東京大学 情報学環教育部を受験して 【前編】

東京大学 情報学環教育部(以下教育部)」の受験体験についてお話しします。
思ったより長くなってしまったので、前編と後編に分けてお伝えします。

1.「情報学環教育部」って何?


何をしているのかざっくりいうと
✔️情報、メディア、コミュニケーション、ジャーナリズムについて学べる
✔️大学2年以上であれば、東大生に加えて他大生、社会人も受験可能
✔️直属の学部や大学院はなく、基本的に2年間在籍する。授業は放課後のみ開講される。

応募する人は60人くらいで、1次試験(筆記)と2次試験(面接)を経て、最終合格者は30人ほど。
東大の中でもなかなか認知度が低い組織らしいです。

2.受験体験記

ここからは、私がどのように教育部の対策(対策ってものでもない)をしたのかを紹介します。

私は、ここのカリキュラムと自分の関心がドンピシャだったので、教育部に行きたい、と知った当初からずっと思っていました。

知り合いもいないし、合格体験記もあまり出回っていないし、当時は教育部のTwitterも更新がだいぶ前...受験勉強をしようにも何をすればいいのかよくわからなかったです。

しかし、去年あたりから通常では小論文が課される1次試験は、志望理由書(取りたい授業も一緒のページに書く)と自己アピールのみで合否が決まります。

2.1. 1次試験

まず、志望理由書について。
目安は3000字です。
本当に入りたい理由がしっかりしていないと文章が書きづらいと思います。
白紙プリント3枚、みたいなフォーマットだったので何を書こうか本当に迷いました。私の関心であった「防災をハード面だけではなくて、ソフト面から対策する必要があること」「ボランティア活動を通じて、普段届かない人の声を届けることが必要だと思ったこと」「教育部のコミュニティの特異性」、おまけみたいな感じでコロナを災害と捉えて議論したい、ということを中心に書きました。

だらだら書くと4000字を超えたので、何回も推敲しました。多分全部で10回くらいまで書きなおしました。私の関心が教育部での学びにどのように結びつくか、を意識していました。
自分の論理に自信がなかったので、他の人に推敲してもらえればよかったなと思っています。

次に、自己アピール
私が過去にやっていた学生団体のエピソードや学校のプログラムなど具体的に書きました。

最後にとりたい授業とその理由について書きました。
最初は数行ずつしか書かなかったのですが、後で見返していくとこの授業が私にとってどのくらい重要で意味のあるものなのかぼんやりしていたので、結果的に授業を選び直して書きました。大体300字くらいずつ。

自分の中では完成度が高いと思っても、翌日見たら自分でも何を書いているかわからなかったり、しっかりとした理由ではなかったり、ということばかりで、出願する直前まで本当にこの内容でいいのか悩んでいました。

出願してから、約1、2週間で受験票が届きます。そのまた1、2週間後に1次試験の合格者が発表されるのですが、


番号がありました!!


1年間、本当にずっと行きたかったので、大学に受かったのと同じくらい嬉しかったです。

そのあとすっかり安心してしまい、直前まで何もしないで過ごしていました....
次は面接について話したいと思います!


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