年末のご挨拶と、2024年に取組むこと
今年(2023年)も、本日で最終日となりました。
例年ですが、1年間の振返りと来年(2024年)に取組んでいくことを少しまとめておきたいと思います。
新潟県内企業のオープンイノベーションの取組み「イノラボ新潟」スタート 2023年3月
InnoLaboNIIGATA(以下、イノラボ新潟)は、KDDIさんと提案し新潟県の委託事業として取り組ませていただきました。当社(エスイノベーション)を設立したので、コロナ禍で地域経済により貢献すべきなのは、地域の中堅・中核企業の成長に向けたイノベーションだと考えてでした。これまで0→1を中心にスタートアップ支援に取組んでいましたが、コロナ禍で地域経済の成長曲線を変革するには、これまで地域を支えてきた地域企業の更なる成長がマストだと考えました。
イノラボの取組は当社の取組みのど真ん中でした。
私たちだからこそできる、首都圏とのリレーション(スタートアップ、VC、振興の上場企業、DXを促進する大手企業、etc.)を活かした取り組みです。
まだまだブラッシュアップ、ノウハウの再現性、さらなる地域を変革するプログラムの構築を2024年は推進し、新潟だけでなく、他県での展開にも取組んでいきます。
地域のイノベーティブスペース「 oO SPACE Niigata 」をOPEN 2023年3月
イノベーティブスペースと書くとちょっと大袈裟になりますが、コロナ禍から次のステップに入ってきて、やはりリアルな場所の必要性を感じました。前年にオンラインのコミュニティ「 oO COMMUNITY 」 https://oo-community.ooo/about を展開してきましたが、地域経営者は必ずしもオンライン上にはいないこと、また初回のコンタクトでは、どうしてもリアルでFace to faceでの体験がキッカケとなるという事実から、OPENしました。
場所は、あえて駅前の繁華街ではなく、かつての繁華街である古町という若者が少なくなっていたエリアにすることで、スタートアップらしい様々な試行錯誤のあるチャレンジな展開としました。当社がやる意義として新たな体験を創出するため、oO SPACE DAOを開発し、経営に関わる多くの方に当事者意識を持ってもらう取組みも組込みました。
インターン学生たちには勉強会、イベントを企画してもらったり、SaaS活用の勉強会を主催したり、そのほか様々な企業とも連携した取組みにもつなげることができました。
様々なメディア、企業、自治体からも関心を持っていただけました。
その一つが、ATOMicaさんと一緒にスタートした新潟市への企業誘致です。地域企業・行政と県外のスタートアップが繋がる取組として展開しており、すでに20社を超えるスタートアップ等が関心を持ってお問合せいただきました。
oO SPACEでは、地域企業とスタートアップの連携を推進するとともに、当社の他の事業も連携し、更なる具体的アクションに繋がる取組を強化していきます。
2024年からは、他エリア、拠点との連携も強化し、オフライン x オンラインで地域が繋がるイノベーティブスペースへと新たな価値創造に繋げていきます。
新潟ベンチャーサミット( NVS )2023を事務局として開催 2023年12月
新潟県、新潟ベンチャー協会( https://www.niigata-va.org )の主催で、KDDI様、加盟新潟企業の協賛により今年も開催することができました。
200名近くに及ぶ参加者で昨年を超える参加者で開催となりました。
テーマごとの4つのセッションでは、県外から素晴らしい講師の方が登壇いただき、どのセッションも学びと、刺激となる内容で運営しながらも学ぶことが多かったです。第二部で開催したピッチ、J-startup Niigata選定企業紹介も、新たなチャレンジする新潟県内企業も楽しみでした。
来年はさらに盛り上がる企画にするのと、新たなスタートアップの方々中心になっていくセッションなども増やして、循環型のイベントにすべく施策したいと考えています。
2024年 取組むこと
新年からの取組としては、地域イノベーションファンドの組成があります。当社としてはファンドスキームも一つのテックと考えており、これまでのベンチャーファンドとは異なるモデルを含めたファンドを目指します。
首都圏の大手事業会社、金融機関との連携、地域を支えてきた中核企業との連携と、一つの県だけでな地域をまたがる支援体制。事業承継をきっかけとする新たな成長に取組む企業支援など、私たちがこれまで培ってきたリレーションに加えて、このファンドを通して新たなリレーションの強化にも取り組みます。
oO SPACEは、地域連携のハブになるべく新たなサービスと、事業モデルへと成長させていきます。他のエリアとも接続することで、様々な知見とノウハウ、人の交流が生まれるそんな空間にしていきたいと考えています。
一つづつの取組が大切なので、やるべきことをスピード上げて形にしていきます。
地域のイノベーションは大きな課題であり、当社だけでは当然達成が困難です。
多くのパートナー、各地域連携をこれまで以上に強化して、2024年はLocal to Localの基盤を、そして次ステップで考えているLocal to Globalへと繋げるプラットフォーム構築に取組んでいきます。
本年も多くの方々にたいへんお世話になりました。
2024年も皆さんとご一緒にわくわくする1年にしていけるよう、これまで以上に尽力していきますので、引き続きにて宜しくお願い致します。
昨年同様、年末の挨拶としてかなりの長文となりましたが、ご了承ください!
良いお年をお迎えください。
エスイノベーション株式会社
代表取締役 星野 善宣
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