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厄年を乗り越えろ 念願のお伊勢参り 内宮での不思議体験

相変わらず端折りまくったタイトルだが、私の神社に対する考え方と神社を巡ることにした経緯は下の記事で書いている為、よろしければご覧いただけたら幸いです。

ある晩、夕食後にくつろいでいたところ、ふと思いついた。
「あ、伊勢に行かなければならん気がする」
妻に話し、最低限の準備を整えて午後11時に車を発進させた。

午前5時半、二見興玉神社ふたみおきたまじんじゃ到着。

お伊勢参りには作法があるということは知っていた。
以前参拝にあがらせていただこうと思い情報を集めてはいたのだが、なかなか都合がつかない、急用が入る等して結局は年月が経過していた。
そんな伊勢を訪れる幸運が急に訪れた。

二見興玉神社で禊。

まずは二見興玉神社へ参拝しみそぎを行う。
古来、神宮への参拝の際は二見浦で沐浴し、禊を行なうのが慣わしであった。
是非神宮参拝の際は、こちらの神社での参拝してからあがっていただくのがよろしいかと思う。

一般的に伊勢神宮というと、皇大神宮(内宮)のことを思い浮かべる方が多いのではないだろうか。
所謂伊勢神宮とは、正宮、別宮、摂社、末社、所管社を含めた125社の総称。
正式には神宮だ。
神宮のHPでも伊勢神宮と記載されている為、現在では細かいことは気にされていないのではあるのだろうが、やはり正しい認識を持って参拝にあがるのとそうでないのでは気持ちが異なってくると私は考える。

いまや情報が手に持っているスマホで簡単に手に入る時代ではあるが、こちらだけ、若しくはこちらの後に外宮へ向かう方も少なくはないのではないだろうか。
せっかくお伊勢参りの機会を得たのであれば、是非作法通りに豊受大神宮(外宮)から参拝にあがっては如何だろうか。
尚、お伊勢参りの際に参考にさせていただいたサイトをご紹介させていただく。

今回私は急遽の旅ではあったが、約50社あがらせていただいた。
巡っている間、やはり夢中になり写真を忘れる。
その為最低限の写真しか撮影していないが、旅行ではなく参拝なので後悔はしていない。
本当は帰宅後、あまりの少なさに放心状態となった。

作法通り豊受大神宮から参拝。
伊勢に到着した頃から強い雨が降ってきた。
このような時には、雨もありがたいものとして捉える。
穢れを落としていただいている。
その後皇大神宮へ。

神聖な気が境内を包む皇大神宮。

五十鈴川いすずがわで手を清める。
そしてあの夢にまで見た鳥居を一礼しくぐった。
瞬間。
やはり空気が変わったのを感じる。
神社特有の凜とした空気ではあるが、腹の底で感じる畏怖。
私はこういった僅かな変化を感じ、境内で起きる、参拝後に起きる全ての事象に喜びを感じることで神社参拝はご利益を得ると考える。

広い境内を心地良いながら緊張感のある空気を感じながら巡り、いざ天照大御神様が祀られる御正宮に近付いた時。
雨がぴたりと止んだ。
同時に御正宮の方から暖かさの中に強烈な冷気を含んだ風が私に向かって強く吹き当たった。
その風はこれまで経験の無い感覚。
生ぬるい風、暖かい風、冷たい風ではなく、暖かさを纏った空気の壁が当たったような感覚。
その中で帯状の冷気が肌をかすめて行く。
御神威を見たような気がした。

私の目の前には数十段の石段。
その上には鳥居の奥に白い御幌みとばりが見える。
石段を上り御幌の前へ進む。
参拝にあがらせていただいた御礼。
日々の豊かな生活の御礼を述べ、壁際まで移動する。
しばしの間鳥居内で御正宮を眺めるのだが、これがまた不思議な精神状態なのだ。
穏やかでありながら、気力が湧き上がる。
私以外にも同じように佇んでいる方がいらっしゃるということは、皆感じているのだろうか。
余談だが白い御幌が奥からの風で捲れ上ることがあるそうで、それを目にすることが出来ると幸運が訪れるそうな。

鳥居をくぐり一礼、石段を降りた所で止んでいた雨がしとしとと降り始めた。
そして境内内の全ての別宮、摂社を巡り、皇大神宮を後にした。
御神気を浴びさせていただいた余韻に浸り、残りの時間で巡れるだけの御宮、御社を巡る。

伊勢名物 赤福 流石の松坂牛。

念願のお伊勢参り。
毎年訪れることを心に決めて、自宅へと車を走らせた。

一生に一度はお伊勢さん

かつての庶民の憧れの地。
是非一度訪れていただきたい。

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