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邦楽ロックを貪り酒に溺れる秋の夜

SUPERCARといえばスリーアウトチェンジだ。

1曲目のcream sodaではフランジャーがかったギターの音に言葉にならない感情が込み上げてくる。

イマ風に言うとエモいと言うのだろうか。

SUPERCARやナンバーガール、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTを聴くといつでもあの日々、あの頃に還れる気すらする。

邦楽ロックの現状に憂うわけではないけれども、あの頃の呪いともいうべきか呪縛から解き放たれることなく青春ゾンビと化して今日も貪り続ける。

幸いなことに名曲は、名盤は語り継がれる。

「心犬君ってどんな音楽を聴くの?」

そう問われても、ミスチルだとかポルノグラフィティと答えアゲハ蝶を飛ばして濁している。

それでも、名曲は、名盤は語り継がれるのだろうか。

胸を張って「SUPERCARのcram sodaが好きです。ナンバーガールの透明少女が好きです」と言えるようなオトナになりたいし、そういったオンガクのハナシで盛り上がるコミュニティに浸りたいという思いもないわけではない。

自分にとっての様々なターニングポイント、それは受験期であったり就職活動であったりといろいろな場面でオンガクと共に、過ごしてきた。

そんなオンガクを今日も聴いている。

幸いなことに、名曲は、名盤は語り継がれる。

アベのギターが耳から離れない。

YOASOBIを聴いていても、米津玄師を聴いていても満たされないものがある。

圧倒的マイノリティに位置すると分かりつつも、アベのギターが耳で鳴り続く。そんな夜は駄文を連ねさせてほしい。

そうやって、名曲は、名盤は語り継がれるのだろう。

#私の勝負曲

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