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現代の習い事

先日、ひょんな会話から、最近の子供の習い事に「デジそろ」というものがあることを知りました。

「デジタルそろばん」、略して「デジそろ」。パソコンのモニターに映し出されたチュートリアルを見ながら、手元でリアルなそろばんを弾いて、使い方を覚えるのだそうです。

電卓ですらもはや使うことの少なくなったこの時代に、そろばん教室はどんどん隅に追いやられるのかと思いきや、子供の習い事ランキングでは第6位となかなか健闘しているようなのですが、デジそろの影響もあるのでしょうか。

計算する秒数を競い合うなどのゲーム性もあるらしく、けっこう楽しそうです。

ただこれ、ふと思ったのが、子供がパソコンをある程度いじれることが前提であるということ。

いや、それがいけないわけではなく、むしろ良いことだと思いますが、自分が幼児の頃には、まず考えられなかった。

パソコンそのものはお爺ちゃんが持っていましたが、小学6年生あたりでコンピュータの授業で習うまで、いっさい触ったことがなかったし、自分が扱うという発想もなかった。時代は確実に変わっていて、形式も変わっていくのだなあと。

他にも変わったなあと感じるのが、学習塾。

今や個別指導のところなんて当たり前にあるし、サンドウィッチマンが広告に出ている武田塾なんかは「授業はもういいぜ!!」と大々的に煽り、授業を行わない塾であることを強調しています。

昔は教室に10人くらい集めて1時間くらい授業をして、質問のある奴は後で先生のところへ来いという感じで、学校で習うことを少し早めに予習できる、少人数制だからわりとひとりひとりに時間を割いてくれる、というくらいのメリットだったのが、今は自分のやりやすい方法を選べる。

40人が一挙に何時間も同じ教室にいるのが毎日のように苦痛だったのに、10人くらいに減ったとはいえ放課後にまた似たようなことをさせられていた自分からすれば、正直なところ羨ましい。

まあ個別指導もメリットばかりではないのかもしれませんけどね、。ビリギャルみたいに先生と仲良しになれたらいいけど、合わない先生だったら最悪だろうし。

でも、いちばん羨ましいのは、なんといってもドラキッズですよ。1歳からドラえもんと楽しく学んでいく、素敵な教室。

いちおう自分の幼少時にも小学館ホームパルという似たような学習教室があって、いちおうドラえもんがイメージキャラクター的になってはいましたが、ドラキッズのように全面的にドラえもんと一緒、という感じではありませんでした。

それにドラキッズ、すべてのところでそうなのかどうかはわかりませんが、少なくとも近所にあるところは、教室の扉がどこでもドアを模したピンク色のデザインなんですよね。あの扉がもう羨ましい。

現代の幼児は毎週のようにあのどこでもドアを開け閉めしているのかと思うと、布団の中で泣きながらハンカチを噛みたくなってくる。

あと、ドラキッズを習っている児童には、ドラえもんが描かれた青い小さなバッグが与えられるらしいんですよね。あれも欲しい。

幼児になりたい。姪と一緒に入れねえかな……。あるいは黒ずくめの組織にAPTX4869を盛ってもらうか……。







サウナはたのしい。