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これからデザイナーを目指す人に伝えたいこと

千葉工業大学 大学院でUI/UXについて勉強しているぷっちょ(@pucho_design)です。

今回は自分が22卒として就職活動を終えて、学んだことや感じたこと、について、これからデザイナーを目指すみんなの参考になればと思い、自分の歴史を振り返りつつ、お話していきたいと思います💬
まだまだ学生で未熟なデザイナーですが、暖かい目で見てもらえると嬉しいです(笑)


1.大学院進学について

自分の就職活動を語る前になぜ自分が大学院に進んだかを軽く説明させていただきます💬

大学院進学に進んだ理由それはずばり「UXの最先端をもっと学びたい」と感じたからです。

自分は学部3年生の時に就職活動と大学院進学の両方を考えていました。そんな中、色々な企業の人と話していくうちに「UXDはもうデザイナーの物だけではない」と感じるようになりました。

そして自分の研究室の先生にそんな悩みを相談した際に、ある1冊の本を紹介されました。

ジェームズ・H.ギルモアの経験経済という本です。

この本は1998年に書かれた本なのですが、もうその時にはこれからの経済の中心は「体験」になると書かれています。実際にそれは言うまでもなく皆さんは感じていますよね?✨

しかしこの本の凄いところはさらに先のことまで予言されている部分です。これからのデザイナーの役割も書かれていて、とても興味を惹かれたのを今でも覚えています。詳しい内容を書くと大変なことになってしまうので、興味を持った人はぜひ調べて見てください!✒️

こんな話を聞いてしまった自分は「大学院に行く」となってしまいました笑
これが自分が大学院進学を決めた理由です。
さすがUXの第一人者の先生・・・話がうまい😂


2.就職活動の始まり

自分は大学院に進学すると決めた時から1つのことを絶対やろうと決めていました。それは

6月ぐらいから就職活動を始める

です。

これを聞くと「はや!」となりますよね(笑)
(実はポートフォリオを制作し始めた時期を入れると4月からです😂)

こんなに早く始めたのはある明確な理由が3つあります。それは

1.きちんと就活の準備をするため
2.自分の選択肢を増やすため
3.学びを深めるため

です。


それでは1つ1つ詳しく語っていこうと思います。💬


❶きちんと就活の準備をするため

これはポートフォリオの作成やブラッシュアップ、自分の就活の軸は何なのか?、自分はどんなデザイナーになりたいのか?といった部分にあたります。

自分の所属している研究室には鬼の十則というものがあり、その中にこんな言葉があります。

準備しているから勝てる

そうなんです。準備はどんなことにおいても大切です。早く準備をするからこそ、自分の足りないものに気付けるし、思考のアップデートもできます。

これって何かと似てると思いませんか?

それはデザインプロセスです🎨

PDCAをたくさん回すことが大切というのはデザインを学んでいる学生ならとっても大事なことだと分かっていると思います。

自分は早く始めたからこそ、多くのインターンに参加することができたし、面接でも落ち着いて自分の考えをしっかり話すことができたと思っています✨


❷自分の選択肢を増やすため

これは色々な会社を知ることの部分にあたります。🏢

世の中には物凄い数の企業が存在しています。またその企業の中にも職種が存在しており、たくさんの職業があると自分は思っています。

これは自分の経験談からの学びですが、早く始めることによって自分の夢を叶えるためのスタートラインになる会社や、職業になるチャンスが掴みやすいと思います。✨


もたもたしてたら行きたい会社の採用の枠が埋まってしまうかもしれないし、なりたい職業の募集が終わってしまうといった事態もあるんです。


❸学びを深めるため

これは自分のデザインスキルやマインドセットを鍛えたり、アップデートしていく部分にあたります。

早く始めることで多くの会社の人とお話することができたり、多くのインターンに参加し、自分のデザインスキルを高めることができます。

吸収した学びはデザインする際の考え方にも使えますし、就活という目線で話すと面談や面接の際にも役に立ちます!✨

3.どんなことをしたか?

