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才の祭小説(中くらいの箱)

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才の祭応募の小説を集めました。楽しんでください!!
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#ショートストーリー

冬の花火 〜才の祭 小説部門応募作品

ねぇ、星降る花火をみたこと、ある? 空いっぱいに、パァッと広がった花火がね、 ゆっくりゆっ…

夕凪遙
2年前
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聖なる夜の、切なる願い。【#才の祭小説】

「あの2人、結婚したんだってー。」 仕事から帰って来たキミにそう語りかけるも、「そうなん…

xu
2年前
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【小説】クリスマスのせい

「共感覚」を頭に、空白の後、「つ」。 すると「辛い」や「疲れる」と出てくる。 やっぱりな、…

えぴさん
2年前
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【小説】偽ツリー

「「かんぱーい!」」 カチン!と背伸びしたグラスを合わせて少しだけ口に。ユウも私もお酒は…

えぴさん
2年前
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たった1人のあなたへ 〜#才の祭 小説部門

「購入のお知らせ」が、ピコンとメール受信音と共に、ポストに入る。 これは、すぐに開封しな…

夕凪遙
2年前
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【企画小説】Crossing

ビューラーでまつ毛をクイッと上げ、いつもより丁寧にマスカラを塗る。それから目尻に沿うよう…

いつでも心は晴天で。【#才の祭】

「おひさまの下に出られないの」 夏なのに長袖の服。その手には、しっかりと日傘の柄が握られている。 彼女は、青空の下を歩くことができない。 彼女とは、偶然図書館で出会った。 僕の仕事は司書。予約していた本を取りに、そして読み終わった本を返しにくる彼女は、とても印象深かった。 夏でも、肌の露出が一切ない。 きっちりと肌を覆うかのように、黒色のロングワンピースにカーディガンを羽織り、あまり空調が効いているとは言えない図書館で、静かにハンドタオルで汗を拭っていた。 その

【小説】涙のプレゼント

うーむ、どうしようか。サンタは困りました。 毎年、色々な事情でプレゼントを貰えない子ども…

えぴさん
2年前
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【小説】『白のイヤリング』

好きな作家がいる。これは特に珍しいことでもない。 そして同じように、どうしてもそれと同じ…

えぴさん
2年前
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