HSP・HSCについて考える② ~HSPブームの到来とビジネス化の危機~

こんにちわん、こんばんわん!心理学が好きな犬、心犬です!

前回のHSP・HSCを考える①は多くの方よりコメントが寄せられ、またスキしてもらうことによりその概念が世の中の関心を集めていることが私自身よくわかりました。

最近でも、Youtubeで中田敦彦さんが動画で繊細さんについて取り扱っていたり、テレビの番組でも取り扱われているようですね。関連する書籍も反響が大きく続々と刊行されています。

この状況はHSPブームとして考えてもいいのではないでしょうか。さて、このブームの中であえてその広がりについて問題提起をさせていただいた前回の記事でした。

「HSPは個性、性格の特性であり病気であったり障害ではない」

そう、その繊細さはあなたらしさなのです。ただ、その繊細さで疲れてしまってはいませんか?無理しすぎていませんか?

このような問いかけが、HSPブームの中で浸透することにより

「私だけじゃなかったんだ。この生きづらさは」
「この繊細さは、病気じゃなくて個性なんだ。多くの人がこういった個性を持っているんだ」
「カテゴライズされることで安心した」

そういった声が、前回投稿のコメント欄に寄せられた内容を含め各所から聞こえてきます。

前回の投稿が少し批判的な切り口から取り扱っているだけに、反論もあるのではないか、炎上するのでないかと心配していました(こういうトコが自分も繊細さんぽい)が、そういうこともなく安心している犬でした(笑)


この、HSPブームでこの概念が浸透し自分だけが気をつかい過ぎて疲れているわけではないことが分かり、安心すると共に、そういった方々の繊細過ぎる故の困難さへの対処法が拡散し共有されることで多くの方々の生き方が楽になるのではないでしょうか。

そう思うと、前回投稿の問題提起は危惧すべきものだけども、それと同等あるいはそれ以上に、助かり生きやすくなった方も多く存在しているのかもしれません。

では、本日の投稿の後半に突入します。敢えてまた問題提起と注意喚起をしていくスタイルです(笑)

HSP・HSCが世の中の注目を集めている。つまり「数字」に直結するコンテンツ化してしまう危険性です。

Youtubeもテレビも出版も、世界は数字で動いています。テレビやYoutubeだって広告主からの広告料ありき。人々の興味関心でコンテンツが作られていくのです。

HSP・HSCもそういった流れの中で「売れるから」「数字をとれるから」と取り扱われてしまい、あなたの繊細さがビジネスとして利用されてしまう恐れがあるのです。いつの間にかHSPビジネスの渦中にいて、HSPに関する高額なお金を払ってしまっているなんてことにもなりかねないのです。

って、この投稿もそうじゃない!??という盛大なブーメランは置いておいて(いや、置いておくなよ)、世の中の情報というものに一旦俯瞰し自分に必要なものなのかを考える間を持つこともやはり大切かと思います。

重ねてお話する内容にはなりますが、会社や学校での辛さや上手くいかない関係性などにおいて今この瞬間も困りがある方は、身近な人に相談する又はお近くの医療機関・相談機関に足を運び、何かしらの解決法をみつけていくことが生きやすくなる環境作りへの近道だと思います。

「自分はHSPなんだ、HSPだから仕方ない、我慢しよう。」
「私はHSP。だからこれは絶対にできない」

その思考停止が、悪循環から抜け出せなくなってしまうという大きな落とし穴でもあったりするんですよね。


では、なぜHSPが「今」浸透しているのでしょうか?そういった社会的な背景から考えていくのも面白いのではないでしょうか。次回以降もまた少しずつHSP・HSCについてを取り扱っていきたいと思います。

この投稿を面白いと共感してくださる方、あるいはそれは違う!と反論したい方、よろしければ記事の共有とコメントでの書き込みをよろしくお願いいたします!

私自身の一人語りで留めるのでなく、このHSPブームを当事者や支援者が合わさって正しく取り扱っていくことに公益性があり、意味のある活動だと思っています。

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