなくなるのはそれだけではない。ストレスという奴がなくなるのだ。

人生はストレスとそれを忘れさせるための楽しみとのバランスであると思う。仕事しているときはそのストレスを受け、休みの日にそのストレスを消すための気晴らしを金の力でおこなっていた。

例えばカフェに行くときは、最低でもスタバやタリーズのコーヒーを飲みケーキを食い、定期的に外食するのが当たり前であった。今や仕事がなくなり、そのストレスもなくなり、あまり金を使おうとする気持ちすらなくなった。今は、節約生活ということもあり、マックの120円のコーヒーやコンビニの120円のコーヒーをイートインで飲む。

もちろんカミさんとカフェに行くときはスタバやタリーズである。最低限でも。そして外食するときはカミさんの意見が第一である。今や我が家の大黒柱になったカミさんには頭も上がらない。

仕事を辞める時の会話

5.お金をかけた唯一のもの

ところでこうして様々な固定経費を削減した中で、一つだけ新しく月額固定費のお金をかけたものがある。

それが保険であった。

今までは県民共済と昔からかけていた個人年金だけだった。新たに医療保険に入りなおす。一時期保険会社にいて様々な保険を比較検討してお客に出してたので一番コスパのよい商品も分かっていたのでそれに入った。

日本は世界でも手厚い医療保険制度があり、医療費は安い。仮に高額であっても自己負担の限度額を超えた分が戻ってくるので、結果的に安くすむ、だから医療保険は不要だと言う輩がいる。

保険会社の肩を持つつもりはないが、これは間違っている。健康保険が適用できるのは範囲があるのだ。

先日の「カズレーザーと学ぶ」でもやっていた。ガンや痴呆を完治させる新技術や新薬が次々と出来つつある。しかしこれらは現在では保険適用外であり、数百から数千万という高額な費用がかかる。健康保険は使えない。お金がないばかりに治療が受けられなかった方の話等、そういう事例を保険会社に居た時結構聞いた。実はこういった先進医療対応のオプション費用はわずか月額300円ぐらいなのである。(私が保険会社にいたときの数字。オプションなので医療保険本体の費用は別)

本来保険というのは支払金額とかかった医療費の費用対効果だけで決めるものではないのだ。保険の意義や必要性についてはまた別途詳しくお話したい。(ちなみにもう保険会社は辞めているので私はその回し者ではない)


いずれにしてもすべての基礎は健康である。最も見えないお金のリスクがあるのが医療費なのだ。その不安を無くすため保険に新たに入った次第である。

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