インターン日記#11【叩き起こされました】

今までブログの最後では、頑張ります、とかこれから何か起こるかも、などど未来の自分に期待する言い方で締めていました。

でも、甘かった。

私は目標を持たない、努力していない自分のことが嫌いです。
しかし、スペインに来た当時から、スペインにいる自分が納得できずに、すぐに努力をしなくなってしまいました。目的、目標を常に持つためにいくつか手段を試してみましたが、SNSの誘惑に負けて続きませんでした。
文法書を齧ってはすぐに逃げて、ということを繰り返し、オフィスでは全く喋れるようにはならない。

スペイン語ができない、車のことが分からない、会話から逃げてしまう、など自分でどうにかしなければならない状況が続いて、精神的にキツくなってきました。

もし語学学校があれば、スペインじゃなかったら、今の時期じゃなかったら、など贅沢すぎる悩みを考えている自分と、そんなどうにもならない幼稚なこと思うくらいならいっそスペインから出てしまえと叱責する自分で頭が混乱していました。

気づいた時につける日記は支離滅裂で、ネガティブな言葉でいっぱいになります。

ふとした時にわかる会話や、いただいたたくさんのありがすぎるアドバイスや、他のヴルカヌス生の話で一時的にハッとします。しかし、オフィスではその気持ちがどこかに消えてしまい、どうにか早く終わってくれと、逃げ出したくなる衝動に駆られました。

それが、突然目が覚めたのです。

それは、私とほとんど同じようにインターンで打ちひしがれている(とまでは言わなくても、悩んでいる)人が意外といて、彼らは既にプログラム後を考えていることを知ったこと、

将来の悩みを片隅で考え続けているせいでパフォーマンスが落ちている中で、スペインでの悩みを抱えるのはキャパオーバーなのではないかと気づいたからです。

第一のきっかけ
私は以下のように考えていました。

日本のしがらみから逃れて、人生の夏休みとして過ごしたい。そう思って旅行や遊びなど快楽に金と時間を費やしてみたけれど、どこかモヤモヤする。

やはり自分は目標を持たないと生きていけないのではないか。でも、スペインでは自分は頑張れない。友達もいるし、圧倒的に有利な立場でいられる日本の方が自分は頑張れるから、スペインの生活は耐えて、日本のことを考えよう。

この話に近い話を聞いた時、何故かいてもたってもいられなくなりました。人から聞いた話なのに、鏡の中に映った浮かない顔をした自分が白状しているようでした。

どうして、スペインにいるのに日本のことを考えるの?
応募した時の自分が聞いたらどう思うの?
努力する自分が好きなのであれば、どうしてスペインでも日本と同じように、目標をもって達成するだけの精神力がなくてSNSに逃げるの?
語学学校にあれほど行きたいと言っていて、仕事が終わったら時間が有り余っているのに、どうして今行っていないの?

鏡の中の自分に、思わず質問攻めしてしまいました。

そこでようやく、ああ、こんなふうに歪んで振り返ること自体が私を落ち込ませているんだと頭が殴られた思いをしました。酸っぱい葡萄だと思い込む狐のように、ダメなものはダメだ、コソコソとコンフォートゾーンに帰ろうとしている自分がみっともなく感じました。

第二のきっかけ

あと2ヶ月で始まる研究生活を前に、こんなにダラダラしていて研究に戻れるかが非常に不安だったので、先生と相談しました。
生活がしんどいこと、将来も考えすぎて煮詰まっていることなどをポツポツと話していると、まるで日本にいた時と変わらない相談をしていることに気づきました。
スペインに来てまで日本と変わらないことをウジウジと考えていることが本当に勿体無い。ましてや、悩んだところでここでは物理的に何もできないのだから無駄だと悟りました。

これらがこの1日で起こって、何か薬でも飲まされた気分です。ヴルカヌス生らしく「鉄は熱いうちに打て」に倣い、語学学校に入学するためにバスに乗っているところです笑

3月の私を絶対後悔させません。

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