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フードロスを身近に考えてみた

こんにちは、おやさい料理研究所の所長で栄養士のたかはしかよこです。

MOMOKOさんから「フードロスを無くす為の研究会」にお声がけいただいて参加してみて、実際にロス食材を引き取ってみたレポです。やってみて勉強になった。

①保管たいへん

今回、うちに届いたのはトルコ製のセミドライチェリートマト60g×120袋=7.2Kgです。ドライトマトって食材としては高級品なのに捨てらるとは!

同じタイミングで、冷凍カットマンゴー9.5kg 、冷凍アボカドダイス8Kg も出てました。

マンゴーも魅力的ですが、10キロ近い冷凍食品を保管できる設備はない。ドライトマトはかろうじて冷蔵庫で保管できるので、えいやっと申し込んでみました。届いてみてやっぱりびっくり!まずはひたすら袋を開封して600gずつの袋を作って冷蔵庫に収納する作業を。

自分の分は1キロ分をタッパーにオイル漬けにして冷蔵庫に収納しました。これで、冷蔵庫でも長持ち!

②分配大変

さてさて、ご近所コミュニティや知り合いにざざーっとメッセンジャーでいりませんか?と声をかけ、660g単位で引き取っていただくことに。「ロスになるからもらってー」と頼み込んで、当日で3名に6.2キロをお渡し。
翌々日までに、さらに3名に引き取っていただき6キロ。自分の漬け込みを入れれば、約9キロ。残り2キロが現在冷凍庫に収まっています。→こちらも来週くらいにはお渡しの予定。

③コストもかかる

食材自体は無償でいただきますが、冷凍の送料が2,100円くらいかかりました。フードマイレージという言葉がありますが、食料って案外配送料の負担が大きいです。冷凍で渡すための、保冷バッグは100均で確保。発送作業をする彼女の時間もそうだし、受け渡しのための時間調整や交通費もかります。

④なぜロスになるのか?

仲卸の会社で、到着した品物の品質チェックのために箱を開けて袋を確認すると、ロットがそろわなくなり、その箱ごとがロスになるのだそうです。それを知った彼女が、何とか有効利用してもらえないものか?とグループを作り必要な人に届けるなどフードロス削減に向けた活動を無償で行っています。
たしかに、こういうふうに「つかってもらうため」にもなんらかのコストがかかるのが現実。

⑤ロスシェアがつなぐご縁

でも、ロス食材もらって〜を口実になかなか会えない人と会って話すという機会があるのはとってもよし。意外な人生の贈り物でもあります。

わたしの手元にもまだ、オイル漬けはたっぷりあるので、、もらっていただける方がいると嬉しいです。

⑥食のMottainaiからありたい世界を考える

私はこの6月 フードロスのテーマを扱ったロードムービー #0円キッチン の続編 #もったいないキッチン の撮影に参加させていただくことになりました。

フードバンクの活動を2012年に知ってから、フードロスについてつらつら考えては来ました、が。「食べられるものを捨てるのはもったいない」と誰もが思う当たり前が、現実社会ではそうなってないしなかなか変えられない。

一人ひとりが、食べられるものを捨てないで食べきりたい。どうしたらいいの?って考えてみることがとってもだいじ。

⑦おやさい350サロンでフードロスを考えてみませんか?

日頃の食生活どうしてる?どうすればちょうどよくなる? という、ご自身にあった栄養バランスの発見と出逢いと味わいを体験できる!オリジナルのテキストブックとたっぷりのお食事とお土産付きのワークショップを毎月開催しています。

参加された方はそれぞれに「自信がもてる!」と元気いっぱいにお帰りいただいています。呼吸が合うときにお越しいただき体験頂いてお役に立てれば嬉しいです!

【日常の食事のちょうどいいを発見するワークショップ〜おやさい350サロン】
7月13日(土)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
7月27日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
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8月11日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
8月24日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月8日 (日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
9月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
10月26日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
11月10日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
11月23日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOKS
12月8日(日)11:30〜14:00 @上野 ROUTE BOOKS
12月21日(土)19:00〜21:30 @上野 ROUTE BOOK

■チケットサイト:Peatix

わたしたちの「食べる」の向こうにいろんな世界がつながっています。


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