【369日目】『THE FIRST SLAM DUNK』 後半(一部ネタバレあり)

こんばんは。

一昨日は映画館に足を運び『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきました。

その所感を昨日書いていたら、長くなりすぎたので前半と後半に分けてみました。

今日はその後半です。

途中からネタバレ含むので、何も知りたくない人は絶対に読まないでください。

ネタバレなしで映画を観た方が絶対に面白いです。

12.3(ネタバレなし)

12月3日、待ちに待ったスラムダンクの新作映画の公開日がついに来た。

気合を入れてIMAX上映で、座席をきちんと予約購入。

当日は、放課後デイサービスでお仕事。

仕事の終わりが近づくと、だんだんとウキウキしてきた。

その日ばかりは仕事終わりに職員さんが教えてくれる、子供の発達に関するお話も早めに切り上げさせてもらった。

映画館には僕と同世代、それと少し上の世代で子供を連れてきている人が多かった。

子供は『黒子のバスケ』ですら知っているのか怪しいくらい小さな子が多かった。

最近はメディア露出も少なかったはずなので、子供達がスラムダンクを知っているはずもないと思われる。

おそらく親の影響か、誘われて無理やり連れてこられたのか。

いずれにせよ、世代を超えてスラムダンクが受け継がれていることを感じられて、なぜか僕がそれだけでもう嬉しくて泣きそうだった。

裏切られる
※ネタバレあり

まず、いきなり裏切られた。

ないと思っていた山王戦が、当たり前のようにいきなり始まった。

いや、、そりゃ観たかったけども。

こんなに真正面からやってくれるとは思わないじゃん。

滑らかな映像で、コート上にいる10人の選手一人一人が意志を持っているかのように動き、多少の違いはあれど、ほぼ原作通りの台詞を発しながら試合が進んでいく。

試合展開も概ねそのまま。

ルールも前後半20分ハーフや、30秒ルールなどは当時のまま。

ここで不思議な体験だったのが、映像や台詞が聞こえてくるよりも先に、次の場面と台詞が頭の中に流れてきたこと。

デジャブなんてものじゃなくて、解答用紙を見ながら答え合わせをしているかのような感覚。

これはきっと僕だけじゃなくて、同世代でスラムダンクにハマっていた方々は同じ体験をしていたんじゃないかと思う。

そのことに泣けた。

『THE FIRST』
※ネタバレあり

で、試合の合間には原作にない新しいシーンが挟まれて物語が進んでいく。

リョータの過去なんて原作には全然なかったけど、調べてみたら昔に井上先生の読み切り作品があったらしい。

なにそれ、めっちゃ読みたい。

宮城が沖縄に多い名字であることとか、誕生日が原作でもちゃんとインターハイにいく前日であることとか。

今回新しく無理やり詰め込んだ設定ではなく、当初から構想としてあったものが使われているように感じられた。

山王戦の前夜に1人で夜風に当たりいったシーンのとことか、最後のプレイが始まる前に赤木と流川に指示を出していたこととか。

そういったアレンジに関しては、原作のシーンをより引き立てるものになっていて素晴らしかった。

そもそも山王戦なんて、スラムダンクで一番有名な試合。

アニメ化はされていないとはいえ、日本人全員が知っている試合です。

あの最高の名試合を超える試合はないと思われていたからこそ、映像化に期待する人も多かったし、批判したくなる人も多かった訳だと思いますが、今回の映画はそんなレベルの話じゃなかった。

明らかに原作の山王戦を超えに来ている。

山王戦を超えた山王戦。

『最高』とか『名作』って、こうやって塗り替えられていくことをリアルタイムで体験した。

凄すぎです。

カットされてしまったシーンがあるのは少し残念に感じたけども、完全なリメイク作品としての映画化だったらそれはそれで物足りなくも思える。

今回は『THE FIRST』ということで、リョータに焦点が当たった作品だと思えば納得できるし、むしろ次回作として別の人物に焦点を当てた作品も構想としてはあるのではないかといった期待の方が勝手に膨らむ。

『海南戦と陵南戦を中心にして、桜木の過去を織り交ぜた話』とか、仙道や牧が主役の話、ウソのようにボロ負けした愛和学院戦なんてものもすでに妄想しちゃってワクワクしてます。

自分が好きなものをずっと好きでいよう(ネタバレなし)

観終わった後は本当にしばらく放心状態で、三井みたいに映画館でしゃがみ込んでぼーっとしてました。

ふと、あたりを見渡すと実は沢山の人で賑わっていて、スラムダンクに関する話し声が色々聞こえてくる。

ああ、本当にすごい。

30年以上も前の漫画作品が今もこうやって受け継がれて、昔からファンの大人も、初めて知った子供も感動させられるものへと、さらにパワーアップして更新されていくんだから。

桜木の口癖の一つに『天才ですから』というものがありますが、その天才は井上先生でした。

他の作品『バガボンド』や『リアル』の続きも早く読みたいけども、今回の『THE FIRST SLAM DUNK』を観て何も心配ないことを確信しました。

もしかしたら完結しない作品になる可能性も大いにありそうな予感もありますが、その時は他の誰かが受け継いで続きを創っていく、なんてことがあってもいいんだと思えました。

もちろん、井上先生に完結させてもらうのが一番ですけど。

井上先生の作品に関しては、それでも満足しちゃいそう。

サクラダ・ファミリアみたいだ。

本当に尊敬。

そして、こんな作品に出会わせてくれたことに感謝。

小学6年生の時の再放送や、部活帰りに古本屋さんで立ち読みしたことが運命だったようにも思える。

僕がこれだけテンション上がるのって、他にはきっとMr.Childrenと元プロ野球選手の上原投手のことくらい。

どれも中学生の頃に強く影響を受けたものばかり。

今回の映画鑑賞を通して、『自分が好きなものをずっと好きでいよう』という気持ちを素直に、より強く持てるようになりました。

それも、嬉しい。

本当にありがとうございます。


本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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それでは、また明日。

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