【767目】自分の職業をさらけ出していいとき
こんばんは。
今日はグループホームの夜勤明け。
新年一発目のバスケに行こうと考えていましたが、体調が少しイマイチだったので大事をとってお休みすることにしました。
勇気ある撤退。
明日からの仕事の方が大事だもんね。
せっかくバスケができるチャンスが勿体無いけど仕方ない。
そして自宅への帰り道、僕が歩いている少し先の坂道で車椅子に乗った人が後ろ向きになって止まっておりました。
僕は厚かましい親切とかおせっかいは好きではないので、何でもかんでもお年寄りや障害のある方に手を貸すわけではありません。
それでも困っていそうな人を発見した時には、その人に困っているかどうかを聞くくらいのことはしないといけません。
その人に大丈夫か尋ねたところ、案の定、思ったより坂が急で自走で進むのが怖くて困っていたみたい。
相手の方から少し手伝ってと言ってくれたので、急な下り坂が終わる少し先まで車椅子を押していきました。
その際に何か声かけをした方が良いと思い、僕はいつもリハビリの仕事をしているので慣れていますよ、と声をかけました。
リハビリの仕事が偉いわけでもないし、作業療法士なんて知られると先生とか何か変な肩書きで呼ばれてしまうので、普段はなるべく作業療法士であることを自分から言ったりはしません。
でも、今回はその車椅子の人を安心させるために言った方がいいと思って使いました。
なんだかそれが、その時は自分の職業をさらけ出していいタイミングだったと感じました。
そこまで大きな段差ではないところでも、さりげなくティッピングレバーを使ってみたり。
そういうところで安心感を与えられたらいいなと思いながら、自然とそういう行動が取れてよかったです。
こういう精神は去年の車椅子街歩きイベントの運営メンバーとしての経験が活かされているように思います。
車椅子で移動してたら障害が多すぎてもっとバリアフリーが必要って痛感するのかと思いきや、気づいたのは周りの人がサポートすることで意外と乗り越えられるバリアが多いということでした。
環境を変えるのは時間がかかるけど、人が行動を変えるのはすぐにできるからバリアフリーな世の中って、まずはそっちの方が現実的だというふうに思い直されました。
一つだけ厚かましく勝手なことを言うと、その坂道の先でじーっとずっと突っ立って遠くの方を見ていた警備のおじさん。
何を見ていたのか、何か重大なものを警備していたのか知りませんが、ちょっとくらい持ち場を離れて車椅子の人に声をかけるくらいのことは出来なかったのでしょうか。
もしかしたらそのおじさんには車椅子の人のことが見えていなかったのかもしれないし、車椅子の人が困っているように見えなかったのかもしれないし、車椅子を操作する自信がなかったのかもしれないし、その人も体調が悪かったのかもしれないし、何か本当に重大な任務でその持ち場を離れてはいけなかったのかもしれません。
別になんでもかんでも手を貸すのが正解とは思いませんが、せめて車椅子の人のことが見えていてほしいし、困っていることを察してあげてほしいし、いざという時のために車椅子の操作には自信を持っていてほしい。
めちゃくちゃ勝手で偉そうで、すみません。
逆に警備の人にしか分からないことも沢山あるはずですよね。
だから、本当はもっと色々といろんな人と話し合えたらいいんだろうな。
〜 YWTでまとめ 〜
Y:坂道で困っていた車椅子の人に声をかけることができた。
W:相手を安心させるためなら自分の仕事をさらけ出した方がいい。
T:警備のおじさんとお話をしてみたい。。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また明日。
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