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Mission2「PTA広報部の目的・歴史を探れ!」

7月に行われた初回のPTA委員会を終えて、大量の資料をいただきました。これからの「PTA通信」を作り変えるためにも、まずは今までの歴史を探ろうと思い、大量の資料に目を通しました。今回のMissionは「広報部」の目的とは??

最初の文面でやる気に火がついた!

分厚いファイルの最初には、クリップドライブにデータを保存する方法が記されていました。そして、1ページめくってみると、「広報部のお仕事」と1年のおよその予定が記載されていました。

ただ、最初の文面を見て、、、、

「取材内容は基本的に自由ですが、例年にならって作成した方が無難かと思います。」

おそらく、これを書いた人には深い意味はなかったと思います。でも、自由なのか、例年通りに作成するのか、僕にはわからなかったです。無難にこなしておけ!って、僕は自分の子どもには言えない言葉だし、無難にやる仕事ほどつまらないものはないと思い、改めて「1」からの作成を決意しました。

過去のPTA通信で先生たちや歴代PTAを知る

およそ10年前のものからファイルしてあるため、近所の人が役員をやってたんだな、とか、あ、この先生はこの時期から●小に来てるんだ、など様々なドラマを垣間見ることができます。

書式は10年前から変わっていませんでしたが、過去の資料をみることによって、その時、その時のPTAの熱量などが伝わってきました。過去のものをみることによって、今までも決してマイナスな感情のままPTAをやっていた人ばかりではないことを知ることができました。

世間一般のPTAに対する気持ちとは違い、細かくPTA委員会の記録が書いてあったり、イベントの際の1日の流れが細かく書いてあったり、自分が主体的に動こうとしているメモなどはPTAをやる気にさせてくれる材料でした。過去の資料に目を通し、最初にやろうとしたことは今年度の広報部の目的・ビジョンを掲げることでした。

PTA広報部の目的・ビジョン設定

今年はコロナの影響もあり、PTA通信の記事を載せるにも、学校イベントのほとんどが中止になってしまったため、書く記事がありません。でも、僕は「伝えたい」と思うことを載せようと思いました。他のメンバーにもLINEで「どんなことを載せたい?」と聞いてみて「人気のある給食メニューを知りたい」とか、「学校で一番素敵な場所を聞いてみたい」というメンバーの意見を聞きました。

そこで感じたのは、学校と保護者が分断されている印象を受けました。子どもの様子がわからない、学校の様子もわからない。そして、コロナの期間、学校からは宿題が出たり、たまに担任の先生が来てくれたりしていましたが、学校の考えは不明なままでした。

僕は、4月の「オンライン授業講習会」で学校側の努力を見ることができましたが、その努力をほとんどの保護者は知りません。なので、今年のPTA通信で書いていくことは、ただ「PTA活動を知らせる」のではなく、「学校と家庭」「先生と保護者」をつなぐ役割こそ「広報部」の役割としました。

令和2年度広報部は「つなぎ役」

広報部の他のメンバーにも今年度の目的については共有し、概ね了承してもらい、現行のレイアウトを考えはじめました。今までとは違う形式で、そしてできれば「PTA」という言葉を外したい。

理由は簡単。「PTA〜」とついたプリントは今までろくに読まず、自分が捨てていたからだ。なので、PTAをタイトルから外す。そして、PTAの役員紹介、赴任してこられた先生の紹介ページは大まかな枠組みを作った。

あとは、中面。PTA通信の役割は「学校と家庭・先生と保護者をつなぐ」こと。この目的を先に作っておいたので、やはり、コロナの時の学校側の対応や、7月時点で子どもたちがどういう生活を送っているかのリアルが知りたい!と思うようになっていった。

僕の提案をLINEでメンバーに送り、行ける人だけで学校に行ってみようということに決まり、すぐさま学校に電話。初回のPTA委員会から1週間後には学校へ取材に行くことになりました。

もし、最初PTA広報部は何のために存在しているか。そしてPTA通信は誰のために書くものなのかを自分の中で明確にしていなかったら、このスピードで動けなかったかもしれません。

「目的」をきちんと掲げることでいつでも立ち返ることができる原点に設定することができます。これは昨年まで麹町中を率いてきた工藤校長が言う「最上位目標」。必ず立ち返る場所を作っておくことで感情に振り回されず、人が変わったとしても大きくずれることがない大切なものだと改めて感じました。

何かを始める時にはまず目的・ビジョンを作る。

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