それではここからは実際に就活を行うに当たって何をしたのか、またその活動から何を学んだのかを紹介していけたらと思います!

❶多くの会社の人とお話をした

自分は夏からずっとこの活動をしていて今でもこの活動をしています。
この活動を通して、たくさんの会社の人事の方やデザイナーの方とお話をしました。

アドバイスは面談なので、いわゆる面接とは違い、自分の悩みだったり、考えを隠さずに言ってみる勇気がコツです!✨

また逆質問も大事で、実際に働いていてどうなのか?や働いている社員さんたちの思いや大切にしていることなどといった本質的なことを聞いていきましょう!そうすると見えてるものがあるはずです!

この活動の良いところは

実際に働いてる社員さんから考えを聞くことで、自分の思考をアップデートできる
働いているからこそ分かることや社員さんの当時の就活の軸、転職の時に何を考え、その会社にしたかを聞くことで、企業分析の際に役に立つ
面談でポートフォリオの説明や自分の考えを話す機会があるので面接の練習になる

この3つです!本当にオススメなので、勇気を持って沢山の人と話しましょう!

もしかしたら、この時の繋がりで、将来一緒に仕事をしたりすることもできるかもしれません!デザイナーの界隈は思っている以上に狭いんです!✨

自分は面接練習をして貰えることになったり、自分の悩みを聞いてもらったり、ポートフォリオのFBを頂いたりと多くの人のお世話になりました😭

きっかけは何でもいいんです!インターンに参加したデザイナーさんとFacebookで繋がる、Twitterでデザイナーさんを見つけDMを送る、イベントに参加して周りの友達やデザイナーさんと繋がる、少しの勇気を持ちましょう!

就活ノートを作る

就活ノートといってもみんなが想像するそんなたいそうなものではありません!😅

書いたこととしてはまず自分の歴史を子供の時から〜今まで振り返りました! 以外にこれをするとあの時何を思って生活していたのかやそういえばこんなことがやりたかったということが見つかり、自分がどんなデザイナーになりたいのか?何でデザイナーを目指したのかなどの自己分析に役に立ちます!

夢がない!といった人も絶対子供の頃には夢があったと思います。それが今に繋がることだってあるんです!

自分は子供の頃ヒーロになりたい夢がありました。それを大学でデザインに出会い、デザインの力は人の心を動かしたり、笑顔にする力があるということを知り、ヒーローみたいなデザイナーになりたいと思うことができました🦸‍♂️

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次に書いたこととしては、色々な企業さんの話を聞いて感じたこと、思ったことをメモのように書きました。 本当に感想のような感じのメモです笑

皆さんは説明会などを聞いていて、「この会社はいいかも!」「この会社は違うなー」と感じた経験があると思います。その思ったことを深堀りしてみましょう!

Mission・Visionに対して自分がどう感じたのか?社員さんの話を聞いてどうおもったのか? 何が良かったのか? 何が悪かったのか?etc・・・

これをすると自分の会社選びの軸が見つかります。

コツを伝授すると常に「何で?」「何で?」と考えることです。
難しいと思うかもしれませんが、デザインをしている人ならやったことがあるはずです!

そうユーザーインタビューです😊

自分にユーザーインタビューをするイメージで行えば絶対にできると思います👀

見づらいですが、こんな感じ自分はまとめていました。✍️
手書きの方は汚い・・・笑(メモだから自分が分かれば大丈夫大丈夫😅)

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色々なインターンやイベントに参加する

自分は夏と冬たくさんのデザイナーインターンやデザインイベントに応募しました!自分の参加したものを紹介すると大変なことになるので、内容は省略しますが・・・😭(別の記事で紹介します!)

これの良いところは自分のデザインスキルが上がる、思考がアップデートできる、現場のデザインプロセスや雰囲気が知れることはもちろんのこと他学校の学生さんと繋がれます。

この時に友達になった人と就活の悩みを話したり、ポートフォリオのブラッシュアップをしたり、面接の練習をすることもできます✨

しかし「ポートフォリオができてないから・・・」「作品が少ないから・・・」という声もあるでしょう。

応募することは無料です!
「とりあえず参加してみよう!」「挑戦してみよう!」

これが大事です!

