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『今すぐに自信をつける方法』


あなたはいま、自信を持てていますか?その自信は本物ですか?
おそらく多くの方が、答えに困ったのではないでしょうか。
自信がないことで悩んでいる人は案外多いものです。決してあなただけではありません。

では、どうすれば本当の自信を持てるようになるのでしょうか?
いやそもそも、本当の自信って、どんなものなのでしょうか?

これからお伝えすることは、私がさまざまなセッションを通じた中で得た経験や人生を生きる上で学んだことを元に自信を持つためのヒントをお伝えしようと思いながら執筆をしています。
その現在進行形の学習成果が、あなたを助けるほんのカケラにでもなってくれればと思います。


自信を持つための3原則とは?

いま自分に自信を持てていない人が、持てるようになるためには、どうすればよいのでしょうか?その時に鍵となるのが、次の3原則です。


1.自信は行動から生まれる
自信とは、自分で自分の能力や価値などを信じることです。この能力というものは、行動によってしか得られません。
行動し続けることで、能力を伸ばしていくことができます。それは同時に、自信を積み重ねていく行為でもあります。
行動するからこそ、人は自信を持ち始められるのです。


2.自分を信じてあげる
これまでやったことがないことをするときに、恐怖がでてくるのは当然です。そんなときは、行動したいと思った自分を信じてあげましょう。新しい一歩を踏み出そうと勇気を振り絞った、自分の見方となってあげましょう。
あなたはあなたの、最初の応援団なのです。


3.自信に根拠はいらない
あなたがこれからする行動は、未来のため行為です。たとえいままでに経験したことだとしても、それらはすでに過去です。次じ同じように上手くいくとは限りません。経験だけに頼っていると、失敗したとき、これまでの自信を一気になくしてしまうことにもなりかねません。

根拠のない自信とは、「できるかどうか分からないけど、やるしかない」という決意を表すことです。よりどころとなるのは、行動だけです。
行動すれば経験でき、さらに行動し続ければその経験も増えていく。

自信に根拠がいらない理由は、『決意→行動→経験』という一連の行為が、自信そのものになるからです。


自信を持てない原因は、この7つの考え癖にある

自信が持てないのには原因があります。
それは、無意識に身につけてしまった「考え方の癖」です。その代表的な7つをご紹介しましょう。あなたが自信が持てていない理由も、この中にきっとあるはずです。

1.どんなことも、正しい/間違いで判断してしまう
最初に取り上げるのは、正しいさをすべての判断基準とする考え癖です。
例えば、人を自分の考えと同じ人/違う人と分けて、違う=敵だと思うことがあります。この考えが行き過ぎると、相手をやっつけて倒さなくてはいけないとまで思ってしまいます。

妥協のない姿勢は、自分一人で完結する事柄でなら素晴らしいと言えるでしょう。でも、立場によって意見が変わるのが人の世です。

このように白黒はっきりさせようという思いの根底には、完璧主義がひそんでいます。完璧主義はどこまでいっても満足できないので、自信を持つことが不可能なのです。

2.自分を過大評価・過小評価してしまう
あなたは、能力として自分ができることとできないことを、きちんと判断できていますか?自分を等身大に見つめることは、自信を持つうえで大切な要素です。

やったことがないのに私はできるというのは、思いあがった過大評価です。
一方、自分は何をしてもダメだと決めつけるのは、過小評価にすぎません。
どちらも、独りよがりの思い込みです。客観的な視点が持てていないのです。

こんな思いでい続けると、やがて考え癖になり、実際の行動に移せなくなります。そして自信をなくしていきます。

3.過去の経験をもとにして、何でも決めつけてしまう
人は、体験によって価値観をつくります。
そして衝撃的な体験ほど、価値観に強い影響を与えます。なかでも、失敗した経験は、その出来事自体にネガティブな概念を植え付けてしまいます。

大好きな彼氏が、実は浮気していたことが発覚したとしましょう。あなたはそれが許せなくて、別れました。
もう男なんて信じられない。恋愛もしたくない。こんな風に思い詰めています。

確かに浮気した彼は悪いですが、だからと言って全ての男性が浮気をすると決まったわけではありません。

あなたにとっては辛い体験ですが、恋愛そのものが辛いわけであはりません。他の男性は浮気をせずに、あなたと大恋愛をする可能性だってあるのです。

言葉を換えれば、経験は主観で、ものごとは客観です。
そうでありながら、個人的な経験だけにとらわれて他も一緒だと決めつけてしまうのは、自信のない考え方の癖が原因なのです。

4.感情を事実として、一方的に確信してしまう
何かの事柄から受けた感情に引きずられ、色々と考えて、やがて確信になる。でもその感情がわいたのは、必ずしも事柄が原因だとは言えません。それはキッカケでしかないのです。

普段なら挨拶を交わす知人が先ほど無視したのは、あなたが嫌いだからじゃありません。何か考え事をしていて、あなたに気づかなかっただけです。

それをあれこれ考えて、嫌われていると思い込んでしまうのは、頭の中につくってしまった他者に振り回されているようなものです。
この振り回される回数を増やしてしまうと、だんだんと自信がなくなっていきます。

5.人の言葉を素直に受け入れられない
あなたには簡単だったけど、他の人には難しかった。こんな経験を、これまでに何度かしたことがあったと思います。

そのときの称賛の言葉を、あなたは素直に受け止められましたか?
どうせお世辞でしょ、と相手の気持ちをねじ曲げて解釈しませんでしたか?もしくは、何か裏があると深読みしませんでしたか?

