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ある広告マンがプロコーチを目指すまでの話

「しげくんは、本当はどう生きたいの?」

結婚して半年、転職先の会社にイマイチ馴染めずにいる僕に、妻が聞いてきた。

あれは確か、なにか用事の帰りに立ち寄ったおしゃれ風なカフェだったと思う。今となっては名前すら思い出せないけれど、僕はドライカレーかなにかを頼んで、妻はカフェオレを飲んでいた。

今思うと、これが僕の初めてのコーチング体験だったかもしれない。

・・・

皆さんなら、この質問になんて答えますか?

いい大学に入って、大きな会社に入り、結婚、出産、マイホーム購入、そして老後、、

いわゆる「幸せの形」が決まっていた昔と違って、今、そしてこれからは「幸せの形」が多様化し、どんどん曖昧になっていく時代です。

そんな社会の中で、僕たちは「自分はどう生きたいのか」自分にとって「幸せとは何か」を、自分で考え、選択し、行動していかなければなりません。

そんな人たちの悩みに寄り添い、一緒に考え、行動できるようになるまでサポートしてくれる「コーチ」と呼ばれる人たちがいるのをご存知でしょうか?

僕は子どもができたことをきっかけに、自分の人生を真剣に考え直しました。今の会社のままでいいの?転職する?フリーランスになる?

決断できずにいた僕の背中を押してくれたのは、そのときに初めて受けた「コーチング」でした。

このnoteは、なぜ僕がコーチングを学び、プロのコーチを目指すのかについて、自分の人生を振り返りながらまとめたnoteです。

少し長いですが、めっちゃ頑張って書いたので笑

よければお付き合いください。

誰かの”やりたい”を実現する仕事を

僕が初めて「自分の人生」を考えたのは大学受験のときです。

当時は、小学校の先生になって「子どもたち一人ひとりの個性を活かしながら、夢に向かって前向きに人生を歩んでいく力」を育てていきたいと思っていました。

次は、就職活動のとき。

学校現場が置かれている現実や、自分自身の力不足を感じた僕は、教員ではなく一般企業に就職します。

就活中の謳い文句は「誰かのやりたいことを実現するお手伝いがしたい

コンサルや人材業界、リフォームアドバイザーなんかも受けました。最終的に、唯一内定をもらうことができたweb広告代理店に入社。

そこでは、同期や先輩に恵まれ、たくさんのチャレンジをさせてもらえました。5年目には転職にも成功し、はためには順風満帆なキャリアを歩んでいたと思います。

突然の妊娠発覚と迷走の入口

転職から1年が経った頃、妻が妊娠していることがわかりました。

妊活をしていたわけでもなかったですし「そろそろ子ども欲しいね〜」なんてことも、話題にすらあがっていなかったので、まさに晴天の霹靂。

元々家事はそれなりに分担してやっていたのですが、つわりがひどくなる頃には、掃除や洗濯、ご飯の準備&片付け etc… 必然的にすべての家事を僕が担当することになりました。

そして、この妊娠発覚〜生活の変化をきっかけに、僕はしばらく迷走期に入ります。

僕の仕事は誰を幸せにしているのか?

この頃の僕は、転職先の会社にイマイチ馴染めず、悩んでいました。

誰かに助けを求めようにも、何がわかっていないかさえわからず声をかけることができない、、前職で磨いたスキルは自分の担当領域から外れていて活かすのも難しい、、新しく立ち上げた部署だったので、ミッションも割と曖昧で、どこにどうコミットすればいいかわからない、、

自分を採用してくれた上司の期待に応えたいという気持ちとは裏腹に、焦れば焦るほど思うような結果は遠ざかっていきました。

さらに僕を悩ませたのは、理想と現実のギャップです。

スキルが上がれば、解決できる課題も大きくなって、クライアントが抱える悩みに対しての最適解を出せるようになる。それはゆくゆく社会貢献につながり、もっとたくさんの人を幸せにできるようになる。

そう思って転職したものの、現実は少し違っていて、

代理店というビジネスの都合上、クライアントの利益と代理店の利益が相反してたり、組織体制によって、他社でできることが自社ではできないことがあったり。。

会社の規模が大きくなればなるほど、関係者の数は増え、各所の都合によって必ずしも正論や最適解を選ぶことが「正解」でない場合があることもわかりました。

要するに、

『自分がクライアントに対して良いと思ったことは、案外求められていないことも多いし、こちらの都合や立場的にできないこともある。

さらに言えば、仮にそのマーケティング施策が実現したとして、社会貢献につながるかはわからない(というか、ほぼつながらないっぽい?)』

と感じ始めたのです。

会社で働く以上、自分の好きなようにできないことがあるのは仕方のないことですが、このモヤモヤは日に日に大きくなっていきます。

結果を出したい気持ちは”うそ”ではなかったので、いい提案をしよう、いいものを仕上げようと、つわりでダウンする妻を心配しながら、毎日それなりに残業して働いていました。

けど、やっぱりその仕事が、誰をどう幸せにしているのかはわからない。。

僕は次第に、代理店で働く自分に違和感を覚え始めます。

「僕の仕事は誰も幸せにしてない」

家に帰るたび、そう口にするようになっていました。。

しげくんは、本当はどう生きたいの?

