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心をかるく、してくれる。「セルフ・コンパッション」

セルフ・コンパッションという言葉をご存知でしょうか。

わたしはツイッターでよくハッシュタグにしてこの言葉を用いているんですけれど、まだきちんとご説明できたことがなかったなあと思い、拙いながらも筆を執りました。

この考え方に出会って、わたしの心、そして人生はぐんと楽になりました。

ストレスを感じる機会が少なくなり、例えストレスを感じてもそれを無理なく受け入れ、立ち直り、再び行動する(やる気が出てくる)までの時間が短くなったように感じます。

この考え方を是非みなさんにも知ってもらいたくて、これから少しずつ発信をしていきたいと考えています。

お伝えことがたくさんあるのですがこれから追々書いていくとして、今回はあまり長くならないよう、短めに概要をご紹介します。

ざっくり言うと、セルフコンパッションとは
自分自身に対し思いやりを持って接して、
あるがままの自分を受け入れていこう
そういう態度のことをいいます。

セルフ、は自分自身
コンパッション、は思いやり、とか、慈しみ という意味です。

セルフコンパッションを実践していくことで自己肯定感が高まり、
失敗への恐れが小さくなって、先延ばし癖が直ったり、傷ついた状態から立ち直る力がつくと言われています。

しなやかに強く、なれたらいいですよね!

じゃあどうやって実践していくのかなんですが、ポイントがあります。
①自分への思いやり
②共通の人間性
③マインドフルネス

この3つになります。

例えば仕事で失敗してしまったとき。こんな風に感じたりしませんか。

ああ、また失敗してしまった…皆に迷惑をかけた。どんな風に思われただろう、失敗したことが恥ずかしい。自分はなんてダメなんだろう。情けない。

かなりストレスフルな状況ですよね。
セルフコンパッションの3つのポイントを踏まえるとこんな風に対処することができます。

①自分への思いやりを持って、自分に接します。「自分の親友を慰めるような感覚」で自分を労わります。

「今回はちょっと、失敗しちゃったね。でもきっとまたチャンスはある。ミスを取り返せるように頑張っていこう。落ち込まなくていいよ。」

例えばこんな風な言葉をかけてあげます。
決して批判はしません。自分の親友に「君はダメだ」とか「情けない」とか言わないですよね。

自己批判をせず、優しい言葉をかけてあげる。これだけで、ふっと心が楽になります。

②共通の人間性を思い出すことも有効です。

共通の人間性とは、人は誰しも同じような悩み苦しみを味わいながら生きている、という逆境への肯定的な認識の仕方です。

ミスをしない人は、この世の中に存在するでしょうか。きっといません。

人は皆、失敗したり躓いたりしながら学習し、前に進んでいきます。
ミスをすることは、人間である証拠であり、誰しも経験したことがあるはずなのです。

ミスは誰にでもあること。
一時のミスを過剰に悔やむ必要はない、と気付くことができます。

③マインドフルネスを使って、
この状況で感じる痛みや悲しみの「感情」を客観的に捉えます。

深呼吸をして、一旦落ち着きます。
そしていま、自分に起こっている感情をありのままに感じます。

わたしはいま、仕事のミスで辛い思いを抱えている。痛みも感じている。苦しい感情が沸き起こっている。

感情を感じている自分の存在を認識し、自分=感情ではないのだと、まずは気付きます。これがすごく大切。

感情を客観視することができたら、じゃあ、これからこの感情に陥らなくて済む方法を考えよう。と前向きに考えることができます。

慣れないうちはしばらく感情も引き摺ります。
でも、大丈夫です。感情は感じきったら消えていきます。

辛いですが信じて、存分に感じきりましょう。


簡単にですが、心を軽くする「セルフコンパッション」の考え方についてご紹介させていただきました。

人生の様々な場面で応用が利くと感じているので、テーマを変えながら記事を書いていきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


参考文献


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