ぷらぷらり日記 2020.11.9 京都鉄道博物館
昨日は休日ということで、無事に11時までグースカ寝て、寝起きのアルカリイオンの水(2リットルボトル)をラッパ飲みして「うまい!うまい!うまい!うまい!うまい!」と煉獄さんごっこを嗜みつつ、そうだ京都に行こうと思い立ちました。
まあ京都はほぼ地元だし、なんなら庭みたいなもんですので、いつでも行けるんですけども。その中でもひたすらにアクセスが良いのにもかかわらず今までスルーしていたのがここ。京都鉄道博物館。
去年にできたばかりのJR梅小路京都西駅から徒歩2分。目と鼻の先ですな。京都駅からひと駅の距離ですが、このあたりの区域はあんまり歩いたことがないので、元は何があったのかよくわからない。周辺は露骨な再開発の跡があり、新しめのマンションも見えるなあ。
さて、館内に入ってさっそく出会った電車はといえば……。
大阪環状線のオレンジ色の普通電車。……うん。僕は何を隠そう大阪育ちでして、これ今までで27億9534万回くらい見ているんだよ。特に珍しくも……。
まあ、遠方からお越しの方にとってはとてつもなく魅力的なものなんだろうな。自分が東京のキヨスクの赤い看板を見て謎にテンションが上がるのと似たような感じだろうか。
車内。うん、知ってるって。こんなガラガラなことはまずないけども、526万3847回は見た。
これも何億回も見た……っていうか、数十分前までこれに乗っていましたよ僕。1991年にこの型になったのだそうです。見たやつばっかだなあ。もっと珍しいのないのー?などと脳内でほざいていたら、そいつは突然あらわれた。
これ。昔から、たまーに京都駅で見かけるやつ。他の地方の駅にもいたような気がする。なんか古そうな電車だなあとボーッと思っていたんですが、これが旧新快速だったのか……。全く知らなんだ。
これ、特別展示車両とか書かれていまして、どうも普段は置かれていないようです。117系というらしい。丸目4灯のライトが時代を感じさせる。同時期の車もこういうデザインが流行っていたと思うけど、乗り物の種類が違ってもそういうのって連動するんだろうか。
これがいわゆるブルートレインといわれるものでしょうか。リアルに見たのは初です。豪華な寝台もあり、それもまた魅力的ですが、サイドの文字を見て驚いた。
エネルギーとエレクトロニクスの東芝さんって、電車も作っていたんですね。もしかして同名の別の会社?わからん。
列車と列車の間の通路は昔の駅のプラットホームっぽく造られています。昔はプラットホーム内にこのような水道があるのが主流で、ここの水をみんな飲んでいたよう。2020年の世では完全に無理なやつだな。
昭和時代に存在したという食堂車。これ、メニューを運ぶ人は大変だったのではないか。ガタゴト動く床を歩いていかねばならない。当然ながら現代の鉄道よりも振動は多いんだろうし。
二階では壮大なジオラマが。向かいにはプラレールのシンカリオンのコーナーもあって、このエリアはキッズ向けのようですね。
トミカはともかくプラレールにはそこまで思い入れがない自分はスルー。ところで駐車場でクラウンがインプレッサに追突しているので誰かポリスとJAFを呼んできて。
延々とキッズコーナーかなあと思いきやそうでもなく、昔の客車の再現。自分的にはこういうのがいちばんハアハアできるなあハアハア。
ICカードが導入される前の改札口。なつかしい。そうそう、確かに昔の改札機ってこんなだったわなぜか見覚えあるわ14歳だけど。
今はIC対応機がほとんどだけど、導入してしばらくは駅にあるうちの1、2機しか対応していないのが普通だった。もっと昔は改札機それぞれに駅員さんがいて切符をハサミで切るスタイル。あれ?それも記憶のうっすら向こうにあるような……14歳なのに。
機関車がいっぱい。『鬼滅の刃 無限列車編』を観ておいて良かった。妄想がはかどる。鬼が悪夢を見せてくれる列車はどれかな……?
ガチで無限列車いた……。国鉄8620形蒸気機関車8630号機。準鉄道記念物なのだそうで、あの無限列車はこれがモデルなのだそう。どうりで子供がこのへんに群がっているわけだよ。
トンネルの掘削の手順のコーナーとか誰もいなかったのに……。かくいう自分もさっぱり理解できずに「うむ!知らん!シールド工法という言葉も初耳だ!この話はこれでおしまいだな!」と煉獄さんふうに遠い目をして去ったけど。
機関車の運転席。自分はメカニカルなことはさっぱりわかりませんが、確かにこれを見ると何かしら高まるものはありますな。
出口。旧二条駅を改造しているそうです。いやあ渋い。しかしここから二条城までは相当に遠いので、ここが二条駅ってだいぶ違和感があるなあ。
特に鉄道に詳しくない自分でもなかなか楽しめて、なんやかや2時間以上ぶらぶらしていました。
自分はやらなかったけど、SLに乗れたりバーチャル運転士体験ができるイベントもあるそうです。
トンネル掘削の過程や信号機の仕組みもわかる人にはおもしろいだろうし、汽車のシャーシ(鉄道でもシャーシという呼び方なのかどうかは知らんが)を下から観察できたりもします。
そして何よりも京都駅の次の駅のすぐそばというアクセスの良さ。京都駅から歩いていけなくもないですが、実は西大路駅からの方がちょっと近いかも。
その西大路駅の方面へと向かって並木道をずんずんと。このあたりは本当に昔ながらの閑静な住宅地という感じで、良い意味でなにもない。
道中にはJR京都貨物駅とかいう倉庫?があって、さらなる鉄道の世界を垣間見ることができますが、自分のこれからの目的は違うところにあります。
ご立派な日本建築の家が建ち並ぶ素朴な通りに、さりげなくぽつんとある銭湯、稲住湯。
うっかりしていたら通りすぎてしまいそう。チラッと事前にネットで目にしたところ、お湯が物凄く熱いとのことでしたが、自分としてはふつうに感じました。
ただ、古い銭湯ならではの、お湯を薄めるための水道はしっかり付いていた。これ何度か見たことあるけど、迂闊に使ったら常連さんに怒られそうで怖いしなあ。
看板ではなぜか「男性サウナ」「女性スチームサウナ」と分けて書かれていましたが、たぶん男性のもスチームサウナかと(違っていたらごめんなさい)。これもそこまで極熱というわけでも……。もしかして自分が麻痺してきているのかもしれん。
2軒め、春日湯。
このあたりは京都市内のなかでも有数の銭湯密集地帯で、さっきの稲住湯から5分も歩けば行けるような距離です。
こちらもまた細い路地にぽつんとある感じですが、ネオンの主張が激しいのでなかなか目立ちます。スチームサウナはテレビ付きで、そこそこ広い。サウナ5分→水風呂2分を2回やった後に熱い深めの浴槽にどっぷり浸かって整い。
この時点でもまだ時間に余裕はあり、先述のとおり銭湯密集地帯なので徒歩圏内をあといくつか回ろうと思えば回れましたが、さすがに3回連続で風呂に入るのはどうかしていると思ったので、今日はこのへんで。
おまけ。西大路九条の天下一品。もう閉店してからかなり経つのですが、外観はそのまんま。これかっこいいので解体するのもったいないな……。
サウナはたのしい。