宇宙人に出会ったら
あまりオカルトに詳しくないもので、確信めいたことはわかりませんが、宇宙人の存在の有無に関しては、自分は中立の立場です。
いないような気もするし、いてもおかしくないような気もする。
太陽系にたくさんある惑星の中で、地球にだけやたらとたくさん人類がいるのも違和感があるし、どこかの知らない星の上に誰だかわからない人間がいるのも、自然なことだとは思う。
でもその反面、これだけ科学技術が発展して、何人もが宇宙空間に飛び出しているのにもかかわらず、明確な目撃情報がまるでない。
ならば、ネッシーやツチノコなんかと同じ類の都市伝説なのではないか、とも思う。肯定も否定もしない。
ただ、もし宇宙人が存在したと仮定して、彼らが地球にやってきた場合、我々はどのような対処をすれば良いのでしょうか。
戦争を吹っ掛けてきたり、侵略を狙ってきた場合は、止むを得ずに軍隊を機動させることになるでしょうが、逆に、ものすごくフレンドリーに接してきたら、それはそれでどう反応するべきなのやら。
観光旅行とかでいきなり大阪にやってきたりして、腹が減ったから何か食いたい、このあたりの名物を教えろとか言われたら、梅田のマルビルの地下にあるタコ焼き屋の蛸之徹とかに連れていくのか?
その宇宙人、タコ焼きの食べ方がわかるのか?それ以前に焼き方がわかるのか?
ちなみに自分は、いちおう関西人のくせにタコ焼きの焼き方のヘタクソさに定評があります。いちおう家にタコ焼き器もあるんですけどね……。ほとんど使ったことがない。
もしうっかり宇宙人と遭遇して、セルフのタコ焼き屋に同行することになっても、情けないことに焼き方をレクチャーできない。その時は大阪府在住のタコ焼き作りに自信があるどなたかに助けを乞いたい。
しかし、もしその宇宙人が火星の人だったらどうしよう。
タコ焼きはきっとよろしくない。なにせ、自分の宇宙人観がステレオタイプなもので、火星人はおそらくタコっぽいという認識なのです。実際は違うのかもしれませんが……。
いったんタコ焼きから離れて考えてみましょうか。
太古から現在まで全宇宙のベストセラーとして名高い学術書『ムー』によると、ヒト型の個体も発見されているそうですので、もしかしたら、橋本環奈さんにものすごく似ている火星人が存在する可能性もあります。
それなら是非ともフレンドリーになりたいところですが、別の意味で緊張しそうだし、そんな火星人が来たら『ムー』のみならず『Popteen』も特集を組み、美容系ティックトッカーとして人気を博し、瞬く間にJKたちのカリスマと化し、自分のような一般市民などを相手にする暇がなくなるはず。
それはそれでつらい。それならもうあなたと出会わなければ良かった……、などと'90年代のJ-POPにありがちな歌詞みたいな気持ちになる。
もちろん若い美女ではなく、おっさんである可能性も、おばあさんである可能性も、地球では見かけないタイプの両性具有種の宇宙人である可能性も考えられます。
そもそも向こうでは年齢という概念がなく、不老不死かもしれない。地球人はみんないずれ死ぬという事実を知ったら、ショックを受けて寝込んでしまうのではなかろうか。
さらに、性別の概念もないかもしれない。
『それいけ!アンパンマン』の登場人物はみんな性別がないそうですが、それに近い世界観なのかもしれない。
じゃあアンパン「マン」とは?とか、ジャム「おじさん」とは?とか、そういうことをツッコんではいけない。それはイヤな大人の見本です。
ジャムおじさんとバタコさんの関係についても、いちいち詮索してはいけません。ジャムおじさんとバタコさんは「無関係」です。公式サイトに書いてあります。本当です。サイドバーのQ&Aのコーナーの下のほうをスクロールしてみよう。
あれはあのヒト……いや、食物たちが住む星の物語なのです。え?食物だけじゃなくて赤ちゃんもいる?SLもいる?犬もいる?
……There is no rule without exception…… 例外のない規則はないのです。
ともすれば、地球上に未知の生物が存在する可能性だってあるわけです。
冒頭でネッシーやツチノコを都市伝説としましたが、都市伝説というのはあくまで噂であって、それが本当かどうかわからないと同時に、まるっきりの嘘やデタラメではない可能性もある。
そこでふと思い当たったのが、コロボックル、いわゆる小人です。顕微鏡でも確認できないレベルのミクロサイズの人類が実は存在して、それがまた普通は確認できないようなマントルの奥底に生息しているかもしれない。
そして、人類のエゴによる地球温暖化によってマントル生活の限界を感じたコロボックルたちは、遂に地球の表面(?)に赴いて、資源を無駄にする地球人たちに戦争を仕掛けるかも……。
そうなっては困るので、ゴミはちゃんと分別して指定の場所に捨てるように、今まで以上に心がけましょう。カラスが寄ってきますから。
先週に書いたカラス、未だに時々マンション内に来るのですよ……。宇宙人の前に、地球のカラスへの対処法を考えないといけないんだよな。
サウナはたのしい。