これは、自分は大した者ではないという自己卑下が原因です。この劣等感は、おごり高ぶらない謙虚さとは全く違います。
これまでの考え癖が心のフィルターとなって、自分を大切に思えなくしているだけなのです。

6.ルールを人に押しつけてしまう
ルールは、大勢が一緒に安心して暮らすための約束です。
ですが、ときに自分一人で決めたことをさも共通ルールように、他人にも守ってほしいと思ったりします。
この心の奥底には、「〇〇すべき」「絶対〇〇してはいけない」という思考の縛りがあります。

でも人は、これまで生きてきた環境が違うのですから、物事への対処も変わるのが当然です。世界で猛威を振るっているコロナウイルスにも、人により国により対応は違うことでしょう。

これを理解せずに、自粛警察のごとくマイルールを人に押しつけるのは、果たして賢明でしょうか?

「べき思考」と言われるこの考え癖は、実は、そう考えている自分が自分を縛っているのです。

7.マイナス思考から抜け出せない
自分の身に起きたことに対して、嫌な未来を想像していませんか?
ものごととは本来、良いも悪いもない中立です。それなのに、なぜか悪い面ばかりに意識が向いてしまう。

今日、まだ彼氏から連絡が来ないのは、仕事が忙しいだけかもしれません。
それを嫌われたかもと考えてしまうのは、ものごとのマイナス面のみを考える一面思考という癖なのです。マイナス思考は、自信をなくす結果にしかなりません。


自信を持ちたいなら!アファメーションでセルフイメージを上げよう

自信を持てていない自分を変えたいのなら、アファメーションをしてみてはいかがでしょうか。
心理学や自己啓発が好きな人ならご存じかもしれませんね。

アファメーションは、仕事や考え方や行動など、人生全般に効果があると言われています。もちろん、自信を持つことにもたいへん有効です。
ここでは、今まで馴染みのなかった方でもアファメーションができるように、簡単な解説とその方法をお伝えします。

アファメーションとは?
簡潔に言えば、肯定的な言葉での自己暗示がアファメーションです。
なりたい自分にふさわしい端的な宣言文を、何度も口に出して自分に言い聞かせます。
そうすることで、意識の深いところにある無意識(潜在意識)に働きかけて、文章を信じさせるのです。

19世紀に、フランス人の精神科医で心理学者のエミール・クーエによってあみだされたこの方法は、100年を超えて、いまでは全世界で広く活用されています。

自信を持った自分になれるアファメーションの3ステップ

ここからは、自信を持つために有効なアファメーションの方法になります。
と言っても、難しいわけではありません。実際にするのは、次の3ステップです。


ステップ1:自信を持っている自分を想像し、宣言文を考える
まず、自信を持っている自分を想像することからはじめます。

自信を持っているあなたは、どこで何をしているでしょうか?どんな服装で、どう振る舞っているでしょうか?
空想で構いません。思いっきり自由にイメージしてみてください。

ここでは例として、寝坊で遅刻ばかりしていたけど、朝7時に起きられるようになって自信を持てた自分をイメージして、宣言文のアファメーション文をつくってみます。

例:「私は早起きだから7時に目が覚めよう」

ステップ2:つくった宣言文を声に出し、実行する
寝る前に宣言文を声に出します。
そして目覚ましを7時にセットして寝ます。
翌朝、7時に起きます(アファメーションの実行です)。

ステップ3:確認の宣言文を言う
起きあがりながら、確認のアファメーションを言います。
「私は早起きだから起きる!」

アファメーションには、「できるできる」と言い聞かせるタイプもあります。しかしこの方法だと、どうしても疑いの気持ちが出てしまい、上手くいかない人もいるようです。

一方、ここで紹介した3ステップは、冒頭に書いた『決意→行動→経験』という根拠のない自信を持つための一連の行為に沿った方法です。
一度試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

長々と、自信が持てるようになる方法をお伝えしてきました。
自分を客観的に観察し、良い所を素直に認める。そしてアファメーションでセルフイメージを変えていく。

アファメーションは、始めたばかりの頃は失敗するかもしれません。というのも、無意識が受け入れてくれるようになるまでには、少し時間がかかるからです。

また、自分に合った一文がすぐに見つからないかもしれません。めげずに『決意→行動→経験』を繰り返していきましょう。

一つの自信が、他のアファメーションの実行へとつながっていくはずです。
そして一年後には、今とは全く違って変化した自分を大好きになっていることでしょう。

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