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肩こりや首の痛みを伴う頭痛に薬は効かない!?

「薬を飲んでも頭痛が良くならない」

「首の動きの悪さやひどい肩こりがある」

「デスクワークで悪い姿勢でいると症状が悪化する」


このようなお悩みありませんか?


今回は肩こりや首の痛みを伴う頭痛について解説していきます。



肩こりや首の痛みと頭痛の関係性



そもそも肩こりや首の痛みと頭痛がどのように関連するかを説明します。


頭痛の種類には「頚原性頭痛」というものがあり、これは首上部(上部頸椎)の機能不全により、そこから出ている神経を刺激して頭痛が起こります。



この首上部の機能不全は首の前側にある筋肉が硬くなっていたり、肩甲骨が前に出て巻肩になっていると起こりやすくなります。


また、猫背やストレートネックなどの不良姿勢でも起こりやすく、どれも肩こりや首の痛みの原因になります。


結果的に肩こりや首の痛みと一緒に頭痛が起こってしまいます。



原因が筋肉や関節由来なので薬が効かない?


頭痛薬の中には首や肩回りの筋肉を弛緩させる効果を持つ薬もあり、筋肉由来の頭痛にも薬が有効なケースは多いです。


しかし、根本的な原因は首上部の関節の機能不全、つまり関節由来の頭痛であるため、薬を服用しても一時的でしかなく、薬を飲み続けることになります。


筋肉や関節由来の頭痛を根本的に良くしていくためには薬以外の対処法が必要になります。



頚原性頭痛に効く!5分でできる簡単エクササイズ


首上部(上部頸椎)の機能不全は運動療法による改善がおすすめです。


頚原性頭痛を改善するエクササイズは基本的に肩こりや首の痛みを改善するエクササイズと同じになります。


今回紹介するエクササイズは猫背や巻肩を改善し、頭や首の位置を正しい位置に修正するエクササイズになります。


1.キャット&カウ


息を吐きながら丸める



息を吸いながら伸ばす


四つ這いになって背中を丸めたり伸ばしたりするエクササイズです。


pointは背中を丸めるときに息を吐き、伸ばすときに息を吸うことです。


体の動きに合わせて呼吸を行うことで、胸郭の動きを出すことができます。


さらに背中の伸び縮みに合わせて骨盤も動かせるとgoodです!


回数の目安は10~15回でゆっくり大きく動かしましょう。


2.リバースプランク(簡易版)


肩甲骨を前に出し、骨盤も後傾させる。



手で床を真下に押しながら伸びるのがポイント。骨盤は前傾させる。


胸の筋肉が硬くて肩こりになっている方におすすめのエクササイズです。


一度体を丸めてから、真上に体を伸ばしながら胸を張ります。


真上に体を伸ばすときに手で床を真下に押しているのがpointです。


このエクササイズも丸めるときは息を吐き、伸ばすときに息を吸うようにしましょう。


回数の目安は10~15回です。


3.バードドッグ


体がふらつかないようにしっかりバランスをとる


筋力低下があって骨盤や体幹が崩れている方におすすめのエクササイズです。


肩こりは土台が崩れていると非常に起こりやすくなるため、根本的に改善したい方はぜひ押さえておきたいエクササイズです。


まず四つ這いになり、片方の腕を前方に伸ばしたら伸ばした方と反対の足を後方に伸ばします。


このとき耳ー肩ー大転子(太ももの骨の出っ張り)が一直線になっていることが大事になります。


また、腕と脚も体幹に対して一直線になるようにするとgoodです。


左右それぞれ30秒以上保持できるように頑張ってみましょう!


まとめ


・首上部(上部頸椎)の機能不全により起こる頭痛がある

・首上部(上部頸椎)の機能不全は肩こりや首の痛みの原因でもある

・薬では首上部(上部頸椎)の機能不全を根本的に改善することはできない

・首上部(上部頸椎)の機能不全は運動療法による改善がおすすめ

・キャット&カウ→背中と胸の筋肉を伸ばす

・リバースプランク(簡易版)→胸の筋肉を伸ばす

・バードドッグ→体幹筋を鍛える



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