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背骨のインナーマッスル「多裂筋」の効果的なエクササイズ方法のまとめ!

どうもです。

今回は多裂筋についてお伝えしていきますね。

こちらでも解説しているのでチェックしてみてください↓

はい、動画からわかるように。

腰痛を持っている人にはとても大事な筋肉です。

腰痛をなんとかしたい!

と思っている方は最後までチェックしてみてください。


多裂筋の起始停止をまずはチェック!

まずは多裂筋の起始停止をチェックしてみましょう。

起始:仙骨後面、後上腸骨棘、脊柱起立筋膜、仙腸関節靱帯、腰椎乳頭突起、T1~3の横突起、C4~C7の関節突起

停止:多裂筋の筋線維は上方および内側を通り、最上部の頸椎(C1)を除く脊柱の各椎骨の棘突起に停止

こんな感じで背骨を丁寧に紡いでいる感じです↓

うん、、人間ていうのは素敵な筋肉を作ったものです^^


じゃあなんで「多裂筋」ってなんで大事なの?

いわゆる腰痛とかには思いっきり関係する筋肉です。

多裂筋は小さい筋肉で、「背骨を動かす」という力よりも。「背骨をコントロールして安定させて、体の位置関係を教えてくれる」役割が大事なのです。


慢性腰痛の方を対象とした研究では、多裂筋の萎縮が認められていまーす。(しかも腰痛がある背骨側の多裂筋が萎縮するという、局所的な要素もあります。)

他の論文で腰痛の人は

・多裂筋の運動制御の有意な低下
・多裂筋の脂肪浸潤の増加
・多裂筋の厚さの減少

もわかっています。


このあたりは無限に論文があるので、pubmedでいっぱい調べてみてください!!


多裂筋はなぜスポーツジムで重量を持ち上げても鍛えられないのか?

腰痛に影響のある筋肉ってことはわかった!

じゃあ多裂筋にどんどん刺激を入れてきたよう!
デッドリフトだ!スクワットだ!高重量で鍛えるぞ!

というわけではありませんw

実は高負荷エクササイズは多裂筋の再教育にはあまり向いていません。


実際に低負荷モーター制御 (LMC) エクササイズの効果と高負荷リフティング (HLL) エクササイズの効果を比較した研究がこれ↓

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