【263日目】車いすバスケを楽しむこと

こんばんは。

今日はバスケをしてきました。

車いすバスケをしてきた


バスケと言っても普通のバスケではなく、車いすバスケです。

これなら足首を捻挫していても問題なくできます。

主催は『CRNTER POLE』さん。

CRNTER POLEさんのことを知ったのは、今年の春頃、溝口にあるデパートの屋上でパラスポーツ体験会というイベントに参加したことがきっかけです。

車いすバスケをプレイする方法を調べると、大体出てくるのがCRNTER POLEさんのイベント。

以前、川崎で開催された水曜どうでしょう×川崎フロンターレのイベントで設置されていた『車いすバスケ体験ブース』で、担当の方と話した時にもおすすめされたのはCRNTER POLEさんのイベントでした。

社会人チームほどガチではなく、少し興味あるんだけど…くらいの人が参加しやすいのが特徴として伺っており、それが今回の参加の決め手でした。


『都立特別支援学校活用促進事業』


会場は、江東区にある特別支援学校。

特別支援学校を会場として使える理由は、『都立特別支援学校活用促進事業』という施策があるから。

『都立特別支援学校活用促進事業』
『都では障害のある方や障害者スポーツ競技団体等が身近な地域でスポーツ活動を行えるよう、都立特別支援学校の体育施設を学校教育活動に支障のない範囲で平日夜間や土曜日・日曜日・祝日に開放し、活用を促進しています。』
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/04/14/17.html

CRNTER POLEさんが掲げているミッションともマッチしており、CRNTER POLEさんの勢いを感じます。

以前、障害者スポーツのボランティアに参加した時の会場も、この施策によって特別支援学校を会場として確保していました。

特別支援学校なんて、福祉関係者か当事者でなければ中に入ることはなかったと思いますが、こういった施策が生まれ、そこに事業をおこす企業があることで、交わるきっかけが生まれています。

その活動の中心にあるのがパラスポーツやアダプテッドスポーツと呼ばれる、要はスポーツであることがなんだか嬉しく感じます。

障害のある子供が通う学校のことを知ったり、暮らしを考えたり、一緒に楽しめるスポーツを体感したり。

共存社会を考え、体験する新しい文化が生まれつつあることをリアルに感じました。

一緒に車いすバスケを楽しむこと

さて、イベントの参加者は子供から大人まで様々、障害のある子供とその親御さんも一緒に車いすバスケに参加しています。

『障害のある子供』という言葉で今書きましたが、今日その子たちと一緒にプレイした体感に従うと、ちょっと違和感があります。

それはきっと、車いすバスケを一緒にプレイしている最中には『障害』なんてものを感じなかったからです。

というよりも、一緒に車いすバスケを楽しもうとしている最中にそんなことを考えている余裕なんてありませんでした。

もっと純粋に『この子はどういった性格で、どういったプレイが得意な子なんだろう』とか、『その子のプレイの良いところを探して盗んでやる』といった気持ちでいました。

なぜなら、その方が楽しいからでしょうね。

そうやって一緒にいいプレーができたり、自分がもっと上手になれたら単純に楽しいし嬉しいから。

きっとシンプルにそうなんだと思います。

『障害』を探して、『悪いところ』や『粗探し』をしている暇なんて、車いすバスケを楽しんでいる最中にはないんです。

参加者の割合は子供の方が多くて、健常で大人の僕は場違いじゃないかと心配しましたが、その不安を取り除いてくれたのは親切に対応してくれたスタッフの方と、何よりも子供達でした。

僕が車いすに乗ってオロオロしていると子供達が寄ってきて、話しかけてくれたんです。

車いすバスケのプレイに関することだったり、簡単なルールだったり。

おそらく、その子が最近覚えたのであろうことを、僕に教えるような形で少し自慢げに、少し嬉しそうに。

僕はそれがすっごく嬉しかったです。

その子のおかげで、車いすバスケをプレイして楽しむことに集中できたと思います。

今後、車いすバスケをする際には、あの子の笑顔を忘れないようにしたいです。

車いすバスケで鍛えられること

車いすバスケはスポーツです。

スポーツといえば、体を動かし身体を鍛えるイメージがあるかと思います。

ところが今日発見したのは、身体を錬える以外にも頭を使うトレーニングになるということです。

短距離走などだと違うのかもしれませんが、バスケはただ早く走ればいいのではなく、相手のディフェンスをかわしながら、決められた時間内に相手よりも多くのシュートを決めないと勝利にはなりません。

そうするためには、相手や仲間の動きをよく見て予測したり、自分の考えや相手の考えを共有するために声を出してコミュニケーションを図ったり、自分よりもスピードのある選手に対抗するために準備や切替えを早くしたり。

そういったことができるようになるために、どうしたらいいのかを一生懸命考えます。

なのできっと、ものすごく頭のトレーニングになっています。

また、チーム競技ですのでコミュニケーションが非常に重要になってきます。

相手の気持ちを考えるなんて高度なことは大人でも難しくて、特に経験の少ない子供はもっと難しいはずなので、シンプルに声を出し合ってコミュニケーションをとる必要性が高いです。

ゴール下にフリーの味方がいる、相手選手がポストに入ってきた、後ろからスティールを狙っている。

そういったことに気づけて声を掛け合えるかどうか。

とてつもなくシンプルなことですが、それができるチームがきっと強いチームなんだと思います。

動きながら、頭を使って、声を掛け合える。

社会に出てからも重要となるこの3つのことが、車いすバスケというスポーツでも同じように重要なことであり、同時にそれを鍛えるトレーニングにもなることを学びました。

学生時代と今におけるスポーツの捉え方の違い

学生時代に、バスケ部の監督がこれと同じようなことを口が酸っぱくなるほど言っていたことを思い出しました。

当時はただバスケが好きで、ただ上手くなりたくてバスケをやっていましたが、大人になってから改めてバスケというスポーツを考えてみると、新しい視点に気がつけます。

さらに今回の車いすバスケでは、子供のことや障害の有無についても考える機会になりました。

つまり、子供の教育や共生社会についてですね。

それだけ多面的な視点で考えてみても、スポーツにはポジティブな要素が多くて、スポーツという作業が持っている可能性の大きさに尊さすら感じさせられます。



本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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それでは、また明日。

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