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大浴場つきカラオケの要望(妄想)

関西では緊張事態宣言が解除され、閉まっていたカラオケ店の営業も再開したということで、先日ひさしぶりにヒトカラに行きました。

受付も精算も機械で完結、注文したドリンクは指定の場所まで自分で受け取りに行くシステムになっていて、店員さんと絡むことは全くなし。

歌っている最中に店員さんが部屋に入ってきて気まずくなった経験がある方は多いと思いますが、アレの心配が全くないし、学生やカップルが機種選びやドリンクメニュー選びでワイワイ騒いでいる後ろで所在なく待つ必要もなく、ヒトカラ者に優しい。

まあ自分はどちらにせよ平気でヒトカラに行けるタイプですけども。ひとり映画、ひとりライブコンサート、ひとり居酒屋、ひとり焼き鳥、ひとりゲーセン、ひとりバー、ひとりユニバ(USJではない)、ひとり松江フォーゲルパークetcをこなしてきたプロおひとりヤー見習いですので。

ただ、ひとりボーリングだけはちょっと無理だな……。上手ければカッコ付くんだろうけど、下手な奴がひとりでやっているのを見られるのはなんとも恥ずかしい。

ヒトカラの魅力といえばやっぱり、周りに気を遣うことなく選曲ができることです。

30分くらいあるX JAPANの『ART OF LIFE』や1.3秒しかないナパーム・デスの『You Suffer』だって好きに入れて良いのです。

それだけに逆に何を入れて良いかわからなくなることもありますが、最近の機種は漫才や落語が収録されていたりもするので、それをぼんやりと眺めて時間を潰すこともできます。

あと、防音の個室にひとり、というのが良いのですよね。

ネットカフェでも個室は使えますが、隣の人のPCのカチャカチャ音とかいびきとかはどうしても聞こえてくるので、完全なるパーソナルスペースというわけにはいきません。

快活クラブなんかはけっこう個室どうしが離れているので快適なのですが、ローカルチェーンだと面積も狭いし、難しいんだろうなあ。

カラオケでも、曲の合間に一瞬しずかになった時などに、隣の人が歌っている声が聞こえることはありますね。

なんかアレ、笑ってしまうんですが、一度おそろしく上手い人がZIGGYの『午前0時のMERRY-GO-ROUND』を熱唱していたことがあって、その時だけは思わず自分が予約した曲を一時停止して彼の歌を聴きました。何者だったんだろうなあ。プロの人だったのか?


大阪府の北部には、箕面温泉スパーガーデンという有名な温泉施設があります。

「みのおおんせんスパーガー……(2拍休符)デン」と読みます。というか歌います。関西民の96.6%はこの箕面スパーガーデンのCMの歌を知っています。

ここには広い宴会場があり、無料のカラオケが設置されています。今は例のアレで使用されていないのかもしれませんが、数年前に自分が行った時はおじいさんが演歌を熱唱なさっていました。

あれが個室だったら最高なんだけどなあ。風呂上がりに歌い、歌い疲れたら風呂に入るのを繰り返す。

大浴場つきのカラオケ店ってできないものだろうか。いっそ京都の河原町のスーパージャンカラ(おそろしく巨大)に大浴場を併設してくれないかな……。

あそこでカラオケオールする学生やサラリーマンは多いし、観光地付近のわりに周りにホテルが少ないので、需要はあると思うんですよ。などと考えてしまう銭湯脳。

あるいは、同じ河原町にあるヒトカラ専門店を改造して……。


時代が進めばがきっと出てくるはず。たぶん。うん、未来はわからんぞ。

そもそも、銭湯と飲食店と理髪店とマッサージサロンを合体させたスーパー銭湯がすでに存在します。これからはハイブリッドなのです。

ココスは定食やカレー以外にラーメンもピザも始めて、もはやなんでもありな感じだし、薬局といいながらパンとか文房具とかお風呂でブクブク浮かぶアンパンマンと仲間たちとか置いてあったりするわけで。

もっと昔のことをいえば、スーパーはもともと八百屋と魚屋がくっついたもので、コンビニはタバコ屋と駄菓子屋が……。


妄想はただただ膨らむ。

サウナはたのしい。