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数字を追いかけるウィーク/日記(4月14日~20日)

4月14日(日)

少し早いけれど、長女のお誕生日会をした。
昼間はお誕生日プレゼントを買うべく、100円ショップへ。
今年の長女のお誕生日プレゼントのリクエストが「100円ショップで好きなものを好きなだけ買いたい」だったのだ。
夢が詰まりすぎていて、こちらまでワクワクする。
セリアとキャンドゥをはしごして、目いっぱいの贅沢をした。
長女は今、レジンに猛烈にはまっているいるので、レジンの型やらビーズやらをモリモリ買っていた。
あとはスクイーズやスライムも。いつまで好きなのそれら。
ちょっと面白かったのは黒い綿棒。先っぽが粘着テープみたいになっていて、耳垢が面白いほどとれるというもの。特に乾燥しているお耳の方はぜひ試してほしい。ごっそりとれるよ。

夕飯はまさかのサイゼリアをリクエスト。
お誕生日に毎年、腕をふるいまくってきた身としては寂しいような楽ちんなような。今年は末っ子もはま寿司だったし。
まあいいんだけど。サイゼリアはおいしい。
サイゼリアに行くと毎回手あたり次第頼むので、テーブルがモリモリになるのだけど、この日はお誕生日テンションということもあって、さらにモリモリに。
パズルのようにお皿を組み合わせて、次に運ばれてくるお料理を想定しながらフードファイターのようにお皿を片していく。

お腹いっぱい食べて、帰宅後はリクエストのアイスケーキを。
ほんとうによく食べた。

長女お誕生日おめでとう。
12歳とか、信じられない!

4月15日(月)

県庁にて会議の日。
ここ2年ほど、子育てにまつわる県の会議に時々お呼びいただいて出席している。
「note読みました!云云かんぬん、それでですね……」
だいたいこんな運びで職員の方からお声がけいただくのだけど、このトンチキな日々をお読みいただいた結果呼ばれているがちょっと理解が追い付かない。
とは言え、県政に意見を反映していただける機会なんてそうそうないので、ちょっと緊張しながらも元気に行っている。
もちろん、私以外にトンチキな人はひとりもいない。
ちゃんとした大人の有識者たち。

午前中は資料をひたすら読んで会議に備えて、午後は会議へ。
2時間ほどためになるお話を聞いたり、思いを伝えたりなど。
1000キロカロリーほど消費した。

夕方はいつものように、ウルトラ元気な息子のお友達がやってきた。
彼らみんなまとめて幸せな未来でありますように。

4月16日(火)

会計入力の日。
朝から会計事務所に缶詰だった。
かれこれ10年以上、とある会社の会計業務をリモートで預かっている。
決算月を迎えたというのに、まだ打ち込むべき数字が山のようにあってもう。ため込んだ私が悪いのだけど、これでも頑張っているんだよ、と心の中で言い訳をする。ほんとに頑張って生きてるんだよ。ほんとだよ。

夕方は習い事行脚。火曜日がマジで鬼門過ぎて手に負えない。
みんなの習い事が大渋滞していて、そろそろなんとかしないと、と思うんだけど、火曜日をなんとかすればほかの曜日が渋滞するのだしもうどうしようもない。

夕暮れ前、近所の子が遊びに来たけれど、長男も長女も習い事までの間それぞれ公園へ行っていて、末っ子はまさにそのタイミングで習い事があって、家は空っぽだった。
「どうする?」と尋ねると、「少しだけ遊んで帰る」と少しだけお庭で遊んで帰っていった。かわいい。

夕飯は長女のリクエストで治部煮を。
石川県の郷土料理だよ。

4月17日(水)

もちろん会計事務所に。
数字が追いかけてくるよ。ひたすら数字をやっつける午前。

午後は引き渡し訓練を兼ねた授業参観。
どのクラスへ行っても、子どもたちのお友達が手を振ってくれる。
みんなほんとうにかわいい。

子どもたちの学校は全学年、ひとクラスしかなくてクラス替えがないので、6年間同じメンバーで過ごす。
最初は心配もしたけれど、みんな喧嘩をしながらも仲がよくて、こういうのも悪くないのね、と思う。

放課後、いつも以上に家に子どもたちが集まって、本当ににぎやかだった。
庭にピクニックシートと小さなテーブルを出しておやつを食べた。
じゃがりこを巡って喧嘩をするので、追加でじゃがりこを3箱投下した。
太っ腹に見えるけれど、平和のための数百円は安すぎるほど安い。

4月18日(木)

原稿仕事が滞っていたので、やっつける日。
ところが全然進まない。
急にここのところの疲れがどっと来て、頭に靄がかかったみたいに働かない。
遅々として進まないながらもどうにか前進。
と言ってみたけど、実際はほとんど進んでいない。消えたい。