勇気を持って挑戦することに意味があると思っていて、参加すれば何かが変わるかもしれません!ここでも重要なのは小さな勇気です!


❹分からないことは分からないと言う勇気を持つ

これはやったことと言うよりは、少し面接のアドバイスみたいになるのですが、皆さんは面接していて面接官から想定していない質問をされたり、相手の質問を理解しないまま喋り始めたことはありませんか?

自分は就活を始めた最初は「質問に答えないと!!」と思い、とりあえずで喋り始め、「ん?自分何言ってるんだろう?」となったことがあります😅

就職はデザインに似ていると言う話をしましたが、アプリのレビュー会などで想定していなかったことが質問に来たり、相手の質問が意味が分からないことがあると思います。そんな時にどうしているかを思い出してください。

「正直その機能は想定していませんでした。今後そのような考えも大切になってくると思います。」「その考えはありませんでした。しかしその考えを聞いて、こんな未来もあると自分は感じました」「その質問は〜のようなことですか?」

と分からないことは分からないと言ったり、相手の言葉を自分の中に一度落とし込むようなことをしています。

分からないことは分からないでいいと自分は思います。大事なのはその後の分からないなりに考え、自分考えを言うことだと思います。

また面接は会話と同じでキャッチボールです。この意識を持っておくと面接が苦と感じなくなるかもしれません。


4.最後に

最後に自分の就活に対する考え方をお話します。これは人によって違うのでもしかしたら参考にはならないかもしれないです😅

自分は会社選びで重要なことは「本質的な部分を見極めること」だと思っています。

自分は会社でやっている事業はただの手段の1つと思っていて、本当に大事なことは会社のMission・Visionであると思っています。この2つを働いている社員さんたちが意識して仕事しているのかこの部分がとっても大事で、これに共感できたり、感じることができた会社さんが自分にあった会社だと思います。

これを大切にした方が良いと思う理由は「働く環境に納得するため」です。

ここでは「料理」を例としますが、人によっては、「料理が好きだから料理をしている会社さんに行きたい」という人もいるでしょう。そのような人を否定はしませんが、自分はもったいないと思います。

もしかしたら将来技術が発展し「料理」ということが世の中から消えるかもしれません。そのような状況になったら「料理が好きだから料理をしている会社さんに行きたい」と感じた人は働くことがつまらなくなってしまいます。それは会社にとっても、その人にとっても悲しいことだと思いませんか?

世の中の当たり前というのは日々変化していきます。コロナウイルスが良い例です。

働く環境に納得するために、「本質」を求め続けて見てください。

またもう一つ伝えたいことは、「就活」を楽しむということです。

「え?就活って大変で辛いものなんじゃないの?」と思う人もいると思います。確かに辛いこともたくさんあります。

そんな人は見方を変えて見てください。何でもいいんです。例えば、ものを作る楽しさ、色々な人と話せる楽しさ

何だか見方を変えるとプラスに思えてきて、楽しくなってきませんか?

自分は新しい知識を得ることのできる機会と考えました!
面接の回を重ねると本当にすごい人達とお話しすることができます。しかも1on1で!

また落ちたからといって、全てが無駄になったと考えるのはもったいないです。確かに落ちたのは自分の力が足りなかったからかもしれません。しかし「受かるためにした努力」は絶対に無駄になりません。「失敗」という経験を得たからこそ次に生かせることだってたくさんあるはずです。

そして最後に伝えたいことそれは内定はゴールではないということです。
内定は「自分の夢を叶えるための必要な環境で働ける権利を得た」ということだと自分は思っています。

自分の夢を叶えるために自分の人生を自分で動かしましょう!

5.これから

2022年から事業会社のUI/UXデザイナーになります🎨

実際にデザイナーとして働くのはまだまだ先のことになりますが、自分の夢である「ヒーローのようなデザイナー」を目指して頑張りたいと思います!

お世話になった大勢の方々、今後ともどうぞよろしくお願いします🙇‍♂️

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