もし子どもができていなければ、ここまで考えることはなかったと思います。

結果が出なくて悩むことは初めてではなかったし、仕事内容に疑問や不満があっても、生活のためと割り切ってしまえば、給料は同世代平均よりは多少多くもらえている(たぶん…)ので、むしろそのほうが社会人としては賢い選択でしょう。

でも、僕はどうしても

「これが父親、これが大人だと、自分の子に思われていいのか?」

という気持ちが拭えませんでした。

そんなことを考えながら過ごしていた、とある週末。

たまたま立ち寄ったカフェでの一言が、僕の人生の考え方を180度変えることになります。

あれは確か、なにか用事の帰りに立ち寄ったおしゃれ風なカフェだったと思います。今となっては名前すら思い出せないですが、僕はドライカレーかなにかを頼んで、妻はカフェオレを飲んでいました。

いつものように思考がぐるぐる回り始めた頃、妻が僕に聞いてきました。

「しげくんは、本当はどう生きたいの?」

突然の非日常的な問いに、僕はすぐに答えることができませんでした。

「どうやったら生きていけるか」ならともかく『どう生きたいか?』なんて、考えようと思ったことすらなかったからです。

その日は特に何も答えることもできずに家に帰ったのですが、どうしてもその問いが頭に残っていた僕は、なんとか答えを探すべく、たまたまTwitterで存在を知っていた

cotree(コトリー)さんの「オンラインコーチング」

を受けることにします。

正直、試しに受けるにはちょっと高額だな…と思ったのですが、

いまここで自分に投資しないと後悔する気がする…!

と思い、ドキドキしながらセッションの予約をしたのを覚えています。

人を幸せにすることに
全力を捧げて生きていきたい

初めてのコーチングは、すごく不思議な体験でした。

ただひたすら話をするだけ。コーチに質問されて、それについて自分は本当はどう思ってるんだろう…?と考えては答える、の繰り返し。

けど、そのたった60分の対話を通して、自分が何に不満を持っていて、どうなってたら嬉しいのか、たくさんある選択肢の中から、自分は何を大切にして、どんなプロセスを経て選択したいと思っているのか、

自分が気づけていなかった”モヤモヤの根っこにある感情”を引っ張り出して、それとどう付き合いたいのか、どう変えていきたいのか、自分でしっかり考えることができました。

その後も何度かコーチングを受けたことで、

前例や慣習に囚われず、その人にとって本当に幸せな未来を一緒に描き、その実現のために全力を捧げて生きていきたい

という自分の気持ちに気がつきます。

そして、これは「しげくんは、本当はどう生きたいの?」の答えでもありました。

出産、育休、そして…

2020年2月、無事に娘が生まれてから、僕は1年間の育児休業を取得しています。

前例や慣習に囚われず、妻にとって本当に幸せな未来を一緒に描き、その実現のために全力を捧げる選択は何か?

を考えたとき、僕がメインで子育てをして、妻がいつでも職場に復帰できる環境を整えることは、なんの抵抗もなかったし、ある意味必然だったとすら感じます。

そして同年4月、コーチングスクール「MBCC(マインドフルネス ベースド コーチ キャンプ)」に入学。

自分の人生の道標を創ってくれたコーチングに、単純に興味を持ったし、きちんと学んでみたいと思いました。そして実際に、その成り立ちや理念、理論を学べば学ぶほど、自分の価値観と重なる部分が大きく、今では

人の幸せに一直線に関われる『コーチング』という仕事は、まさに『人生をかけても良いと思える仕事』だと感じています。

あなたは「本当はどう生きたいですか?」

いわゆる「幸せの形」が決まっていた昔と違って、今、そしてこれからは「幸せの形」が多様化し、どんどん曖昧になっていく時代です。

そんな社会の中で、僕たちは「自分はどう生きたいのか」自分にとって「幸せとは何か」を、自分で考え、選択し、行動していかなければなりません。

でもその道のりは、誰でも一人で乗り越えられるほど簡単なものではない。

僕が考える”コーチ”とは、あなたにとって本当の幸せとはなにか?本当にやりたいことは何か?を一緒に考える、いわば『人生の相談相手』です。

今の自分、今の環境にモヤモヤしているなら、それはあなたにとっての”幸せの定義”を考え、アップデートするときなのかもしれません。。

・・・

おわりに(ちょっと宣伝)

このnoteを読んで「その気持ちわかる〜」「私のモヤモヤも吐き出したいかも…」と感じてくださった方、ぜひ一度コーチングを体験してみませんか?

一般的に、体験セッションの相場は5,000円程度とされています(?)が、

せっかくなので「このnote読んだよ!」と言っていただければ、体験セッション(60分)を【投げ銭(1円〜)】で実施させていただきます!

※セッション終了後、こちらのnoteに”サポート”という形でお好きな金額をお支払いください。


あなたが、本当はどう生きたいのか?

ぜひお話を聞かせてください♪


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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