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グッバイ、リチャード!(2018)

破天荒なジョニー・デップが楽しい!
小粋で愛すべき人生賛歌

ジョニー・デップが久々にインデペンデント映画の主演を務めました。

逃れられない死を前に、自分らしく生きようとするリチャードの爽快な生き様がユーモアたっぷりに描かれています。

デップがさすがの存在感で小粒ですが、滋味深い作品に仕上がっています。

【ストーリー】
ある日突然、余命180日と宣告された大学教授リチャード(ジョニー・デップ)の人生は一変します。この重大事を家族に告白しようとした矢先、一人娘クレア(ゾーイ・ドゥイッチ)がゲイをカミングアウト、妻ヴェロニカ(ローズマリー・デウィット)は「不倫している」と言い放ちます。まさに青天の霹靂な状況に、リチャードは決意します。残された人生を自分のために謳歌しよう!と。

その後、リチャードはやる気のない学生たちを追い払い、妻と不倫する自分の上司に悪態をつき、授業中に酒やマリファナを楽しみ、学生たちとほのかな情愛を交わし……。自分の思いのままに破天荒な言動を繰り返し、周囲を翻弄するリチャードの姿は “ちょい悪”デップの真骨頂です!

しかし、リチャードの突飛な言動には、やる気のある学生たちにはやりがいのある授業を行い、恋に悩む娘の背中を押し、リチャードを心から心配する親友の同僚ピーター(ダニー・ヒューストン)を励ますなど、他者への思いやりが感じられます。

命の限界を突き付けられたリチャードが伝えるのは、悔いなく生きることの難しさと素晴らしさ

理不尽なことばかりの世の中で、人生を後悔しないために自分らしく生きる勇気が湧いてきます!
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