ピッチコンテストってあんまり意味ないぞ。

なんでかって?君が今暮らしてる社会ではね、優秀な人間はなかなか時間が無いんだよ。部下はみんなノルマ守ってくれないし。だから暇な人が来る。
もしかしたら過去にすごい会社をつくって売却した人?じゃあ今何してんの?そいつが語るビジネス論は今使えるか分からんよ?
それに出る側に回れば分かるけどよほど教育したいとかそういう奴でもなきゃ出る旨みは殆ど無いぞ。
お金がたんまり出せそうなコンテストなら呼べるかもね大物を。でも人工知能研究所のトップとか厚労省の大御所とかは銀座のホテルの大広間にしか来ないんだ。そうしてその場に招かれるのは各界のリーダー、トップルーキーだけだ。

それにこの前怪しい学会の人が来たけど断った。なんだ遠隔〇〇学会って。怪しすぎるし胡散臭い企業しかいないじゃないか。
なんで平均年齢40代なんだよ、こういうふざけた跳ねっ返りをちゃんと大学にしまって封印する仕組みが大学院なり医局なんじゃないのかよ。出すなよ世の中に。
この手のバカがVCから巻き上げた金で、VCが学会とかの仕組みに詳しくないのを逆手にとってこうしたクソ学会から意見書を出させんのかな。
そろそろ厚労省も流石にバカじゃないから気づくぞ。この前も浅沼さんがその話題出したら疲れた顔してたぞ。
だいいち学会なんてそんな簡単に作れないだろ……。


神は死んだ。


【読み方】

きょくがくあせい
【意味】
曲学阿世とは、学問の真理を曲げて、世間や権力者に気に入られるような説を唱え、こびへつらうこと。
【注釈・由来】
曲学阿世の「曲学」は、真理を曲げた学問。
「阿世」とは、世に阿る(おもねる)こと。
漢の時代、漢の武帝に召し出された轅固生が、儒学者の公孫子に言ったことばが由来とされ、『史記・儒林列伝』に「公孫子、正学を務めて以て言え、曲学以て世に阿る無かれ(公孫子よ、正しい学問に励んで、はばかることなくありのままを言いなさい。学問を曲げて、世にへつらうべきではない)」とある。
【出典】
『史記』


とまあ前置きはここまでにして、これからは起業せざるをえない人の話をしようと思う。
この長すぎ&挑発的な前置きのせいで雰囲気でビジネスをやろうとしてる奴らは帰っただろう。もしかしたら叩かれちゃうかもね。


僕もそうだが世の中には現場の課題を解決するためにはありえん面倒な手続きが必要なことが多い。そしてそれを大企業はやらないだろうし、今後もやらないということが容易に想像でき、尚且つ現行の制度にアジャストされた人々が少数ながらいてそいつらがやってくれる可能性も限りなく低い。だがしかし現場の人間たちが『がまん』することで地球が回ってることなんて山ほどある。

例としては土木や建築関係の胡乱な安全対策ルールや医療機器の安全管理責任者、またAI関係はこれから暴走を防ぐための謎のルールが謎政治によって付けられていくだろう。(これらの課題はなまじ専門性が高いことが多く、あまり浮いてこないのが特徴だ。特に建築関係、素人目線でもヤバいのが明白なのに、なんで日本のスタートアップの9割が建築系でないのか。あと看護師。)

だが、僕もそうだが冷静に頭おかしいのだ。なんで住民票やら何やらが全部紙なんだ?水道や電気代もなんでそんなに口座引き落としにするまで時間かかるのだ?

ということで起業した君たちへ。
おそらく君が今立ってる場所は万人が気付かないところだが解決されれば万人が知らない間に恩恵を受ける。そんな領域だ。そうした会社はあまり広く知られることはない。大きくなればちゃんと大手がいいお値段で買いに来るからだ。

故に最も難しいのは立ち上げ期。立ち上がる時は色んな立場の大人たちがダメ出しをするだろう。そのダメ出しの種類を集めることが大事だ。
本当に必要とされるサービスなんて最初はみんな『がまん』してるんだから要らないと思われるに決まっているのだ。

ピッチコンテストに出れば気づく、自分より格下のカスみたいなビジネスが高い評価を受けて審査員たちが右に倣えでテキトーなコメントをするのを。
君に対してもテキトーなダメ出しかもしれないが2回言われた内容は一考の余地がある。
ヒトという生き物は得てして褒める時はテキトーだが貶す時はそれなりに理由があるものだ。初対面の合コンを思い出してみて欲しい。

勿論、的外れな事がほとんどだが素人考えの方が盲点をつく事だってある。灯台下暗しだ。

可能なら自分の専門系のコンテスト2つ、ビジネスコンテストで2つ出た方がいい。重複した指摘を軸に欠点を洗い出せ。
そうすることで少なくとも良くある大学院生の起業の失敗パターン。
「なんでこの技術の素晴らしさに周りが気づかないんだ、民衆は愚かだ‼️」
を回避できる。結論から言おう。どんなご立派な肩書きがあろうと大衆は愚かであることを歴史は証明している。
そしてそれを指摘したやつはもれなく死刑に処されている。(cf.ガリレオガリレイ、ソクラテス)
栄華を誇った中世カソリックの枢機卿達や古代アテナイの元老院は人口比1%以下の切れ者揃いだが真実を指摘してきた天才をぶっ殺したのである。




これは全くの余談だが俺は学生が運営するビジコンでコメントを求められた時、バラエティに出た三流グラドルくらいテキトーなコメントをしている。
「えーすごい考えられててお若いのにしっかりしてて上手く行きそうって思っちゃいました!」

ビジネスという最小公倍数でしか共通点が無いのにダメ出しできるわけないだろ。発達障害のクソガキの課題なんて知らねーよ。高校同期はみんな発達障害どころか半分手帳持ちじゃねーかとすら思ったけど楽しそうに外資系で部下の弱いアスペをいじめてるからな。


この記事が参加している募集

#最近の学び

181,879件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?