「達磨(ダルマ)」と「鉛筆のF」の意外な関係
「ダルマ」と言えば日本の伝統的な置物を想像する人も多いと思うが、これはインドから中国へ仏教を伝えた僧侶・達磨大師をモデルにした人形である。彼の名前の由来はサンスクリット語のdharma(ダルマ)で、これはもともと「保持するもの」「支持するもの」を意味し、そこから派生して「教法」「法則」「真理」「存在」なども意味するようになった。このdharmaの語源を辿ると、印欧祖語の*dʰer-(保持する)に行き着く。
一方、鉛筆の硬さの一つである「F」は英語のfirm(ファーム)のこと