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妻は”お姫様”
妻とお付き合いしはじめた頃の話。
一緒に歩くときに僕が”車道側”を歩くようにそっと妻を寄せ、妻の荷物を持ち、階段とかに差し掛かると『足元、気を付けてね』って一声かける
妻からするとそういう扱いをあまりされたことがないらしく
『ありがとう。私、お姫様みたい(笑)』
って少し恥ずかしそうに嬉しそうに笑っていた
それから間もなく3年
僕は相変わらず一緒に歩くときには妻を”歩道側”に寄せ、妻の荷物を持ち、階段に差し掛かると『足元、気を付けてね』って伝えると
『私、いつまでこうやってしてもらえるんだろうな~』
って僕の顔をチラッて見ながらイジワルそうに言うと
「もちろんずっとだよ」
”当たり前”な回答をする僕に
『本当かな~???お婆ちゃんになっても?』
「もちろん!ってか…逆に僕の方が支えてもらう可能性もありえるから🤤(笑)」
『じゃあ”お殿様”扱いする練習しないとねー(笑)』
なんていう会話をしながら家路に着く
玄関に差し掛かると鍵を開けて扉を開けて妻を通すと
『ありがとう』
っていう微笑みがまるで本物のお姫様のように見えた
いくつになったって妻の事は”お姫様扱い”したっていいと思う。
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