夕方はいつもの小僧たちがいつも通りに。
長男の声真似をして「ただいまー」と言って入ってくる。
絶妙に似ている上に、彼らの訪問は長男の帰宅より早いので普通に騙されている。
「はーい、お帰り」と言って顔をパソコンから上げると、息子ではない少年がいて毎回びっくりする。

食べ盛りたちが「お腹が空いた」と言うので、朝食で焼きそびれたフレンチトーストを焼いた。
ホイップクリームのストックがあったので、各自絞って、長女がオーストラリアから買ってきたスーパー賑やかなカラースプレーをトッピング。紫やら緑やら日本にはないカラーばかりで見ていて楽しい。

さらに足りないという食べ盛りたちは、台所で目玉焼きを焼いてごはんに乗せてどんぶりで食べていた。元気だな。つええ。

4月19日(金)

またまた、会計事務所へ。
どれだけ溜めていたかお察しいただけるかもしれない。
日々、ひたすらに駆け抜けているんだけど、走りながらいろんなことを取りこぼしている。
でもなぁ、あれもこれも全部やりたいんだよなぁ。
体力をもっとつけなくては。

夕方は珍しくだれも遊びに来ず、静かな日。
末っ子の習い事を終えたらしばし空白の時間。こんな日もいい。

いつも遊びに来る少年たちが誰それの家に遊びに行くとかで、少年のひとりが息子に「来ちゃダメ」と言ったらしい。
仲良くしていてもそういうことってある。

末っ子の習い事のお迎えに行ったらちょうどその少年が通りかかって、車の後部座席から息子が「ねー!なんでダメなの?!」と言うと「だっておやついっぱい食べるもん!」と返ってきた。
ははん、水曜日にじゃがりこ悶着したことを根に持ってるんだな。
あの日、息子は一度に何本も食べたとかの罪で、食いしん坊な彼に股間を攻撃されていた。
(喧嘩はしてもいいけど、ちんちんは攻撃するのは禁止!!!、って言った。そんなセリフを言う日が来るなんて)
じゃがりこおいしいもんな。

16時からウェブ会議があったので、ざざっとふたりの間をまとめて帰宅。

会議は思いのほか長引いたけど、お伝えしたいことを伝えることができたし、先方の事情や思いもたくさん知ることができてこれぞコミュニケーションという感じがしてとてもよかった。話すって大事。

会議の後、会計事務所に舞い戻る予定だったのだけど、会議が長引いて事務所が閉まってしまった。鬼のように着信が入っていた。申し訳ない。

4月20日(土)

早起きしなくていい週末です。最高です。
とは言ってもみんな6時台に起きるので。私も7時には起きちゃう。
でも送り出しのプレッシャーがないってだけで本当に最高。
集団登校ってそのあたり荷が重いよ。

朝食を食べて、朝からお風呂に入って、食材の買い出しへ。
土曜日は安いスーパーへ行ってどっさり食料を買う。

買ってきた焼きそばと、末っ子リクエストのポケモンラーメンでお昼ご飯を食べて、お昼からまたまた会計事務所へ。
嫌いな言葉は「決算」です。

隣の席でポチポチしているおじいちゃんが、上手くいかないことがあるらしいたびに「ああっ!くそっ!」と言うのでいちいちビクッとしてしまう。
この人の心の中には「ああっ!くそっ!」が息づいているのだと思うととてもおそろしい人のように思えてくる。

「あ!」でも「おっと」でも「しまった」でもなく、「ああ!くそっ!」を飼いならしているってちょっと、なんていうか、すこし、野蛮な感じがしませんか。

ちなみに私の心の中には石川の方言の「ええんな」が今も生きていて、咄嗟の小さなイライラに「ええんな」が飛び出してしまう。
「ええんな」は共通語で言うところの「もう!」みたいな感じなんだけれど、これもまたそんなに品のいい言葉ではないので、ほんとうは私から出て行っていただきたい。
でも一度住み着いた言葉ってなかなか出て行ってくれないよね。
言葉は慎重に体に入れないと、と思う。

夕方はひたすら草刈りをした。
田舎ということを差し引いても、我が家の庭はちょっと広すぎる。
お陰でいろんな子どもが遊びにきてくれてとっても楽しいのだけど、あたたかくなり始めるといよいよ草が脅威になってくる。
夏を少しでも楽にするために、ひたすら刈って刈る。
刈っているうちに、長女とあの草が食べられる、こっちはお茶にできるという話になった。
そういう目で見ると、柔らかな春の草はどれも美味しそうに見えてくるから不思議だ。
というわけで、ヨモギをたくさんと、カラスノエンドウを少しを摘んで、天ぷらにして夕飯に出した。
ヨモギが大変人気で、飛ぶように売れた。

この2冊がお庭歩きのバイブル。

また読みにきてくれたらそれでもう。