東京大学 情報学環教育部を受験して 【後編】


前回の記事に引き続いて、東京大学 情報学環教育部(以下教育部)の二次試験についてお話します。

2.受験体験記

2.2. 2次試験

2次試験は、Zoomの面接で試験時間は15分ほどとなっていました。面接が苦手な私は、しっかりと対策をするべきでしたが、、直前までなんとかなるだろう、と対策しなかったのです。
前日の夜になって突然初心に戻って、必死に対策をしはじめました。自分はなんのために教育部に入りたいのか、その根拠は何か、教育部で何を達成したいのか、深掘りして言語化していました。
面接に関してはあまりいい噂がなかった(圧迫面接っぽい、など)で、何を聞かれるかが不安でした。

当日は、まず控室のZoomの部屋に面接予定時間の15分ほど前に入って、受験番号と名前を試験監督に伝えます。ここからかなり緊張していて、終わってからの注意も伝えられましたが完全に意識が飛んでいました。

面接室に入ると、情報学環のロゴが入っている背景の教授が2人いました。

ここからは、できるだけ詳しめに面接の質問の流れを追っていきたいと思います。

Q:教育部を志望した理由は?
3つあって、一つめは、災害をソフト面から研究したかったのと、二つめは記者になるために情報の切り取り方を学びたかったのと、三つめは情報学環のコミュニティが貴重だと思ったからです。
Q:一つ目は?
Q:二つ目は?
Q:なんでコミュニティに興味があるのか?
ここまでの話で、私はしきりに「コミュニティ」と連呼していて、かなり怪しまれたのか突っ込まれました。
Q:(当事者の声を届ける必要がある、と答えた後に)なんで記者でないとだめなの?
Q:コミュニティに関連したニュースで、このニュースがよかった、またはあまりピンとこなかったものは?
準備していなくて焦りましたが、前にインターンの対策で考えていたものを咄嗟に答えました...
Q:コロナについてどう思いますか?
Q:色々忙しいと思いますが、大丈夫ですか?

ここまで約10分間。コミュニティの貴重さ、というのはいつ突っ込まれるんだろう...

「はい、今日はこれで終わりです。」


あっという間に終わってしまいました。
終わった時は本当に緊張してしまって、何をすればいいのかすっかり忘れてしまいました。


そこまで圧迫した印象は受けなかったです。お二人の面接官のうち、1人の方が質問して、もう1人は補足質問をしていました。ちょくちょく用意していなかった質問もありましたが、なんとか乗り切った...別の切り口で聞かれていたら詰まってしまっていたかもしれません。
でも、その後流れを反芻してから「ここがもっとうまく答えられていたらな」「ここ具体的なエピソード伝えられなかったな」とじわじわ後悔し始めていました。


3月15日。発表のことを忘れかけようとしましたが、発表予定時刻になると緊張しました。サイトを開いて、番号を目で追うと、、、





あったー!!


ものすごく嬉しかったです!

3.終わりに

ここまで、教育部の受験について、できるだけ細かく書いたつもりです。自分がなんで教育部で学びたいか、将来にどう役立つのかじっくり見つめ直すいい機会になりました。

実は入学してから、教育部の授業はあまりとっていないのですが、一緒に入った社会人はジャーナリストの方が多く、個人的にお話を聞いたり、社会経験を多く積んだ方にも気軽に相談することができたりと、コミュニティーは存分に生かすことができていると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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