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[読書感想文]暑い季節に対抗してクリスマス・ストーリー🎄

エアコン解禁しました、ぷきんです☀️

本日は、読書感想文!
暑い季節に対抗して、クリスマスの物語を、クリスマスソングかけながら読みました🎄

読んだ本はこちらです。

「クリスマス・ストーリーズ 一年でいちばん奇跡が起きる日」 新潮文庫

表紙にある通り、
朝井リョウ、あさのあつこ、伊坂幸太郎、恩田陸
白河三兎、三浦しをん (敬称略)の6人の作家さんの短編を集めた一冊です。

タイトル通り、「クリスマス」をテーマにした短編集で、一冊で6人の小説を一気に読めてしまうのが魅力✨

・好みの作家さんを探してる
・短編集を読んだことない
・普段読まない人の本をサクッと読んでみたい

そんな方におすすめです!

私も、朝井リョウさんの大ファンなので、この本を手に取ったのですが、
伊坂幸太郎さん、恩田陸さんの他の作品を読むきっかけにもなりました。

※ちなみに、朝井リョウさんの作品は「何様」に
伊坂幸太郎さんの作品は「ジャイロスコープ」にも
収録されているので、注意です!


それでは、それぞれの短編の感想を載せていると、めちゃくちゃ長文になってしまうので、全体的な感想をまとめていきます💪

まず、「クリスマス」ひとつとっても作家さんによってこんなに多様な話が出来上がるんだ!と驚きます。

どの話もその人らしさが表れていて、時代も世界観もバラバラなので、
クリスマスのたった1日で6個の観光地を旅行した気分になりました🌱

普段から読書する方なら、「この人の文章読み易いなぁ」とか「この人の文章は苦手だなぁ」とかあると思うんですが、
この6人の作家さんは大まかに同じ部類にいるような気がします。

少なくとも、朝井さん好きの私には全て読み易く面白かったので、この中に好きな作家さんが1人でもいるなら、読んで損はないと思います☺️

簡単にお話の内容をまとめておきますね
(ネタバレはしてません🙅‍♂️)


朝井リョウ「逆算」

自分がこの世に誕生した日を意識し続けてきた主人公。始まりには、何か明確なきっかけや覚悟があると信じていた。


あさのあつこ「きみに伝えたくて」

クリスマスイブに婚約者を亡くした主人公。
時を経て他の人の結婚してから、彼の亡霊に悩まされていた。


伊坂幸太郎「一人では無理がある」

ここはサンタクロースの非営利団体。
チームリーダーの松田は「鉄板ネタ」でいじられるおっちょこちょい。
でも、彼のミスが奇跡を起こすという逸話があって…?


恩田陸「柊と太陽」

昔は冬至祭に隠れて、「きよひこ」を信仰していた?三田きよひこが神?ご先祖は御宅(オタク)?
読まないと分からない世界観


白河三兎「子の心、サンタ知らず」

リサイクルショップを営むシングルマザーと、その息子。クリスマスプレゼントには、お店の物から選ぶというルールがあった。
素直になれない親子の物語です。


三浦しをん「荒野の果てに」

江戸からタイムスリップしてきてしまった2人。
武士の卯之助は、切支丹の取り締まりを任されていて、悪夢にうなされていた。


面白いけれども、どの作品も考えさせられる話になってます。

眠れない夜に、ぜひ。


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