見出し画像

主観満足度と幸福

「一隅を照らす。これ則ち国宝なり。」という言葉を天台宗の開祖・最澄は残している。

置かれた環境、立場で尽力しなさい。そうすれば、周囲も前向きな影響を受け、相乗効果で社会が向上していく、という願いが込められている。

日本は「幸福度が低い国」という烙印が押されて久しい。国連の持続可能な開発ソリューションネットワーク(SDSN)は2020年度版の幸福度ランキングを発表した。153カ国・地域が対象となり、日本は62位だった。日本で評価が低い項目は「寛容さ」と「主観満足度」だという。

勤続、転職、副業、独立、起業。サラリーマン1年目になった今、前述した熟語たちがひっきりなしに声をかけてくる。

僕自身、主観満足度は決して高いとはいえない。

いっぱしの企業に勤めたいとか、健康でいたいとか、自己実現をしたいとか、そんなことではない。

言葉と心を結びつけたい。

「空白」を言葉で表現したい。


望んでいた職種ではないものの、憧れていたマスコミの一端を担い、学べることが多い環境に身を置いている、とは思う。

学ぼうという姿勢だけは失いたくないと胸に決めている。 


今年で24歳になる。今は「ハンガー」みたいに、洋服の女房役でもいい。
一隅を照らし、可能性を広げていきたい。「最澄さん、いまはハンガー役を担います」

Capici


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?