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夏休みプログラムを開催します

こんにちは。オンラインメンタルスクール プシケの松尾です。心理士が中高生にメンタルヘルスの実践的な学びをオンラインで提供するプシケで、この度、夏休み特別プログラムを開催することになりました。

夏休みのメンタルヘルス

9月1日は子どもの自殺者数が最も多い日だということが、ニュースなどで報道され、知られるようになりました。夏休み明けに不登校が増えることもよく言われており、夏休みは、子どものメンタルヘルスの鬼門とも言えます。学校生活の悩みが休みの間に煮詰まり、登校への恐怖心が増すのかもしれませんが、予兆が見えづらいことが多いようです。このことから、厚生労働省は2017年に「SOSの出し方教育」を推進しました。自分を大切にすることやストレスの概要、身近な大人に相談することについてふれる内容になっています。大切なことではありますが、そもそもそれができるスキルや環境やエネルギーがある子でなければ難しいように思います。家庭と学校以外でも社会に居場所があるという感覚や、人間関係での成功体験、自分の気持ちの気づき方と表し方が得られていることが必要な土台にあると思います。その土台が困難な状況でも柔軟に対応する精神的回復力(レジリエンス)を育み、一つの手段としてSOSの発信ができるようになるのではないかと考えます。

プログラムの内容

夏休みプログラムでは、心理士が講師を務めるグループで、中高生がオンラインで交流し、心理学に基づく体験学習を行います。教材で感情や思いを整理する方法を学び、心理学的なゲームを通じてコミュニケーションの成功体験を積み、居場所感の形成につなげます。また、個別で心理士が親御さんへのヒアリングとフォローも行い、家族まるごとサポートします。

日時
8/15㈰、8/22㈰、8/29㈰、9/5㈰ 12:00-13:30

料金
4日間で3000円(お友達紹介でお友達もご紹介者様も2000円!)

方法
zoom(顔出しなしの参加もOK)

お申込み・お問合せ
https://forms.gle/ejLZk5UeuxoN7R1cA

ひと夏の体験学習として

学校を離れる夏休みは、教科学習以外の経験的な学びを得られる成長の機会でもあります。ただ、今年も前年と続き、感染状況を考えると、帰省やキャンプに夏祭り・・・とアクティブには動きづらそうです。アウトドアが楽しみづらい今年の夏休みに、”心の自由研究”はいかがでしょうか?来年度から高校の保健体育で「精神疾患の予防と回復」の単元が加わり、メンタルヘルスは公教育になりつつあります。学校生活に悩みを感じていない人も、心の科学を学んでコミュニケーション力を上げる機会として、参加していただきたい内容になっています。

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https://forms.gle/ejLZk5UeuxoN7R1cA

【出典】

・東京都教育委員会(2021)「SOSの出し方に関する教育」を推進するための指導資料について
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/content/sos_sing.html
・内閣府(2015)「自殺対策白書(平成 27 年版)」
・文部科学省(2021)「「生きる力」を育む高等保健教育の手引き」
・石井(2017)「9月1日前後の72時間が子ども自殺のピーク SOSの「受け取り方」に変化を」Yahooニュース(最終アクセス:2021年7月20日)https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20170830-00074378
・宍戸(2019)「夏休み明けに「不登校」が増えるのはなぜ? 親が知っておくべき子どものSOSサインと対処法」子ども学びラボ(最終アクセス:2021年7月20日)https://kodomo-manabi-labo.net/manabino-hoken-dayori-06
・藤田ら(2020)「学校教育における自殺予防プログラムの文献検討と「SOS 教育-和歌山モデル-プログラム」の有効性の検討」和歌山大学教職大学院紀要学校教育実践研究,5,137-143
・今留ら(2014)「体験報告 過疎化集落に住む児童のレジリエンスを育む取り組みの一事例~内閣府自殺対策基金奈良県自殺対策モデル事業~」関西大学大学院紀要,5,47-54


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